フランス菓子の一つで、フランスでは「chou a la creme」(シュ・ア・ラ・クレム)と呼ばれる。原意は「クリーム入りのキャベツ」。生地を中空になるように焼き上げ、その中にカスタードクリーム等を詰めて作られる菓子。上にチョコレートソースをかけると「エクレア」となる。
いわゆる洋菓子店では定番の販売品目であり、コージーコーナーや洋菓子のヒロタなどのシュークリームが有名。またシュークリーム専門店としてビアード・パパ等の名を挙げる者も多い。もちろん家庭でも作る事ができる。ニコニコ動画においても「作ってみた」系動画が多い。
フランスでは16~17世紀には誕生していたようであるが発祥には諸説ある。日本には幕末に横浜で洋菓子店を開いていたサミュエル・ピエールによって伝えられたと考えられている。その後明治7年には開新堂と風月堂で販売されていたようであるがはっきりしていない。
シュークリーム(chou cream)はフランス語の「シュ(chou)」と英語の「クリーム(cream)」を会わせた造語であり、遅くとも明治37年にはこの名前で広まっていたようである。なお、英語圏でシュークリームというと理解されないか、シューが「靴(shoe)」と解釈されて靴墨が出てくる可能性があるといわれている。ちなみに英語で靴墨は「shoe polish」や「boot polish」という。
英語圏では「cream puff」(クリームパフ)と呼ぶのが一般的で、イギリスでは「profiterole」(プロフィトロール)とも言うが、これはフランス語で「心付け」の意であり、フランスでは小型のシュークリームのことを指す。
シュークリーム分という言葉がある。これは栄養素として認識される成分であり、主に思考能力を要求される思春期前後に多く必要とされる成分である。シュークリーム分は主に高度な思考を行うとき、または精神的ストレス下に置かれるにより消費される。
シュークリーム分の欠乏により次の症状が現れると予測されている:注意力散漫・思考能力低下・意志薄弱。欠乏が進むと意識消失・狂乱様精神状態を呈し、糖分を求めて徘徊することもある。
治療には糖分の投与が必要であり、カスタードクリームを含む洋菓子が最も効果が高いとされる。しかしシュークリーム以外の菓子では潜在的病質を取り除くことが難しいため、シュークリームの投与が好ましい。
しかし、原因となる高度な思考や精神的ストレスの内容によっては再発を招く恐れがあるため、右記状況からの解放を以って寛解とするのが一般的な見解である。
実際、糖分は脳機能を活性化させるため、シュークリーム分の欲求はあながち間違いでもない。
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最終更新:2024/11/01(金) 08:00
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