あたしこのパイ嫌いなのよねとは、魔女の宅急便(宮崎駿監督のアニメ映画)にて、祖母が手間暇かけて作ってくれた「かぼちゃとニシンのパイ」を見て、孫が放った一言である。
「単純に孫の性格が悪い」「祖母は孫思いのように見えて、その好みすら把握せず自分の好きなものを送った」「善意や努力が必ずしも相手を喜ばせる訳ではないという作者の主張」等々、様々な解釈がされている名(?)シーンである。
なお、宮崎監督自身はこのシーンについて、「お届物をするということは、キキのような目に会うことなんです(中略)お金をもらったから、運ばなきゃいけないだけなんです」「ケーキの少女のしゃべり方は気に入っています。あれは嘘じゃないですね。いらないと言っているのに、ニシンとカボチャのパイを送ってくるので、本当にイヤなんですよ。そういう行き違いが世の中にはいっぱいありますよね」と述べている。
ちなみにこの子はトンボの友人でもあり、エンディングのシーンでは、キキと楽しそうに談笑する場面もある。
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最終更新:2025/03/14(金) 04:00
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