桐生キキョウ 単語

12件

キリュウキキョウ

7.0千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

桐生キキョウとは、スマホゲームブルーアーカイブ』の登場人物である。CV:小松未可子

概要

これは私が手がけた作戦だから……先頭に立つよ

2023年11月8日に配信されたメインストーリー『Vol.5 百花繚乱編』の第1章「いつかの芽吹きを待ち侘びて(前編)」で初登場。戦闘グラが用意されていたものの当初はNPCとしての登場だった。後の11月19日実装声優が発表され、抽選で1名に声優サインが当たる声優発表キャンペーンが行われた。そして11月22日の後編配信とともに実装された。レアリティ3、STRIKERクラス:サポーター、攻撃タイプ:振動、防御タイプ:重装甲武器種:SR(スナイパーライフル)。

一人称は「私」。ボブカット猫目を模したヘイロー猫耳、二つに分かれた尻尾など、妖怪猫又の要素を色濃く感じさせる。百鬼夜行連合学院の2年生で、選りすぐりエリートのみが所属出来る百花繚乱紛争調停委員会作戦参謀を務める、どこか冷ややかな女性不破レンゲとは幼馴染の関係。熱血レンゲとは対照的に現実を直視し、落ち着いた口調でオブラートに包まない物言いをする氷の如き生徒趣味なのか両手であやとりをしている。決してヨーヨーではない。冷淡と受け取られがちだが仲間を想う気持ちもちゃんと持ち合わせる。趣味あやとり、兵法書を読む事、日光浴。エピソードでは手料理を作れる事が判明した。

百花繚乱とは戦乱の世と化していた百鬼夜行を統一するため大預言者クズノハが設立した紛争調停のための組織で、伝統と歴史ある委員会として現在まで続いている。委員会同士の紛争の調停、見回りと不良生徒の取り締まり、人助けなど活動内容は多岐に渡り、陰陽部でもい知れない独自の情報ネットワークを持つなど言わば百鬼夜行治安組織。時であっても射撃訓練や兵法書を使った座学を行って日々の鍛錬を怠らないため、生徒や住民からとても頼りにされている。ちなみに拠点の調停室は百花繚乱が設立された時から使っている年季の入ったもの。床や天井がよく抜け、建付けが悪いのかドアがあってもが入ってくるなど屋状態であり、破損する度にキキョウら委員が自で修復している。

荒事に対応するためか百花繚乱は実によって序列が決まる能力主義であり、地位に就く者の実に疑問がある場合は立会人を立てる事で「継承戦」を挑め、勝利すれば下上が可。競争しい委員会内においてキキョウは作戦参謀を務める幹部格で、作戦の立案、予定の組み立て、外部との交渉といった内部業務を担当。副委員長御稜ナグサから「優秀」と認められるほどの働きを見せており、「いつかの芽吹きを待ち侘びて」ではキキョウをアヤメの後任に名している。得物の百花繚乱の制式ライフル作戦参謀の立場上あまりを使う事はいが、ひとたび戦えばチンピラやスケバン程度は論、後輩勘解由小路ユカリさえも軽く倒せる程の実を発揮。キキョウは文武両の秀才なのである。当時中学生だったユカリ百花繚乱の面々とともにスケバンから救った過去があり、それがきっかけでユカリ百花繚乱に入り彼女から慕われている。

固有武器は「百花繚乱制式ライフル-の知恵」。深い青色に染まったキキョウ用の狙撃銃である。モチーフとなったのは、第一次世界大戦から大東亜戦争終結まで使用された大日本帝國陸軍の三十八式歩兵

加入時の演出では法規的機関シャーレと友好関係を続けるために先生仕事を手伝い、その見返りに百花繚乱仕事を手伝って貰うという、ビジネスライクな関係であった。エピソードでも最初は「生徒が困っているのなら助けるのが当然」という先生理念を理解出来ず、シャーレに借りを作りたくないとして百花繚乱の内情に関わる問題は全て自分たちで解決しようと考えたり、調停室の天井や床を修理して貰った時は返礼として手料理を振る舞ったり、後日シャーレを訪れて仕事を手伝う事でビジネスライクを維持しようとしていた。だが先生実な言動で借りは返せず、むしろ増えていくばかりだった。ある日、務で体調を崩した所を先生に看病された事で遂に心を開く。先生にオススメの本を紹介したり、ナグサがいなくなった時のトラウマからか常にが届く場所にいて欲しいと懇願するなど、ビジネスライクをかなぐり捨てて一気に距離が近くなっていった。先生しくなる過程を丁寧に描いたエピソードは必見。

2024年1月21日に行われた『ブルアカふぇす! ~3きゅーべりーまっち、先生♪~』の「数字から見るブルーアーカイブ!」にてメモリアルロビー設定ランキングが発表され、キキョウは第7位にランクインした。これは実装から僅か2ヶしか経過していないにも関わらずヒマリアルといった強を押さえてランクインしたという事。キキョウの人気の高さがえる。それから1ヶ後の2月21日バレンタインストーリーが期間限定で実装AUTOの場合、大半の生徒が2~3分程度で読み終わるのに対し、キキョウは7分もかかるという大ボリュームだった。

性能

百鬼夜行連合学院所属、百花繚乱紛争調停委員会作戦参謀。

常識論理理性を重んじる少女作戦参謀として勝利を重視するが、それ以上に大切にするのは味方の安全である。冷酷のようでいて優しい少女

振動タイプSTRIKER作戦参謀だけあってコスト減少、複数の味方に振動特攻付与、防御デバフと搦め手を多く使用出来る、振動タイプではしい支援。ただ参謀故に耐久値の低さが無視出来ないので解放を上げて補う必要がある。

  • EXスキル:機妙算の一手(コスト5)
    十字範囲内の敵を四方から撃して防御を一定時間減少させ、更に攻撃分のダメージを与える。十字と言っても想像以上に攻撃範囲が広く、また水着ホシノより広い範囲を持つため多くの敵を巻き込みやすい強みがあり、広範囲に防御デバフを撒ける。後に来るであろう弾装甲の防御演習や手数の多さから防御が高い敵にも有効。水着ハナコ体操ハルナEXスキル以外で防御デバフをかけるので共存可。二人を一緒のパーティーに組み込むと効果の増大が見込める。ただしカスミは同じEXスキルで防御デバフを発動するため共存不可。
     
  • ノーマルスキル:敵を知り己を知ればうからず
    35ごとに自身を除く円形範囲内の味方に対して振動特攻を付与。効果を受けた味方が多いほど効果量が増え、最大で1.2倍になる。範囲もかなり広めなので移動中でもない限りは巻き込みやすい。
     
  • パッシブスキル:作戦参謀としての素養
    攻撃を〇増加。固有武器2に強化すると弱体状態持続を1900増加、更に攻撃を26.6%増加させる。
     
  • サブスキル:風林火山の計略
    30ごとに攻撃を増加させ、更に「風林火山」を付与。最大数である3個まで貯まった状態でEXスキルを使用すると「風林火山」を全て消費して自身を除く味方のEXスキルコストを減少。コスト減少的で使用する場合、1分30ごとに発動する事になる。発動キーが自分の好きなタイミングで使えるEXスキルなので使いやすい。ただし、1回の発動に1分30もかかる事から制限時間が3分以内だと実質1回しか使用出来ないのが難点(3分以上であれば2回発動が見込める)。すぐ終わる戦闘や短期決戦の場合は使う機会がいと言える。

作中の活躍

いつかの芽吹きを待ち侘びて

本編開始の10ヶ前、何らかの事情でアヤメ委員長百花繚乱を離れる決断を下した時、キキョウとレンゲはその覚悟を受け入れた。どうやら「いつアヤメがいなくなってもおかしくない」、という懸念は委員全員が抱いていた事らしい。本来であれば副委員長ナグサがアヤメの後を継いで委員長に就任するはずなのだが、そのナグサもアヤメを探しに行く名で姿を消してしまい、取り残される形となった2人はナグサの出奔に一番憤慨したという。委員長と副委員長トップを一挙に失った百花繚乱は機不全に陥って活動停止。陰陽部から「廃部は時間の問題」と評された。

そんな中で迎えた色彩の襲来(最終章)。百鬼夜行にも色彩兵が現れ、キキョウ、レンゲユカリたちが事態収拾のため駆け回った。しかし先生率いるシャーレプレナパテス決戦勝利した事で百鬼夜行は落ち着きを取り戻し、もはや百花繚乱しでもやっていける事が明されてしまう。そこへ追い討ちと言わんばかりに行方不明中のナグサが委員長を返却しようとした情報が入り、「私たちは見捨てられた」と存在意義を失ったキキョウは解散を発布、廃部を待たずに自らの手で百花繚乱歴史に幕を下ろそうとした。

それでもまだ未練が残っているのか、解散発布後も百花繚乱の調停室に留まって「百鬼夜行燈籠祭」の準備を進めるお祭り運営委員会の河和シズコと協議を行っていた。そんな中、百花繚乱を立て直すべくナグサを倒して委員長になろうとする勘解由小路ユカリが調停室に来訪。継承戦の立会人になって欲しいとキキョウに申し入れる。ユカリの事だから解散を出したらっすぐ自分の所に飛んで来ると読んでいたものの、まさか継承戦を持ち出してくるとは思っていなかったようで、彼女予想外行動に驚嘆させられる。言いたい事を理解した上でキキョウは断った。「あんた、自惚れすぎじゃない?」とひどく冷たい口調で。そしてナグサが委員長を返却しに来た事をユカリに伝え、「私たちを見捨てたあの人(ナグサ)を、もう百花繚乱だと思わない方がいい」と言い放つ。動揺しつつも自身の意見を貫き通すユカリを見て、

なら、仮にあんたが望む通り継承戦を行うとして――
ナグ先輩を倒して、委員長の座を引き継ぐ。その考え自体は立だと思うよ
ただ、何か忘れてるんじゃない?
あんたが――ナグ先輩に勝てるとでも?

と、キキョウは氷のように冷たい言葉を連射、ユカリの情熱の炎は火勢を弱めた。それでも食い下がるユカリを見て、キキョウは実明するための模擬戦を提案。百花繚乱ではの優劣で序列が決まるというのが習わしである。「委員長の座」ではなく「作戦参謀の座」を賭けた継承戦において、キキョウはユカリきに叩きのめす。その凄惨な様相は思わずシズコが止めに入るほどだった。「分かったよね、これが現実だよ」「ナグ先輩と継承戦をしたところで、あんたじゃ勝てない」「あんたのわがままは所詮、夢物語。最初から独りよがりのままごとだったってこと」と氷の弾が、今度は体ではなくユカリの心を貫く。傷心のユカリが走り去った後、キキョウは先生に胸の内を打ち明けた。ナグサがを返却しようとした時点で百花繚乱は壊れてしまった。よりもナグサに憧れていたユカリがこれ以上傷付く前に勘解由小路という本来いるべき場所へ帰し、残るのは帰る場所すらい自分一人だけで十分とる。あの冷淡な対応は言わば優しさの裏返しだった訳である。

しかしユカリと寄り添って彼女の気持ちを知っていた先生は、ユカリの居場所を決められるのはユカリだけだとキキョウを諭し、シズコもそれに同調する。加えてキキョウの優しさはかえって互いに傷付けるとも。ユカリを探しに行く先生シズコと別れたキキョウは調停室へ戻り、レンゲと連絡を取るのだった。


燈籠祭の始まりが前に迫ったキキョウはレンゲユカリが継承戦を挑んできた事を伝えた。百花繚乱としての業務連絡みたいなものだったが、「もう、百花繚乱なんかに興味ないからさ」と言い放つレンゲの言葉を受け、「……うん、私もそう思ってたから、いいよ。これでこの話は終わり。アンタの好きにしたらいい、レンゲ」と答え、通信を切る。それから間もなく祭りの始まりを告げる花火夜空に打ち上がり――それを合図に、百鬼夜行現在の形態を認めない花鳥風月部の箭吹(やぶき)シュロ行動を起こす。突如として商店や町中で爆発が連続して発生。並みが火のと化すと同時にい唐のような化け物が現れて百鬼夜行恐怖のどん底へと叩き落とされた。

そんな中、一人調停室に戻っていたキキョウは一丁を手に、突然ナグサが調停室を訪れた時の事を回顧していた。失踪していた彼女が戻ってきたあの日。キキョウは驚愕しつつも静を装ってナグサに百花繚乱へ戻るよう要請するが、返答代わりに渡されたのは委員長である』だった。「キキョウ、あなたは優秀。百花繚乱作戦参謀として、みんながあなたを頼りにしている」「私よりも……あなたの方が、百花繚乱委員長に相応しい」と評するナグサはキキョウに預ける。実質委員長の座を譲られた格好だがキキョウは納得がいかない様子だった。先生に言われた「キキョウの優しさはかえって互いに傷付ける」という言葉が胸に去来する。自分は間違っていたのではと思い始めた時、異常に気付く。

建物という建物が火の手を挙げる並み。朱色に染まった町中でシュロと対峙する先生ナグサ、レンゲ修行部の面々を発見した時、シュロが怪書のを使用。今までナグサが隠していた本心を暴く過去の情再生された。ナグサはアヤメの隣にいたいがために優等生を演じてきた。委員長への就任を固辞したのも自分はアヤメじゃないから。自分ではアヤメの代わりになれないから。その事を知られたくなくて百花繚乱から逃げ出した。キキョウやレンゲの気持ちを全く考えないまま。アヤメアヤメフリー素材の如く彼女の名を言い訳に使う醜い本心を抱える、それがナグサの正体であった。この事を知ったキキョウとレンゲナグサに憎悪を表す。しかし先生示でツバキがシュロを撃した事で険悪な雰囲気を除去。治安の維持という百花繚乱本来の任務を思い出したキキョウもシュロを撃する。だが弾は幽霊のように体をすり抜けてシュロにダメージを与えられない。そしてシュロは次の手を打つ。シュロは意図的に流した「うわさ」によってユカリレンゲキキョウの行動を操作し、互いに最善の行動を取ろうとした結果、ユカリが追い詰められるように仕向けていた事を明かしたのである。心を打ちのめされたユカリを新たな物語に仕立て上げるのがシュロの的だった。

逃げたシュロを追おうとするも、物語から生み出した巨大な異形ロカゲに阻まれて追撃もままならない。ユカリに脅威が迫る中でもキキョウは冷静沈着だった。救出よりも先にナグサから情報を聞き出す事を優先し、花鳥風月部は怪書「稲生物怪録」と呼ばれる本を利用して自分たちの流のために新たな怪談物語」を生み出そうとしている事、大原にて花鳥風月部長コクリコアヤメ黄昏に誘拐した事、ナグサはそれを止められずただ見ているしか出来なかった事が明かされる。直後、シュロがお祭り運営委員会が用意していた機器を奪取し、自治区内やネット上にユカリの憎悪を代弁して百鬼夜行を燃やし尽くすと喧伝。今ユカリを助けられるのは『』を扱える委員長資格を持ったナグサだけ。この局面になってもアヤメを理由にウジウジするナグサにキキョウは――怒りをぶつけるのではなく、懺悔であった。「私、ユカリに酷いこと言った」「あんたには帰る場所があるからって。百花繚乱ごっこは要らないでしょって」「そんなの思ったことなかったのに……ユカリのためって、自分を騙して……一方的に突き放したの」「それが……あの子をあんなにしてしまった」と心情を吐露。勝手に出て行った事は未だ許せないとしながらも、ユカリを助けられるのはナグサしかいないとして救出を哀願。レンゲ先生からも添えを乞われ、ついにナグサが覚悟を決めた。そこへ唐化け物が襲撃、先生ナグサの血路を開くためキキョウはレンゲ修行部の面々とともに迎撃するのだった。

敵を掃討した後、お祭り会場にて事立ち直ったユカリと合流。「……花鳥風月部の、箭吹シュロ」「百花繚乱作戦参謀として忠告するよ……大人しく降参して」と投降を呼びかけるも、ユカリの感情から生み出された貌の形代をけしかけてきたため、キキョウ、ユカリレンゲ一致団結して交戦・撃破する。そしてナグサが振るう『』によってシュロにもダメージが入り形勢は逆転。進退窮まったシュロは唐化け物を呼び出したもののレンゲに一掃され、慌てて逃げた先にはシュロの思考を読んだキキョウが待ちせており、撃で床にを開けられて転落。切り札だった貌の形代も撃破されて打つ手がくなったシュロは退却。百鬼夜行を襲った未曾有の脅威は、百花繚乱先生の活躍で見事撃退されたのだった。

百花繚乱廃部はひとまず「保留」となった。何とか解散は撤回されたものの、委員の脱退が相次いだ事で今度は存続の危機に陥っており、先行きの不安から保留扱いとなったようだ。しかしナグサが百花繚乱に復帰した事で、ユカリめていた日常が戻った。立て直しには時間が掛かるが廃部危機から脱するのはそう遠くないだろう。

関連静画

関連項目

この記事を編集する
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/06/03(月) 09:00

ほめられた記事

最終更新:2024/06/03(月) 09:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP