外山恒一政見放送(2007年東京都知事選) 動画

5.8千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

「そりゃ、万が一当選しちゃったら、それはそれでマジメにやりますよ」-外山恒一

外山恒一東京都知事選に立補し、そのとき放送された政見放送

演説全文

「立補の的は、選挙を通じて諸君に政府転覆を呼びかけるためだ。詳しくは掲示板ポスターを見よ。少しでも共感できる者は、まず私に会いにきてほしい。選挙期間中は毎晩8時、高円寺駅南口で待っている。中高生などの非有権者や、非東京在住者も歓迎する。政府転覆の作戦会議を始めよう」- 所属 外山恒一 2007年東京都知事選選挙報より

ナレーション

東京都知事補 所属 外山恒一 36歳

管理教育運動を出発点に、異端的極左活動家となり、

今時、政治犯として2年投され、現在にいたるも、反体制知識人。

では、続いて外山恒一さんの政見放送です。

演説

有権者諸君!私が外山恒一である。

諸君!このは最悪だ。政治改革だとか何とか改革だとか、私はそんなことには一切興味がない!あれこれ改革して問題が解決するような、もはやそんな甘っちょろい段階にはない!こんなはもう見捨てるしかないんだ。こんなはもう滅ぼせ!

私には建設的な提案なんか一つもない。今はただ、スクラップ&スクラップ、全てをぶち壊すことだ!

諸君!私は諸君を軽蔑している。このくだらないを!そのシステムを!支えて来たのは諸君に他ならないからだ。

正確に言えば、諸君の中の多数は、私の敵だ!

私は、諸君の中の少数に呼びかけている。少数の諸君!今こそ団結し、立ち上がらなければならない。ら多数やりたい放題だ。々少数がいよいよもって生きにくい世の中が作られようとしている。

少数の諸君。選挙で何かが変わると思ったら大間違いだ!しょせん選挙なんか多数お祭りに過ぎない。々少数にとって選挙ほどばかばかしいものはない。多数決で決めれば、多数が勝つに決まってるじゃないか!

じゃあどうして立補しているのか。その話は、長くなるから、掲示板のポスターexitを見てくれ。ポスターは二種類あるからどちらも見逃さないように。

私は、このの、少数に対する迫にもう慢ならない。少数の諸君!多数を説得することなどできない!ら多数々少数を傾けることはない!ら多数が支配する、こんなくだらないは、もはや滅ぼす以外にない!

改革なんていくらやったって駄だ!!今進められている様々の改革は、どうせ全部すべてら多数のための改革じゃないか。々少数は、そんなものに期待しないし、もちろん協もしない!

々少数はもうこんなに何も望まない。々少数に残された選択肢はただ一つ。こんなはもう滅ぼすことだ!ぶっちゃけていえば、もはや政府転覆しかない!!

少数の諸君!これを機会に、政府転覆の恐ろしい陰謀を、共に進めていこうではないか。ポスターに連絡先が書いてあるから、選挙期間中でも、終わってからでもかまわない。私に一本電話をいれてくれ。論、選挙権のない未成年の諸君や、東京都以外の諸君でも構わない。々少数には、選挙なんか元々全然関係ないんだから。

最後に一応言っておく。私が当選したら、らはビビる!私もビビる・・・。

外山恒一悪意の一票を!外山恒一ヤケパチの一票を!じゃなきゃ投票なんか行くな!どうせ選挙じゃ何も変わらないんだよ!!

ナレーション

所属 外山恒一さんの政見放送でした。

ポスター全文

政府転覆

日本政府テロに屈しろ!!

ただフザケテイルと思われるのもシャクなので
たまにはマジメなことも書いておくか

現在は戦時下にある、というのが私の基本的認識です。これは、何かレトリックとして言うのではありません。
また、「2001年同時多発テロ以来の、アメリカのいわゆる『対テロ戦争』に、は巻き込まれ、事実上参加しているに等しい」などとっているのでもありません。私の認識は、そんな寝ぼけた左翼のようなものとは違います
いま起きている戦争は、アメリカイラク(やアフガン)の戦争ではないことはもちろん、アメリカテロリスト戦争でもないのです。では、いったい何が起きているのか?
本当は内戦が起きているのです。

これは、私の独自の見解ではなく、欧の一部の哲学者たちの見解に私も賛同しているだけですが、彼らの文章はコムズカシくて一般の人にはとても読めたものではありませんから、私なりにかみくだいて説明すると、現在おこなわれている戦争は、かつてのような国家国家戦争ではなく、国家の内側での多数対少数の内戦であるということです。

今回の戦争(内戦)は、最初は「テロ防止」を口実として始められますが、取締る相手は当初の「テロリスト」からどんどん拡大し、最終的には多数に不安を抱かせるような言動をするすべての人間が監視・摘発の対になります。

これは現在世界のあらゆるで程度の差はあれ進んでいる傾向で、実はアメリカの「対テロ戦争」の本質もここにあります(その拠に、内戦の場合には通常、軍隊ではなく警察がその前線役となりますが、米軍は「世界警察」としてふるまっています)。
が突入しているのも、実はこうした内戦です。
の内戦では、それは最初、95年にオウム信者の監視・摘発として始まりましたが、やはりその後、なし崩し的にその対を拡大し、今や、かつては「迷惑」ではあっても「犯罪」ではなかった行為さえもが新規立法によって次々と取り締まられています。

痴情のもつれ(現在では「DV」とか「ストーカー」とか呼ばれます)や、路上での喫煙などはその典ですし、また、私たち大人が作っている社会のひずみが原因であるに決まっている少年犯罪の増加に対し、その原因を反省し改善する努をまったく放棄して、ただ厳罰化で対応しようという方針もその一環です。

社会のこうした潮を、「いかがなものか」と憂えているのは私一人ではないはずです。もしかすると、これを読んでいるあなたも同じ気持ちでいるかもしれません。しかし、残念ながらあなたは、つまり私たちは現在、圧倒的な少数であります。しかも、その問題意識をいいかげんなところでアイマイにせず、よーく突き詰めてみればやがて気づくと思いますが、もはやこの社会の多数にとっては、そんな問題意識を持ってしまう私たちのような存在自体が、何やら不気味で恐ろしい「敵」なのです。

ら(多数)は、私たち(少数)に対して戦争を仕掛けてきているのです。
における(他のでも同じですが)多数と少数の対立は、すでに戦争(内戦)の域にまで達しているのです。

私は、この期に及んで「反戦」を訴えるような非現実的なではありません。ら多数は、不安が高じてヒステリー状態になっていて、もはや説得にを貸さないことが明らかであるからです。この内戦は、私たち少数が一人残らず消えていなくなる(何か口実をもうけて「犯罪者」とされて投されるか、それを恐れて全に沈黙するか)まで終わりませんブッシュも、「永久戦争」だとっています)。

また、私はもともと改憲論者であり、軍備拡大には反対しない立場です。例えば北朝鮮などとはむしろ戦争すべきだと思っています。

私たち少数にとって、現在もっとも憂えるべきは軍隊の拡大ではなく警察の拡大です。従来の寝ぼけた左翼の「反戦」は、ここのところがまったく分かっておりません。

むしろ寝ぼけた左翼は、そのお芸である「単純で分かりやすい正義」を掲げ、警察の拡大を率先して推し進めているようなありさまです(「DV」や「ストーカー」の取締りを要するフェミニストや、路上喫煙の取締りを要する嫌煙論者などがその代表です)。
私は、現在さまざまの不気味犯罪増加の背景には、伝統的な家族共同体や地域共同体の崩壊があると考えています。

治安回復」のためには、ら多数が推進する厳罰化のような対症療法ではダメで(そのような監視社会化は、ますます人々の心にストレスを生み、結局はさらなる犯罪の増加を招きます)、伝統的共同体を再建するり強い努必要です(「市町村合併」などはこれに反する、共同体の破壊行為です)。

このあたり、私の見解はむしろ右翼に近いのですが、残念ながらほとんどの右翼は、考えが浅いのか、「治安回復」には厳罰化を、というら多数ヒステリーに同調しています。

私は、ら多数から「犯罪者予備軍」のように見なされている少数のみなさんに、団結を呼びかけます。
ら多数の勢いは、とどまるところを知りません。先述のとおり、もはや「話し合い」は不可能です。
何度もうように、私は「反戦」ではありません。私たち少数に残されたただ一つの選択は、団結して「応戦」することです。
現段階では、まず団結し、私たち少数の側の隊列をととのえることです。

 今回の私の候補は、何よりも少派のみなさんに、このような形で大々的に団結を呼びかけるための手段です。
 私の見解に「なるほどそのとおりかもしれん」と思う方、まずはじっくり話をしましょう。選挙期間中(3月22~4月8)毎夜8時、高円寺駅南口集合です奴ら多派に反撃していくための、「作戦会議」を始めようではありませんか。もちろん中高生など未成年者や、東京都以外からの参加も大歓迎です。
 何し奴らは圧倒的多派であり、私たちは圧倒的少派ですから、今回の選挙で、私が当選する能性は完全にゼロであると自信(?)を持っています。
むしろ何かの間違いで当選しちゃうと私自身がビビってしまいますが、まあそのようなリスク(?)は覚悟の上での立補です。
しかし少数のみなさん。
私が獲得する票が多ければ多いほど、私ですらビビってしまうのですから、ら多数はなおのこと恐怖ズンドコに突き落とされるのは間違いありません。当選するかしないかは二の次です。たとえ当選しなくても、一票でも私の得票が多ければ、ら多数はそのぶんだけ慌てふためくのです。

私たち少数の存在を、に見える形でら多数の前に突きつけてやることには、これから反撃を開始するにあたって、大きな意味があります。
そもそもら多数のために存在する、私たち少数にとってはバカバカしいかぎりの選挙という制度(多数決で決めれば多数が勝つに決まっています)において、「一票の重み」などもいいとこです。

当選しようが落選しようが、ら多数の支配はこれっぽっちも揺るがないからです。しかし、今回の私のような立補のしかたとなると話は変わってきます。当選しようがしまいが、その一票はら多数を心の底から動揺させる「重み」を持ってしまうのです。ざまあみろであります
どうせ選挙では何も変わらないのです。
選挙ではとりあえずら多数に一泡ふかせておいて、私たち少数は、議会などというクソみたいなもんの外で団結を開始し、ら多数を本格的にギャフンとわせる、政府転覆の恐ろしい陰謀を、着々と進めていこうではありませんか。

オマケ 外山恒一・出生の秘密

古今の例を鑑みるに、カリスマ導者にはやはりそれなりのドラマチックな出生秘話が必要だと痛感し、このたび急遽思いついた伝説によれば、1970年鹿児島県隼人町の襲ので、「造反有理革命無罪」と唱えながら、処女から生まれた。

投票(ゴミ)はとりあえず外山恒一」と落書きして投票(ゴミ箱)へ

Loftグループexit機関紙より

   当暁には何をなさいますか?
 外山「私が当選する能性百パーセントありませんから、その質問無意味です」

   ではな立候補するんですか?

外山現在このには言論の自由がないからです。ちょっとしたビラまきやデモ逮捕、なんて事件がここ数年やたらと増えています。ところが選挙となると、正式に立補しさえすれば、明ウソ誹謗中傷などでないかぎり、どんな過でも可です

具体的にはどのようなを?

 外「政府転覆を呼びかけます。こ国はもうおしまいです。あれこれ改革したっ無駄、もはや改革ではなく革命しかないということです。しょせん選挙で何かが変わると思ったら大間違いだということも呼びかけます。現段階では、もはや革命しかないという真実に気づいた少数の人々が、議会政枠の外で団結するところから始めるしかありません。つまり私は、選挙戦をとおして同志発掘をやるために立補するんです

   の国はおしまいだというのはなぜですか?

外山「私が一番危惧しているのは昨今の警察の拡大です。かつては単に痴情のもつれで片付けられたような言動をDVだのストーカーだのと呼んで取り締まったり、路上喫煙を処罰の対にしたり。は監視カメラだらけだし、息苦しいったらありゃしません」

   しかしマナーを守らない人が増えたし、治安も悪くなってるから仕方ないのでは?

外山「程度問題です。ある程度はやむを得ませんが、現状は行き過ぎです。度をすと監視社会警察国家になるし、実際このはもうそう呼ばれるにふさわしい段階にあります。そして、そうした潮を批判する行為自体がすでに取り締まりの対になりつつあります。さっき言った、ビラまきで逮捕などのケースが増加しているというのもその現れです。批判すら許さない政府は、革命によって打倒する以外にありません

   実際に同志が集まったら何をやりますか?

外山「私は投票日の翌日には九州に帰ります。革命をやるんなら、権の中枢である首都東京で正面衝突をもくろむのは愚の頂です。今回発掘する同志諸君にも一緒に九州に来てもらいます。十年もすれば、九州日本革命の一大拠点となっていることでしょう」

   ではやはりあくまでも同志獲得のための政治宣が目的で、選挙結果には関心がない?

外山「いえ。落選は前提ですが、私が掲げる政府転覆というスローガンに、どれくらいの人が反応するのかには興味があります。逆に言うと、私の得票が多ければ多いほど、政府に心理的打撃を与えることができます。仮にこの首都東京で、数万人が政府転覆を支持、なんて結果になれば、安倍クンたちはもう不安で不安でも眠れなくなるでしょう。当選的とする通常の補と違って、私に投じられる票はつまり死票になることがないのです」

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
幕末志士[単語]

提供: キムおじ

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/10/03(木) 08:00

ほめられた記事

最終更新:2024/10/03(木) 08:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP