νガンダム 単語

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ニューガンダム

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RX-93νガンダム

RX-93 νガンダムとは、

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場する地球連邦軍のニュータイプ専用試作モビルスーツ

アムロ・レイ宇宙世紀(U.C.)ガンダムシリーズでの歴史上において最後に搭乗した機体であり、シャア・アズナブルサザビー闘を繰り広げた。

名前の由来は「シャアえる」という意味合いを込めた「Hi-Sガンダム」がボツ案になった際に、仮称であった「NEWガンダム」の「NEW」の部分をギリシャ文字に置き換えたもの。
ちなみにこの名前ボツになったのは、シャアイニシャルはSではなくCであるため。Hi-Sガンダムという機体名はHi-νガンダム及びSガンダムに再利用されている。

概要

RX-93
頭頂孔 22.0m
重量 27.9t(本体) / 63.0t(全備)
出力 2,980kw
推力 97,800kg
搭乗者 アムロ・レイ
装甲 ガンダリウム合金
兵装 頭部バルカン砲×2
XBR-M92
ビーム・ライフル
A・E-BLASH XB-G-51/L
カスタムビームサーベル
ビームサーベル(予備)
H-Baz-92-A・E/Ver.023
ニューハイパーバズーカ
AEV/PFF93 AR
フィン・ファンネル」×6
RX・M-Sh-WR/U-035
ハイブリッドシールド

ネオ・ジオンの総帥シャア・アズナブルが起こした「シャアの反乱」に対抗すべく、ロンド・ベル隊のMS部隊隊長であるアムロ・レイが専用機として自ら設計した機体。

TMSの変形機構や大出力ビームなどグリプス戦役第1次ネオ・ジオン戦役において多く見られた機構・装備は採用されておらず、武装はサイコミュ兵器を除くとビームライフルハイパーバズーカビームサーベルなどといったオーソドックスなものを採用している。

これはアムロMSを純な“歩兵としての”機動兵器であると考えていたためであり、当機はRX-78ガンダムコンセプトを受け継ぐ正当な後継機といえる。

戦乱が長期化した場合に備えて、各パーツ連邦軍規格品を採用し、整備性や運用効率も意識して設計されている。過去開発データをふんだんに取り入れつつも、運動性・追従性を追求したシンプルな構造は機体の軽量化・堅性・内部構造の余裕の確保に寄与し、本来相反する「専用機のハイスペック」と「量産機の信頼性」を両立させている。

ただし、「開発の経緯」にある通り、(シャアの意図だったとはいえ)サイコミュ特性を最大に活かす新機軸の素材である「サイコフレーム」を採用しているため、これまでの機体をより上回る反応速度や性を持つようになっている。これもある意味マグネットコーティングによってシンクロ強化されたガンダムを彷彿とさせる。

アムロ・レイMSパイロットとしての技量も相まって戦略上の兵器として見た場合「究極のガンダム」と言っても過言ではない。

AEV/PFF93 AR フィン・ファンネル

νガンダムの特徴的な武装として挙げられる物は、地球連邦軍のガンダムタイプMSとしては初のフルサイコミュ兵器であるフィン・ファンネルだろう。
従来のファンネルビット(以下ファンネル)とは発想を正反対とし、大化によって火力や稼働時間の大幅な増大を図っている。また、複数のファンネル同士の間に力場を展開する事で、あたかもIフィールドの様なビームバリアる事が可。攻防一体の強力な新ファンネルとなった。

欠点として機体が急ごしらえのため、一度射出したフィン・ファンネルは回収できない(Hi-νガンダムでは再チャージ可になっている)。

開発の経緯

ロンド・ベル隊に配属された直後から、アムロガンダムタイプMSの配備を希望していた。これは設立直後のロンド・ベル隊が十分な戦力を備えておらず、ネオ・ジオン残党に対して遅れを取ることも多かったことに起因している。
当初はZガンダムの配備を要請していたが、ニュータイプガンダムの組み合わせを危険視する地球連邦軍上層部からなかなか許可が下りず、業を煮やしたアムロZガンダムフレームコピーした簡易生産であるRGZ-91リ・ガズィを強引に制作し、配備にこぎつける有様であった。

※そのリ・ガズィも、性的にはネオジオンのニュータイプ専用機と戦うには少々分が悪いと考えられており、後継機の開発が待ち望まれていた。

そんな中、シャアネオ・ジオンを結成し、本格的な行動を起こした事に危機感を覚えた連邦政府タカジョンバウアー議員の後押しによって配備が認められたのが、最新鋭機RX-93 νガンダムである。

機体の組立てはアナハイムエレクトロニクスのフォンブラウン工場にて行われ、僅か3ヶという突貫工事で完成
さらに事態の急変によって納期を10日も繰り上げられたため、配備時は運用テストはおろか調整が不十分な状態であり、一部の武装も未完成だった。特に、制作企業側が組み込んだサイコフレーム新素材であるため、それらのまともなテストもとれないままであり、小説版においてはアムロ自ら不安視するほどであった。

劇中での活躍

この機体を手に入れたアムロネオ・ジオン軍のギュネイの乗るヤクト・ドーガクエスの乗るαアジールなどを圧倒し、シャアサザビー相手にも優位に戦いを推し進め、最終的にサザビーを撃墜している。


その後サイコフレームからのによってアクシズを押し返した後、機体ともどもアムロは消息不明になった。

武装

量産型νガンダム

メカニックデザイン企画M-MSV」に登場。
シャアの反乱」が長期化する可性を考慮し、ジェガン以上の性を持つMSとして設計されたが、戦乱の期終結によって白紙に終わった。オプション(選択式)にフィン・ファンネルインコムが予定されている。

生産数は不明だがインコム装備のテスト中と思われる実機が確認できる事から、計画のみの存在ではいようだ。

→詳細は「量産型νガンダム」を参照。

ガンダムGファースト

機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン」に登場。

量産型νガンダムの設計データを転用したMS。「ジェネレーターを搭載したバック・ウェポンシステムによるνガンダムの拡プラン」において技術検証機として製造された。GFタンクBWモード合体する事で「ガンダムGファーストDX」という形態になり、性が飛躍的に向上してある物の機解放される。

→詳細は「ガンダムGファースト」を参照。

νガンダム ヘビー・ウェポン・システム装備型

CCA-MSV」に登場。略称は「HWS」。
νガンダムに追加装甲と追加武装を取り付けた形態である。言わばフルアーマーガンダムのνガンダム版。

高い機動性はそのままに追加装甲で防御力も向上し、新たな追加武装として、肩部ミサイルランチャーハイパーメガライフルの二つを装備した他、メガ粒子砲を2門備え付けたしたハイ・メガシールドを従来のシールドに重ねて装備している。一説には胸部にIフィールド発生装置の取り付けも予定されていた。

歴代ガンダムにも見られた強化が施されたνガンダムといった趣ではあるが、 HGUC1/144「νガンダムHWS装備」のインストによれば、往年のフルアーマー機体にはない様々な実験的な武装の搭載が計画されていたようであり、肩部ミサイルランチャーのサイコミュ化内部のフルサイコフレーム化プランに挙がっていた。
上述のIフィールド発生装置の搭載も、その計画の一つであった。
これら全ては上のプランのまま立ち消えたとされていたが(シャアの反乱の期終結、専属パイロットアムロ・レイ行方不明になったのも原因か)、研究課題として残存し、後の時代のガンダムに成果として実を結ぶに至った。

なお、この機体にあるハイパーメガライフルに酷似した武装を持ち、 設計思想までも受け継いだ真っ白い機体が、
シャアの反乱後に起きた事件で確認されている。

スーパーロボット大戦シリーズ」においても隠しユニットとして登場する事が多い。

νガンダム ダブル・フィン・ファンネル装備型

初出は旧キット「1/144 νガンダム フィン・ファンネル装備インスト。その後「CCA-MSV」に分類された。

バックパック部分のビームサーベルの格納ラックを取り外し、フィン・ファンネルを装着、ビームサーベルバックパックのサイドに増設。左右に3基ずつフィンファンネルを装着したνガンダム本来の姿と言えるMSである。
因みに、本バリエーションも設定上ではHWSを装着する事が可とされている。

漫画ガンダムReon」ではνガンダムの改良仕様と思われる機体が左右に6基ずつ、計12基装備している。
近年の設定資料模型誌・ゲーム作品などで登場するのはにこちらと同タイプの12基を搭載したパターン紹介されており、こちらの仕様の方が認知度が高い。

Hi-νガンダム

小説機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」および「CCA-MSV」に登場する機体。

→詳細は「Hi-νガンダム」の項を参照。

PX-00531

漫画機動戦士ガンダム ジオンの再」に登場。雑誌掲載時はRX-00531とも記載されていた。

非公式的な存在だがνガンダムの試作機であり、近藤プロトνガンダムと呼べる存在。00531は製造番号で登場した段階ではサイコフレームは搭載されていない。
輸送中にジオン軍の襲撃に遭遇。兵士の独断で戦闘に参加しジオン軍兵士を圧倒する火力を見せる。戦闘クルツ大尉が乗る陸戦サザビーを追い詰めるも、トドメをさす直前にオーバーヒートを起こしてしまい、逆に撃破されている。
連邦ガンダム神話を忘れられず作られたという経緯のためか「時代がつくり出した愚作」と言われている。

この機体が破壊されたせいでνガンダムの開発が遅れる事になった。アムロからすると迷惑な話である。

Gコマンダー

漫画「新MS戦記 機動戦士ガンダム短編集」および「新ジオンの再」に登場。番:RX-92LASMF-92S

地上戦用の巨大な移動台であり、番号が示す通りLASランド・アーマー・システム)の制御にRX-92B(νガンダムの試作機)が使用されている。武装はミサイル、連装メガ粒子砲マシンガンビームキャノンなど。
下半身は巨大なホバーユニット、後部にはコンテナが装備されており、コンテナ部分には大量のミサイルを収納。本来ならコンテナにはMSが入るのだが、漫画内ではミサイルが収納された。多数のMSを格納でき、もはや小規模な「地上用移動要塞」と言っても差し支えない。

マ・クベの鉱山で無双にも近い働きを見せたが爆撃により埋まっていた核が誤爆、核の光の中に消える。
その際、交戦中に懐に入ったギラ・ドーガがGコマンダーに守られる形で生存している。皮にも本機の性が如何に高かったかが伺える。

μガンダム

機体の初出はモデルグラフィックス企画ガンダム・センチネル」。
そこではアナハイムガンダム一覧表に番号:RX-90 サイコフレーム試験機とあるだけで、スペック等も一切不明であった。

1992年ファミリーソフトから発売されたPC9801用ソフト機動戦士ガンダム アドバンスドオペレーション」にも同名の機体が登場している。この機体はロンド・ベル隊のアムロ・レイ自ら設計にあたった最新ガンダムである。
番はYRX-90A(データブックではYRA-90Aだが誤植と思われる)。 基礎試験機であり、現段階ではサイコミュを搭載していない。よって武装もνガンダムと較するとオーソドックスである。性はかなり高いもののアナハイム社のギリシア文字を冠したガンダムの中で、飛び抜けた印いと言える。

AOは近藤和久の漫画である『ジオンの再』の設定をゲーム化した作品であり、「PX-00531」とも何かと類似点が多いのも特徴(機体デザインは異なる)。

シルヴァ・バレト(ファンネル試験型)

ゲーム機動戦士ガンダムUC」および「UC-MSV」に登場するモビルスーツ地球連邦軍が接収したネオジオンのMSドーベン・ウルフを元にAE社が改修した試作機。
本機はフィン・ファンネル試験機として使用された機体であり展開機の付いていない有線タイプフィン・ファンネルを搭載。この機体がνガンダム開発に大きく貢献したとされている。

→詳細は「シルヴァ・バレト」を参照。

RX-93ff νガンダム

2022年4月25日ららぽーと福岡に設置する実物大立像を制作するにおいて、建築法上の問題をクリアすることも兼ねて、それに合わせて新たに設定されたνガンダム。
※先に横浜で展開された稼働するガンダムも、背面に支えを取り付けなければクリアにならなかった。

このνガンダムは監修の元、カラーリングが暗色系のトリコロールになっているなど微細な変更点がある。

特徴的なものは、その建築法の問題となっていたファンネルの変更である。RX-93ffでは単一で大の「ロングレンジフィン・ファンネル」となっており、長ファンネルとしての運用だけでなく、機体に直結した肩接武装、腕部に固定した大ビームサーベルなど多様な運用が可となっている。身部分は上下に広がる可変機構となっており、かろうじてフィンっぽさは残っている。

ららぽーと福岡で展示されている説明においては、アムロが提示したフィン・ファンネルの攻防コンセプトとは別に、AE社側の発案で提示された「ν-2」で検討中のハイパーメガバズーカランチャーを組み込むという、火力方面を重視したものであった。νガンダム本体の仕様もそれに合わせるものとなっており、フィン・ファンネルの全長も延伸、小ジェネレーター2基を搭載できるようになったほか、νガンダム本体とのエネルギーライン直結も可と、大火力攻撃とオールレンジ攻撃の両立を可とした。

設定上、名称はνガンダムだが、ファンの間では略称としてνガンダムffと称することもある。

関連動画

ゲーム作品におけるνガンダム

関連商品

外部リンク

関連項目

AE社製ギリシア文字ガンダム一覧
γガンダム - εガンダム - δガンダム - ζガンダム - ηガンダム - θガンダム - ιガンダム
- σガンダムκガンダム) - λガンダム - μガンダム - νガンダム - ξガンダム

 

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