FM-PAC(FM Pana Amusement Cartridge)とは、ホビーパソコンMSXシリーズ向けの周辺機器である。
1988年、Panasonicより発売。同社製SRAMカートリッジ「Pana Amusement Catridge」の上位互換機である。
最大の特徴は、「FM」の名前の通り、FM音源チップ Yamaha YM2413(OPLL) と、これを制御するための拡張BASIC ROMを搭載し、本体に差し込むことでMSXパソコンにFM音源演奏機能を提供することである。
それまでもMSXパソコン向けのFM音源規格としてはYamaha Y8950を使用する「MSX-AUDIO」が存在したが、要求性能の高さなどから高コストであり、普及しているとは言い難い状態であった。その点このFM-PACは標準価格7980円と充分廉価であり、このため急速に普及し、MSXパソコンにおけるデファクトスタンダードとなった。MSX規格には後のMSX2+で「MSX-MUSIC」として標準取込されているが、標準規格に昇格となるのはさらに後年のMSX turboR規格を待つことになる。
なお、MSX規格上は、内蔵OPLLインタフェースの認識コードが「APRLOPLL」であるのに対し、FM PACのOPLLインタフェースは「PAC2OPLL」であるという違いがある。
また、FM PACは(PACとしてのSRAM部分制御のために)内蔵ソフトウェアを装備しており、これはBASICインタプリタ画面から「CALL FMPAC」のコマンドで呼び出すことができるようになっている。
掲示板
1 ななしのよっしん
2019/06/19(水) 12:52:12 ID: WBnbm/UvkK
ちょっと話が違ってくる可能性もあるのでいきなり本文は書き換えない。
MSX対応FM音源の元祖はヤマハのSFG-01。YM2151(OPM)採用。
ただし、ヤマハのMSX(CX5など)のようなサイドスロットのある機種としか
接続出来ず、普及はしなかった。
後に後継機のSFG-05が出た際、他社の本体とも接続出来るアダプタが
発売されたらしい。
2 examina
2019/06/19(水) 20:41:34 ID: vhLElt/JMw
一応MSX規格上の標準はMSX-AUDIOとMSX-MUSICだからな。SFGシリーズのことも知ってはいる(というかSFG-05の実機持ってる)んだが扱い的には「非標準の高性能周辺機器」になるってことで今回は省かせてもらった。
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最終更新:2024/05/04(土) 06:00
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