玉虫色とは、光の干渉によって起こる金銀から金紫の色調変化をする染色や織色を指す言葉である。
概要
玉虫(ヤマトタマムシ)の翅は、少し見ただけでは緑色に見えるが光を当てる角度によって色彩が変化するという特徴がある。これは玉虫の翅の色素が変化しているわけではなく、特定の波長の光同士が互いに強まったり、弱まったりすることで目に見える色が変化したものである。
なお、虫襖(英名グリーンダック)という暗い青みの緑色を指す言葉もあり、これも玉虫に由来する。そういった意味では虫襖も玉虫色といえる。
文章表現上の玉虫色
見方や解釈によってどのような風にもとれることを表現して、「玉虫色の答申案」、「玉虫色の決着」などと表現する。これは主に政治や政治に関する新聞の用語として使われることが多い。
関連動画
玉虫色がどのような色なのかは実際の玉虫を見てほしい。
関連項目
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