中村恭平とは (ナカムラキョウヘイとは) [単語記事]

中村恭平（なかむらきょうへい、1989年 3月22日-）とは、福岡県出身のプロ野球選手（投手）である。

概要

生まれは福岡だが、小学校の時に横浜へ転校。緑東リトル時代には全国大会にも出場している。
高校は神奈川ではなく、島根県の立正大淞南に進学。1年時からベンチ入りするも、県大会8強止まりで甲子園出場経験はなかった。

大学は、岩手県の富士大学に進学。全国デビューとなった3年春の大学選手権でリリーフ登板すると、最速149km/hを記録した。
東北王座決定戦、東北福祉大戦では153km/hを記録。

トヨタ自動車に内定を貰っていたが、同社とは「ドラフト 2位以上ならプロ、3位以下なら社会人」と約束をしていた。そんな中、2010年ドラフト会議で広島東洋カープに2位指名された。

細身ながら、長身から投げおろす150km/hを超える直球が魅力とされ、ローテーション左腕と期待され入団。背番号は高橋建が引退したことで空いた22。

2011年は開幕一軍はならなかったが、6月26日の中日ドラゴンズ戦（マツダスタジアム）でプロ初先発初登板を果たし、5回を無失点に抑える好投を見せた。しかし、7月3日の東京ヤクルトスワローズ戦（マツダスタジアム）では、2回で5失点と打ち込まれるなど、ルーキーイヤーは3試合の登板に終わった。

2012年、中継ぎとして自己最多の8試合に登板。ロングリリーフもこなしたが、一軍定着はならなかった。

2013年は先発ローテーション入りし、4月28日の中日ドラゴンズ戦でプロ入り初勝利を挙げた。

2017年は結婚したが、一軍登板なしに終わった。オフに背番号を64に変更した。

2018年は2年ぶりに登板したが、8試合の登板で1敗、12失点、防御率7.53と乱調だった。

2019年は中継ぎとして登板を積み重ね、6月9日の福岡ソフトバンクホークス戦ではプロ入り後最速の155km/hを計測した。自己最多の43試合に登板し、12ホールドを挙げた。

2020年はキャンプ中に右腹直筋を痛めて離脱。7月に昇格したが即抹消され、復帰は9月下旬になった。それ以降は13試合連続無失点に抑え防御率0.96をマークしたが、14試合の登板に留まった。

2021年は一軍登板がないまま戦力外通告を受けた。