こんなこともあろうかととは、科学者が自らの存在意義を披露する際に使われる定型文であり、科学者なら一度は言ってみたい台詞である。
やばい!地球が大ピンチだ!というアニメにおいては、新兵器が次々と登場するものである。そのような時の定型句がこれ。
科学者や発明家、技術者と言ったキャラクターは、新しい兵器や道具を開発、製作したり、既存の技術に改良を施したりして活躍する事が多い。
発電所、宇宙空間での無人探査機、金融や公共情報システムなど、故障してはいけないミッションクリティカルなシステムや機器を常に稼働させるためには、バックアップや多重化など、必ずと言っていいほど冗長(無駄)化されている。
一般人がコストのことを考えれば、これらの冗長な部分を無駄とバッサリ切り捨てて、最低限のコストと手間で最小限のシステムや機器を作ることを考えがちであるが、いざ故障してしまうと、修理をするまでに時間がかかってしまい、利用者などに大きな損害を与えてしまうのである。
だからこそ、「こんなこともあろうかと」用意できる冗長化が必須となるのである。
しかしそういった作業は一朝一夕で出来るものではない為、いざという時に活躍するためには、前もって入念に準備しておく必要がある。
時には一般人にとっては100%ありえないというような事象でさえも、ほんの僅かな確率があれば対策を講じる必要が出てくる。
科学者や発明家、技術者は、様々な事態に備え、常日頃から準備、対策を「こんなこともあろうか」と行っており、それが発揮されるのが、「こんなこともあろうかと」と言うシーンなのである。
しかし、そういった前準備が描写されない場合、「こんなこともあろうかと」と言う言葉だけで危機を打開する新アイテムが登場するように見えてしまい、場合によってはご都合主義っぽく感じてしまう事も多い。まぁ大概脇役である科学者や発明家にそんな描写が割かれる事は稀だし、上手くやらないと伏線がバレてしまうので中々難しいのだが。
「宇宙戦艦ヤマト」の真田志郎や「ウルトラマン」のイデ隊員が有名である。しかし、ふたりとも「こんなこともあろうかと」と発言した回数は数えるほどしかない。思い込みって怖いね!!
2011年4月3日、『フジテレビ夢スペシャル タモリ×SMAP僕らは未来を信じよう! ~宇宙への挑戦と奇跡の物語~』内で松本零士の監修による「はやぶさ」のアニメーションが放映された。「はやぶさ」が全エンジン停止の危機に陥った際、その危機を救うべく登場した國中均教授が「こんなこともあろうかと」と発言。視聴者の期待に応えるこの演出に、Twitterのタイムラインが「こんなこともあろうかと」で埋まる人が多発した。
\こんなこともあろうかとー!!/
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最終更新:2025/03/13(木) 19:00
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