こいびとどうしですることぜんぶとは (コイビトドウシデスルコトゼンブとは) [単語記事]

こいびとどうしですることぜんぶとは、アダルトゲームブランドのSiriusが2007年 11月30日に放った鬱ゲーである。

概要

重量感あるおっぱいに定評あるミヤスリサと、いちゃべたに定評ある保住圭のコンビが世に送り出した作品。略称は「こんぶ」。
Siriusの萌えゲ転向からは5作めにあたり、今のところ最後の作品となっている。

恋愛ゲームであるが、ゲーム開始後100 クリック未満でヒロインのハートを射止め、それ以後はずっとカップル状態を維持するという、エロゲーどころか恋愛ゲームと銘打たれた物の中では異端のゲーム構成である。またオンリーヒロイン型でもある。
そのコンセプトは、アリスソフトの作品『あゆみちゃん物語』に類似していると言える。

鬱ゲーと言っても、多重恋愛に陥ってみんなを苦しめることもなければ不治の奇病に冒される展開も存在しない。
ゲーム開始以降、多少の行き違いや障害こそあれ、ずっとラブラブであり続け同棲から結婚に至り周りからも祝福されるという、むしろ鬱の破片も見当たらない代物である。
鬱になるのは、目の前で長々とラブラブ状態を演じられるプレイヤーの側である…。

ただ、無口ゆえにヒロイン側の反応が若干薄いため、その点で物足りなさを感じるユーザーもいる。
普通のエロゲーでその辺の男女がカップルになっていくのを見守るように、でき立てカップルが完熟カップルになっていくのを見守るゲームとも言えるため、その辺りはある程度しょうがないとも言える。

登場人物

主人公を含め男性キャラクターにはボイスが設定されていない。

遠藤陽介（えんどう　ようすけ）: 主人公。性的な意味でがっついているきらいがあるが、明るい好青年。でもゲーム開始から10分そこそこでラブホに誘い込むのはエロ漫画並みだと思う。
園生玖羽（そのお　くう）声：如月葵: ヒロイン。98Jであり、成績も運動神経も優秀だが不器用で家電が扱えない。あと名前が読みづらい。
無口無表情の天然系で、ゲーム前半では一方的に好意をぶつけているだけではと主人公を不安がらせることも。しかし段階を踏んで玖羽側の好意アピールも熱烈になっていく。そのせいでプレイヤーは鬱れるのだが。
世良つかさ（せら　-　）声：金田まひる: 友人。竹を割ったような性格の貧乳娘。残念ながら攻略出来ない。
羽合航路（はわい　こうじ）: 友人その2。日本人なのにハワイの英才教育を受けたせいで一種のハワイアレルギーになっている男。
ミヤス絵による男サブの常として、顔の描き方が適当。
等々力チカ（とどろき　-　）声：桜川未央: 先生。つかさの実家の店子でもある。ちんまくてノリも軽く、およそ教師らしくない。やはり攻略出来ない。