てれびでんわとは、バンプレストが展開していたアーケードゲーム筐体である。
本記事では後継機の「すーぱーてれびでんわ」についても扱う。
その名の通り、テレビのような画面と、押しボタン式電話機を模した受話器や番号ボタンが付されたゲーム筐体。1990年に稼働し始めたようだ。
番号ボタンの部分は本物の電話機と同じようなデザインだが、実際には「1」と「2」と「3」の三つのボタンのみが用いられる。画面に映るキャラクターの声を受話器から聴きながら、この3つのボタンで選択肢を選んだり、簡単なゲームをクリアしていく。
ゲームの単純さから幼稚園~小学校低学年程度の小児をメインターゲットにしていたと思われ、その年頃の子供たちに人気の作品、例えば『スーパーマリオワールド』『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』『それいけ!アンパンマン』『きかんしゃトーマスとなかまたち』『ちびまる子ちゃん』などのラインナップがあった。『それいけ!アンパンマン』には『それいけ!アンパンマン2』という第2弾もあったようで、それなりの人気・需要があったことが伺える。
「公衆電話で、テレホンカードを入れて電話する」ことを疑似体験させるというコンセプトだったのか、「コインを入れるとまずキャラクターのカードが筐体下部から排出され、そのカードを筐体上部のカード入り口に入れるとゲームが始まる」という仕様となっていた。ゲームが終了すると入り口からカードは返却され、持ち帰ることができる。
「カード」という保存性が高くコレクション要素もあるもの、しかもキャラクターグッズが提供されたこともあって、その作品/キャラクターのファンをベースとしたカードコレクターが存在しているようだ。オークションなどにカードが出品されることもある。
1998年から稼働し始めたらしい、「てれびでんわ」の後継機種。
筐体には「SUPER」と英字で目立つように書いてある(その下に「すーぱー」と小さくひらがなで書いてある)ためか「SUPERてれびでんわ」という表記がなされることもある。だが当時のホビー雑誌における「バンプレストのアミューズメント筐体の特集記事」や業界雑誌『アミューズメント産業』内では「すーぱーてれびでんわ」と表記されている。
1998年9月発売の『ポケットモンスター』、1999年2月発売の第2弾『ドラえもん』、2000年3月発売の第3弾『アンパンマン』の3種が存在した。
こちらはカードではなく、ゲームが終わるとカプセルに入ったキャンディが出てきたようだ。『ポケットモンスター』の筐体に「たのしくあそべてキャンディもでてくるよ」、『ドラえもん』の筐体に「ボクとおはなししたらおいしいキャンディあげちゃうよ!」、『アンパンマン』の筐体に「きゃらえっぐ おいしいキャンディがでてくるよ!」というステッカーが貼られていたため。
これらのステッカーの「キャンディがでてくる」と謳う部分にテープなどが貼られて隠され、「ラムネ」「スーパーボール」「メダル」などが出てくる旨に書き換えられた筐体も存在する様子。おそらくバンプレストからのキャンディの供給がどこかの時点で途絶えたためかと思われる。
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最終更新:2025/03/29(土) 23:00
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