NSAとは、略称を表すことに使われる英単語、TLAの一種である。
ここでは、国家安全保障局を意味するアメリカの機関について説明する。
No Such Agency (そんな機関はない)
NSAとは、情報通信や諜報活動を扱う、アメリカの主要機関の一つである。
組織の存在が長いあいだ秘密にされていた事から、実はけっこう不明な部分も多い。
公式では海外情報通信の収集と分析を主任務としている(あくまで公式によるプレス)。日々、膨大な量の暗号解読、および情報通信の収集を行っている。また、政府の情報通信システムを、(他国の情報機関、敵意を持つ勢力、犯罪者など)敵の手から防御することも任務の一つに入る。
CIAがスパイなど人間を使った諜報活動を行うのに対し、NSAは電子機器を使った情報収集を行う。つまり、CIAが人間相手、NSAが情報通信相手という棲み分けがなされているが、その性質上、高度な機密を扱うため、組織の活動内容や予算についてはあまり追求されていない部分も多い。規模・予算ではCIAを3倍以上も上回るといわれている。
設立された頃はそもそも存在そのものがなかった事にされていた。そのため「Never Say Anything(何も喋るな)」、「No Such Agency(そんな機関は存在しない)」の略だと皮肉られる事もある。
NSAの暗号やセキュリティ技術に関してはその研究内容は秘密にされることが多いが、いくつかは広く一般に使われている。しかし、NSAが関わった暗号・セキュリティ技術については、バックドア(開発者がプログラムに仕込む"裏口"のシステム)の存在が疑われており、NSAが暗号やセキュリティ技術を一般に使わせているのは、その気になればいつでも解除できる仕組みが用意されているからだという疑念がある。
また、米国内におけるセキュリティ事情についても、政治、経済など色んな面で介入やストップがかかるなど、NSAが深く関与している影響が見受けられる。
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最終更新:2024/09/21(土) 09:00
最終更新:2024/09/21(土) 08:00
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