ヘシキリハセベ
へし切長谷部(刀剣乱舞)とは、PCブラウザゲーム及びスマホアプリゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」に登場するキャラクター(刀剣男士)である。
「へし切長谷部、と言います。
主命とあらば、何でもこなしますよ」
煤色に近い色の髪に、藤色の瞳の青年の姿をした刀剣男士。
目元については、絢爛図録には「ツリ目ではない、勝ち気なツリ眉」と書かれている。
非公式の発言であるが、イラストレーターの小宮国春氏は外見年齢について27~29歳位か?と質問された際に「外見年齢は20歳代、くらいしか考えてないですね……イメージされているよりは若造だと思います」と答えている。
戦装束はカソックやストラといった、キリスト教の聖職者を彷彿とさせる洋装。
これは彼に名を与えた織田信長がキリスト教に寛容だった事、後の主である黒田家がキリシタンであった事を反映していると思われる。
内番衣装は紫・白・金を基調としたジャージ。
パラメータは打刀の中では機動はトップで、上位の短刀に並ぶほど。ただその一方で統率は低く、刀装が剥げやすいという一面がある(機動特化の刀剣男士全般に言える事だが)
「へし切」という特徴的な名前を気にしており、自分の事は「長谷部」と呼んで欲しいと審神者に告げている。「へし切」の名の由来が、織田信長の狼藉によるものであるのが理由で、その名を与えながら直臣ではない者(黒田官兵衛)に下げ渡された事にわだかまりを残している。後述のように当時は陪臣に直接褒美が贈られるのは異例の事態だった。
アイデンティティとコンプレックスを与えた名付け親である信長には辛辣で、複雑な感情を抱いている。が、割り切っている様子もある。信長は史実でも命名センスが破天荒なことに定評がある。
なお、黒田家のことは内心ではとても大切にしていることが回想でわかる。
審神者の呼び方は「主(あるじ)」。一人称は「俺」、時々「この長谷部」とも言う。
主の命令には何でもこなす自負を示し、フランクな敬語で執事のように随従する。
汚れ仕事も平気で行う忠臣とのことだが、ゲーム内では特に描写はなく「汚れ仕事」が何なのかは謎。
近侍に据えると「何をしましょうか。家臣の手討ち?寺社の焼き討ち?ご随意にどうぞ」と、「ご飯にする?お風呂にする?」みたいな気軽さでおっかない冗談(多分)を言ったりする。こわい。
しかし、審神者に放置されると「待てと言うのなら、いつまでも。…迎えに来てくれるのであれば」と、悲し気な忠犬を思わせる健気な台詞を口にする。このギャップに思わず落ちた審神者も多い。
一方で、戦闘では恐ろしい逸話を持つ名刀らしく苛烈な姿になる。
索敵時には「状況を報告しろ。怠慢は許さんぞ」と、審神者に向ける柔らかい声音とはまるで違う厳格な態度で指揮を執り、敵には容赦なく「恨みはないが、主命だ。……死ね」と斬り捨てる。
傷を負うと多くの刀剣男士が焦ったり苦悶するなかで、長谷部は「っ…はは!」「だからァ?」と敵を嘲笑って挑発したり、更には「死ななきゃ安い」とまで言い放つ。ワンチャンアレバカテルゥー
負傷グラフィックで不敵な笑みを浮かべることも手伝い、戦闘狂の要素がかなり強い。
自分の身よりも使命に重きを置く危うさもあるが、無駄死は論外と考えている。
窮地に発動する真剣必殺では「主に仇なす敵は斬る!」と激しい表情で激昂しており、戦場でも忠誠心の篤さを見せる。
一見すると事務的に仕えてるようにも見えるが、胸中では主に対して渇望とまで表されるほど強い気持ちでその一番を望みつつも、口にすることなく献身に徹している。実は対抗心や嫉妬も覗かせているが。初期に消去された負傷時本丸ボイスには詳細は不明ながら「どうして…どうして俺じゃないんだ」と苦悶するものもあった。
刀剣破壊でも最期まで審神者に忠実であり、献身的に尽くすのは審神者に必要とされたい依存してほしいという不器用な好意の表れでもあるのが窺える。
ユーザー間では物騒で含みのある口調から不穏な印象を抱かれることもままあり、情報の少ない初期は『面従腹背の臣下』『裏切りそう』と誤解されていた期間もあり、刀剣破壊ボイスを知り本当に審神者に最期まで忠実なことに気付き謝罪される光景も見られた…。現在は追加要素で忠臣像が補強され、数ある刀剣男士の中でもガチの審神者LOVE勢として名前が挙がるほどに大出世した。
刀剣乱舞周年ボイスでは「これからも慢心せず主のため働く所存です(1周年)」「これからも主のため、誠心誠意お仕えいたします(2周年)」と年を経るごとに一層の忠義を誓ってくれる。1周年記念イラストではのしつきの角樽を手にしていた。
就任一周年ボイスでは、審神者が未熟な頃から成長を見守っていた様子で、感慨深そうな声が聞ける。
そんなこんなで「忠犬」のイメージを抱くユーザーも多く、審神者長期留守後御迎ボイスでは宗三左文字からも不動行光と並べて名指しで「忠犬じみている」と揶揄されており、実際に審神者の帰還をとても嬉しそうに出迎えるのも犬っぽい。
節分イベントでは狩猟犬のごとく審神者のために鬼の首を持ち帰ろうと殺意に満ち溢れていた。
意外と豆まきにも乗り気で、季節行事は大事にしていることがわかった。
ボイスを担当する新垣樽助氏は長谷部を演じる際のイメージについて以下のように語っていた。
『恐ろしい由来の人を斬った不吉な雰囲気が性格にも出ていて、戦闘で斬られても挑発的な台詞を言ったり狂気染みた戦闘狂のような部分もあり、主に対する忠誠心が純粋』
『純粋すぎて危ない、アンバランスな感じ』
『根底にあるのは主への忠誠心、やっぱりそこが大事』、
『花丸の作品に於いては、「主のために」という想いが色んなところに飛び交っている』
長谷部が心の内に抱く切なる願いを叶えることが審神者には出来るのか、彼に愛情を注いで「極」にまで至るとその答えを得られる──。
鍛刀にかかる時間が他のコモン打刀より1時間長い2時間30分となっている。
大太刀3振り(石切丸、太郎太刀、次郎太刀)と同じ鍛刀時間なため、「02:30:00が出たので大太刀かと思ったら長谷部だった」という事が稀によくある。
大太刀は資源を一定の比率で盛らないと出現しないのに比べ、打刀は幅広いレシピで出現する。1~5面ステージは大太刀一強のため、初心者審神者の中には長谷部が出て肩を落とした者も居るだろう。
しかも、ごく稀に全く違う時間で鍛刀されるバグがあり、一部においてバグ部と称されている。限定鍛刀では目玉の刀剣男士の時間だと喜んで開けたらバグ部だったという恐ろしい報告も…。
yaggyやWBCを一手に引き受けさせられている不憫な存在とも言える。この手のゲームあるあるだが、お目当てが出ないからといって刀剣男士にヘイトは向けないように気を付けよう。
ドロップ範囲も他のコモン打刀とは異なり中盤以降のステージになっている。
鍛刀時間やドロップ範囲の違いは、初期実装の中では厚藤四郎(国宝)・平野藤四郎(御物)の打刀枠だったからかと思われる。
なに、長谷部がよく出る?新垣氏が「会いにきてるんですよ」と言ってるから気にするな。
とか言っていたら2018年7月3日の鍛刀・ドロップ変更によって3-4以降のボスドロップに変わり、鍛刀の出現率も低くなってしまった。
乱舞レベルのために収集するなら、同様の変更を受けた刀剣男士は今剣や鳴狐などが居るが彼らは変更の対象外のイベントで稼ぐ手がある。しかし、長谷部の場合は元々イベントドロップ率が低いので通常マップと鍛刀で地道に集めるのが良いだろう。
作中で織田信長のことはよく口にするが、その次の主であった黒田家の話はほとんどしない。
この点についてはゲームのサービス開始当初からプレイヤー達によって様々に理由が推測されていたが、2015年8月11日に実装された日本号との回想イベントで、その意外な理由が明らかになった。なお、長谷部の胸中が聞ける後編は15回以上出陣でランダム発生という面倒くさい特殊な仕様である。
黒田長政について初めて言及し、「本当に、良い方だったのだ」と告白。
付喪神にあの世があるならばついていきたかったが出来なかった、自分たちは人間より長く残る存在だからこそ「忘れること」にした、と痛切に不器用な死生観で語った。そして最後に日本号に向かい、「だが一番は今の主だ!それだけは覚えておけ!」と毅然と宣言した。
後編の内容を踏まえると、前編で今の主に関して「誰が忘れるか!」と返した長谷部の言葉も意味深に思えるが…?
2016年2月16日実装。不動行光と3-2マップ本能寺に出陣すると発生。
炎に包まれる本能寺を前にして嘆き信長を救おうと歴史修正しかける不動を制止する。信長がどうなってもいいのかという訴えに長谷部は辛辣な返答をするが、信長が生前に好んだ「敦盛」になぞらえて諸行無常を説いた。しかも、「敦盛」は不動が刀剣破壊で口にする歌でもある。どこまで意図した言葉なのか、長谷部の真意は測りがたい。
引用は「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり。一度生を得て、滅せぬ者のあるべきか」、意味は「人の生の50年は、天上世界の時間の流れからすると夢や幻のように一瞬だ。一度生を受けたら死なない者などいるはずがない」
信長を深く慕い本能寺の変で救えなかったことを悔やみ続ける不動は、彼の人に倣った長谷部の言葉に思う所が出来て「……お前は、信長様のところにずっといるべきだったのかもな」と言う。しかし長谷部は「ははっ。二度とごめんだね。俺の主は、今の主さ」と審神者への姿勢を再度表した。
長谷部が下賜された3年後の天正6年(1578年)には有岡城の戦いが起きており、黒田官兵衛が自身を裏切ったと誤解した織田信長によって松寿丸(のちの黒田長政)は命の危機に瀕した。それらの事柄も信長への態度に関係するのではないかという見方もある。
この状態の不動とは良くない関係のように見えるが、極めた不動とは手合わせで気心知れた間柄が見られる。長谷部が不動を見透かした回想とは逆に、こちらでは不動が長谷部を見透かしている。
長谷部は他の刀剣男士に「主の配下として、今後も共に頑張ろうじゃないか」と牽制するような口調で言うが、不動が言うには言葉の裏には「主の一番は譲らない」という想いを抱いているらしい。
2017年7月4日実装。巴形薙刀と戦場に出ると発生。
個別の銘や由来を持たない巴形が「顕現してから審神者にべったり」な事に対し、警戒心と嫉妬心を抱いて怒りを露わにし、素性の分からぬ刀剣が主のすぐ側に居るのは見過ごせないと「俺はお前の事を信用しきれていない」と切り込むが、過去の「物語」を持たず、その為自分には主しかいないとする巴形からは、逆に「(審神者を)譲れ」と、これまた真っすぐに打ち返され、速攻で断った。
ともあれ、主が誰を選ぶのかは「主が決める事」として結論をつける事となったが、改めて審神者に対する思い入れの強さを見せる事となった。へしかわ。
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2017年10月31日、宗三左文字と共に「極(刀剣乱舞)」が実装。
Lv70以降、修行道具一式を消費して96時間の修行に旅立つことで極の姿になれる。
極になった打刀男士の特性として遠戦で稀に両隣のどちらか片方の刀剣男士を「かばう」能力が追加、2019年1月22日に上方修正されかばった際はダメージを無効化するようになった。
ステータスは最大で生存69・打撃109・統率99・機動70・衝力68・必殺71・偵察82にまでなる。機動は現時点の極打刀の中ではトップ。
審神者のために、審神者の剣として恥じぬように、切れ味を増して帰ると決意する長谷部。
ところが、修行の地として連れてこられた先は、因縁の相手・織田信長の居城がある安土だった。
信長は1576~1582年は安土城に、へし切長谷部が下賜された1575年7月には岐阜城(1567~1576年)に居城したとされる。
安土に来た以上、信長との対面は避けられぬ問題。あるいは、信長を克服してこそ真の強さを得られるのか。「問題は俺が我を忘れて斬りかかったりしないかですが」とブラックジョークまで綴り、審神者をヒヤリとさせる場面も。しかし、「俺は貴方の刀。歴史を守るための刀剣なのですから」と審神者の刀として使命を遵守する意思を改めて示す。
「官兵衛の才覚を警戒していたため、だからこそ最大限機嫌を取るために贈った」と聞き、ずっと理由を考えていたのに拍子抜けするも、ならば大事にされていた自分である必要もあったと納得。「如水様」という呼び方からも窺えるように黒田家を大切に想っていることも一因と思われる。
種が割れればもはや気にすることはない、「今後は、今の主のことだけを考えて生きていくこととします」と一生を捧げる宣言をする。
カソックを模した衣装が黒い生地に金の縁取りのされたものになり、その上にケープのような外套を着用ており、紫の武装の下には白い生地に金の十字の刺繍の入ったストラを纏っている。
胴は黒い鎧を装着し、腰にはコルセットを着け、草摺が追加された。以前にも増してキリスト教の司祭を思わせる恰好となった。
戦闘時には刀身に炎のオーラを纏っている。焼き討ちが出来る。
「この刃は、今代の主のためだけにあります」と宣言するように、審神者への忠誠心が一層厚くなり、台詞の随所から審神者を最後の主とし添い遂げようとする覚悟が窺える。
元から多かった審神者を指す呼称を発する回数も大幅に増えた。「主」という呼び方に加えて、「貴方」とも呼ぶようになり、2018年10月の時点で「主」「貴方」と発した回数は30回にまでなる。これは今までトップだった厚藤四郎極を超える。
コンプレックスを解消したことで自尊心が高まり、ここまで審神者が愛情かけて育てた審神者の刀であることが高い自信となっている。主の命に最も忠実で役に立つ者を自負し、戦功を褒めれば「ええ、俺は貴方の刀ですから」と心臓鷲掴みの直球デレで返す。
審神者を過去の主とは異なる存在と特別視しており、以前は避けていたへし切呼びも解禁された。
放置ボイスは「待てというのなら、いつまでも。貴方は迎えに来てくれますから」と力強い口調で審神者に信頼を寄せる台詞に変化。愛情が伝わったことに涙する審神者が多数に上った。
長期留守後御迎でも審神者を信じ切って番犬のごとく本丸を守っており、その信頼関係が強固であることが窺える。マジ忠犬。
余談だが、宗三左文字極の方は自分に大きな影響を与えた審神者のことを信長のようだと言う。どちらも審神者を認めて高く評価してくれる点は同じだが、逆のことを言っているのが面白い。
独占欲や嫉妬心の強さをあまり隠さないようになり、鍛刀で新しい刀を求めるのは渋々許容するが、他の刀剣男士を修行に見送る際には「あいつがどう強くなるかは知りませんけど、俺をお忘れなきよう」と釘を刺してくる。
就任記念ボイスでは一周年二周年で審神者を「俺の自慢の主」「立派な主」と大いに褒め、三周年では審神者の成長を側で見守ることを「刀の幸せ」とまで言ってくれる。
近侍に据えれば審神者に頼られ依存されることを待望して何でも叶えようとし、万屋では買い物に悩んで意見を求めた審神者を甘やかしてくる。審神者を駄目にする刀度合いが上がった。
戦闘での苛烈な面も増しており、聖職者のような格好に反した戦闘狂な言動も強くなった。
出陣で「お任せあれ!貴方に仇なす尽くを血祭りにあげましょう」と悪役みたいな血生臭い台詞で意気込むのは序の口。敵大将を前にして「さあ!斬ろう!倒そう!主の敵を!」と意気揚々と叫ぶ姿には狂気すら感じる。
索敵では「状況を報告しろ!敵の退路は全部潰すぞ!」と容赦ない指揮を執り、真剣必殺では「死ね。主に歯向かったというだけで、理由は十分だ!」と鬼気迫る形相で敵に刃を向ける。
中傷グラフィックでは血だらけになっても敵に鋭い眼光を飛ばし口元の血を拭い不敵な笑みで仁王立ちする。手負いの狂犬のような迫力で必見。
畑当番では長いあいだ謎だった「汚れ仕事」について言及。長谷部が想定するのは土汚れの汚れ仕事ではないようだが、血生臭い汚れ仕事を命じない審神者を好ましく思っているようだ。では設定の「汚れ仕事も平気で行う」はどこで行っているのか…?
乱舞レベルのボイスでは審神者のセクハラスキンシップに戸惑う初心な反応や、負傷時でも審神者に構われすぎたら献身しようとする健気な姿、刀装作成失敗で唸り声を上げたり慌てて言い訳が飛び出すなどの新しい一面も見られる。
審神者への信頼の表れゆえか、皮肉屋な彼のブラックジョークか、負傷時の本丸では「…ッ!まだ行けますよ。死んだら死んだで、捨てられることもないですからね」という言葉まで飛び出す。
過去の主に手放されたり置いて逝かれたことにトラウマを抱えている長谷部だが、審神者に身体を与えられたことで今の主に対しては一つの答えを得てしまったことが死に際に明らかになる。
(刀剣破壊台詞に関するため以下反転)
刀剣破壊はゲームシステム的に考えるとプレイヤーが重傷進軍の警告を無視して故意に行った結果であるため、信頼を寄せる審神者に捨てられた想定なのか、「……はぁ……っ、すみませんねえ……、俺は…もう主に捨てられたくなかったんですよ……。だから……先に逝きます……。いずれ、地獄でお会いしましょう……!」と凄絶な最期の言葉を残す。
自ら死を選んだような言い方であるのが、審神者の刀のまま生きて死ぬことが長谷部の望みなのだと痛感させられる。死後の世界で再会を誓う言葉には「審神者は必ず迎えに来てくれる」という強い信頼関係も示されているのかもしれない。
回想・黒田家の話後編から付喪神にあの世はないと解釈していたユーザーからは矛盾を感じる声もあるが、「付喪神にあの世があるならばついて行きたかった。だができない。」とは、後に続く「我々は人間より長くこの世に残る。」と合わせて考えると人間と同じ寿命で死ぬことが出来ないという意味ではないかという解釈もある。今の主は忘れないことを示唆していたのはこの頃から審神者を最後の主としていたからだろうか。
長谷部の破壊台詞もいくつかの解釈がされている。
・再会の誓いは長谷部の願望。あの世はない説。
・刀剣男士各位の破壊台詞ではあの世に触れてる言動の者が多数居るため、ただの付喪神にはあの世はなくても、審神者に身体を与えられた刀剣男士にならあの世はある説。
審神者の逝く先が地獄とも取れる言い方をする刀剣男士は平野藤四郎極も居るが、長谷部も言及したことで審神者と刀剣男士は死後どうなるのか多様な解釈がされている。
刀剣乱舞4周年では四周年と言わず五〇周年でも六〇周年でも祝いたいと未来を見据えた言葉を告げ、就任4周年ではいつまでも審神者の記念日を祝いたいと、審神者とずっと一緒にいるつもりであることを示した。まるでプロポーズのような台詞に、いつの間にケッコンしていたっけ…と錯覚する審神者が続出。
さらには就任5周年では審神者の記念日をこうして毎年共に祝えることが「俺の何よりの幸せ」と告げ、お花見ボイスでは告白紛いな言葉まで溢すなど、審神者と一緒に在ることが長谷部の最上の幸せであることを幾度となく伝えてくれる。
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この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
2番目に顕現した初鍛刀の刀剣男士にして「主お世話係」として登場。
前面に出ない審神者の代わりに命令を伝達したり、みんなを集合させるなど行う本丸のまとめ役。ちなみに、主お世話係=近侍ではない。近侍は交代制だが、主お世話係は長谷部固定のようだ。さらに長谷部も近侍を兼任していた話数もあった。
花丸は所謂「日常系」のため、長谷部も原作ゲーム版よりも砕けた性格になっており、仲間との関係も良い。汚れ仕事を行う設定も審神者に任せられたハーブ畑の世話になっている。
審神者は出不精でだらしないが刀剣男士想いで慕われる人柄。審神者としての能力は高そうな描写はあるが、長谷部が言うには生活面では「長谷部が居ないと何にも出来ない」らしく、審神者に依存されるのを喜びとする長谷部は口では窘めつつも嬉しそうに身の回りの世話を焼いている。
甲斐甲斐しくお世話する様子にダメにされた視聴者からは「ダメ審神者製造機」と言われることも。
とはいっても長谷部も愚臣なわけではなく、審神者が立場上言えない言葉を意を汲んで仲間に伝えたり、審神者の側にずっと居たからこそ審神者の心を理解して仲間を思いやる言葉を代わりに伝える良き忠臣の顔も見せている。
第2話では本能寺出陣で待望の隊長を任じられて大張り切り。
戦闘では凛々しく隊を指揮し、隠れた木ごと敵を斬るという凄まじい切れ味と腕力を発揮した。
織田信長に対して辛辣な口調の長谷部と宗三左文字を見て、大和守安定からは信長を嫌っているのかと思われるが、本能寺が燃える様子を偲んで見つめる長谷部・宗三・薬研の姿から、「言葉通りのことを思っているとも限らない」と、審神者が彼らにゆっくりしてくるように言った理由を察した。
安定の「もし今信長が生きていて会うことができたら何て言葉をかける?」という問いに、長谷部は「言いたいことなんて何もない」と晴れやかな笑みで言い、未練のない様子であった。
織田所縁の刀たちとの仲は良いようで、本丸に帰還した後の鍋パーティーでは宗三と談笑しながら酒を飲み交わしていた。
ED曲「心魂の在処」を宗三左文字・薬研藤四郎と三振りで担当。映像は織田信長の生き様に翻弄される刀たちの無常に揺らぐ心と凪ぐ心をコンセプトに作られている。
弥生の3話では、鳴いている鶯を見せようとに審神者を外に連れ出し…ではなく、鶯を捕まえて審神者に見せようと鳥籠を用意していた。
皆と一緒に大樹に桜が咲くように願掛けをし、願いが叶って大樹に本当に桜の蕾がついた時は、まっさきに審神者に知らせに走った。まさに忠犬。
4話では卯月ということで、みんなでお花見をすることに。だが、酒宴のノリのためかみんなのフリーダムっぷりが加速して、審神者から預かったお金を浪費してしまい、これが6話で大変なことに……。
その6話では、金欠な中で海に行きたいという希望を叶えるため、夜なべして刀剣男士の水着を作っていた審神者が発熱して床に臥してしまう。当然、主お世話係の長谷部も大慌て。消化に良い食事としてうどんを作ることになり、突然ミュージカル調で歌い始めた。急に歌うよ
審神者を想って懸命に「家臣の手討ち」ならぬ「うどんの手打ち」を行い、「主は俺が助ける!何としてでも! 」「主…!死ぬな…っ!!」と涙まで流す長谷部。
次々に繰り広げられるミュージカルに、まるで意味がわからんぞ!状態の視聴者。
なお、審神者はただの風邪らしい。長谷部の愛が重い。
完成した鍋焼きうどんは、黒田官兵衛の故郷(播磨国=現在の兵庫県南西部)で食される播州うどんのような出来となった。長谷部は黒田家に仕えていた頃を憶えていたようだ。あの工程だと燭台切がほぼ作っていたのになぜ播州うどん風になったのか?それは突っ込んではいけない。
長谷部の過剰な心配は、敬慕してる黒田長政は出先で病死しているからなのかも…?
食べた審神者は「うまい」「少ししょっぱい」と言っていたそうだが、塩分は控えめにしたとのことなので、涙のせいだろうか。もしかしたら審神者は感動で泣いていたのかもしれない。
最終話でも審神者の世話を甲斐甲斐しく行っており、外は雪なのもあって審神者のために徹夜で縫った袢纏をプレゼントする。聞き取りにくいが襟巻きも編んだと言っている。一晩で袢纏と襟巻きを作れる長谷部の愛が重い。
ニュータイプロマンス2017SPRINGの全12話を振り返る記事では新垣氏から「最初から最後まで主ひと筋でしたね」とまで評されている。
その後、カオス回の6話の影響を受けてはなまるうどんとコラボがされ、長谷部のうどんが再現された。2016年12月15日から全国のコラボ実施店舗で販売され、一部店舗ではノリノリの店員達によっておおいに盛り上がり、好評のうちに終了した。
さらに、2017年12月1日から二週間限定公開される劇場版総集編を記念してはなまるうどんとのコラボが復活し、長谷部のうどんが再び食べれることになった。
1期から引き続き「主お世話係」。さらに、2期から「新刀剣男士お世話係」に任命された加州清光と共に「お世話係コンビ」としてラジオパーソナリティーに抜擢される。
大晦日の掃除では主の部屋はもちろん自分が担当すると宣言し、正月には主のぶんのお屠蘇と雑煮も運んでいた。このことから花丸審神者は飲酒できる年齢の可能性があるが、10話の一期一振の台詞から結婚することはない模様。
審神者を慕う気持ちはとても強く、3話の運動会では審神者が寄贈した金メダルを手に入れようと薬研藤四郎・宗三左文字と茄子紺色組で出場。しかし、借り物競争でこんのすけの仕込みで沢山の稲荷寿司を作らされる無茶ぶりに合いビリになったり、気合いが空回りしてアクシデントに見舞われる。
短時間で美味しそうな稲荷寿司を大量に作り上げたことから料理上手な様子。そういえば花丸うどんは稲荷寿司も販売しているが…?
最後のリレーではバトンパスに失敗し後れを取るもトップに追い付く俊足っぷりを見せ、太鼓鐘貞宗と接戦を繰り広げ僅差で勝利を掴む。「やりました、主!」と涙を浮かべて喜ぶ長谷部であったが、実はメダルは本物の金ではなく煎餅に金紙を貼り付けものだと明かされる。煎餅は太鼓鐘貞宗にあげて、破れた金紙を長谷部は一人で涙目で貼り合わせていた…。かわいそうかわいい。
4話で不動行光が顕現した際は、過去の主に拘る彼と衝突してしまう。
長谷部の過去の主への想いについて話題になり、スナックにてほろ酔いの日本号と不動と次郎太刀に問われて黒田長政への想いを打ち明ける。締めには「一番は今の主だからな!」と強調して宣言。
信長を慕うあまり出陣先で歴史修正に足を踏みかけた不動を叱責するも、長谷部も言いすぎたことを気にする。不動が嵐の海で遭難してしまう急展開に突入し、長谷部はダイナミックな構図の荒波のなか浮き輪を担いで物凄い速さのパドリングで辿り着き、ごねる不動行光を説得し(その間長谷部は荒れ狂う海で立ち泳ぎ)、水難救助をするスーパープレイを見せた。長谷部万能説が視聴者間で囁かれる。
帰還後は悲しみとなぐさめ回想の台詞で不動を諭し、審神者の人柄を聞かれた際には優しい微笑みを浮かべて惚気話を繰り広げた。
「何を考えているか分からない不思議な方だ。だが優しく、いつも俺達のことを想ってくれている。
ちょっと整理整頓が苦手で、出不精なところもあるが、部屋の掃除は俺がやるし、望むものは俺が部屋まで運ぶから…(以下フェードアウト)」
審神者が重度の出不精なのは長谷部が助長しているせいでは…?
PASH!2018年3月号でシナリオ担当の一人の猫田幸氏は4話について、「第1期では黒田家に触れていなかったので、長谷部と日本号の回想は入れたいと思っていました。ただ、この『刀剣乱舞-花丸-』の長谷部は、この本丸の主が大好きじゃないですか(笑)。そんな彼から「前の主がよかった」と吐露させるのはけっこう難しくて。そこで不動や次郎にもせっつかれ、お酒の場だから仕方ない…!と思ってようやく、という状況にしました。」と述べている。
審神者に任されたハーブ畑の世話にも精を出しており、6話では暑く寝苦しい夜も審神者が快適に過ごせるように尽力して高速種植えを披露。嵐の際には歌仙兼定・岩融・蜻蛉切・山伏国広・同田貫正国と共に左文字兄弟に協力して彼らの花壇を守った。
本丸が資金不足になるたびに財布管理をする長谷部が顔面蒼白になるのが定番化していたが、博多藤四郎が金策について審神者と長谷部に相談して、株取引で儲けたおかげで解決し広い本丸に引っ越す。
審神者に宛てたビデオでは、刀剣男士たちのなかで真っ先に熱いメッセージを送った。
7話では同じく黒田家に所縁あることから博多藤四郎を励ます方法を藤四郎兄弟から相談され、博多祇園山笠を行うことになり、神輿や屋台も作り盛大なお祭りとなった。その屋台の中にはうどん屋まであり、燭台切光忠・太鼓鐘貞宗と屋台に立ち、うどんミュージカルの一節を鼻歌で歌いながら調理をする長谷部の姿があった。ちなみに新垣樽助氏は5話の虎徹ミュージカルでも歌っている。
放送の3日後にはなまるうどんと再び期間限定コラボすることが告知された。「へし切長谷部のおうどん」も再び販売される。イラストで長谷部が稲荷寿司を持っていることから、3話の稲荷寿司のシーンも伏線だったか…。
8話で審神者大好きな亀甲貞宗が登場。忠犬長谷部は審神者にひっつこうとするわんこ亀甲貞宗をディフェンスする。主お世話係については「主が快適に過ごせるよう身辺を整え、時に主の職務を補佐し、時に主の命をみなに伝え、その他諸々主のために勤め上げる、重要かつ最も誉れ高い職務だ」と誇りにしており、審神者の私生活の世話みならず仕事の補佐もしていることが判明した。
ラジオ第5回では亀甲と長谷部について、二人とも主を大切にしており、主が好きでしょうがなくて、隙あらば主の顔を見ようとして近くに居たがり、主のために頑張るという面では共通していると語られている。
人肌恋しい季節になった11話では審神者の懐に入ろうとした信濃藤四郎をさりげなくディフェンスしつつ、審神者が刀剣男士のために何ヶ月もかけて62振りぶんを手編みした防寒具を配る。一人一人を思いやってデザインが異なり、長谷部のぶんは戦装束のストラをイメージした襟巻きだった。審神者の深い愛情を感じる。良かったね!
長谷部は感激して「生涯大事に致します!」と宣言。愛が重い。1期12話で長谷部が手作りの袢纏と襟巻きを贈っていたので、お互いに手作りの品を贈り合ったことになる。
審神者から信頼を置かれており、戦況に関わる重大な話も最初に教えられている。仲間を送り出す際も1期のように審神者の心を汲んで仲間を思いやる言葉を伝える。
本丸にまだ3振りまでしか顕現していない頃、審神者に与えられた身体にまだ不慣れな初々しい加州・長谷部・今剣も描かれた。
ついていけなかった過去を顧みてか「自分の思い通りに動けるなど昔は想像もしてなかった」と嬉しそうに語る長谷部。既に審神者にデレ気味で世話を焼いており、主お世話係は審神者や仲間を思いやって自主的に言い出したのが始まりで、当初は長谷部が料理担当だったことが判明した。
新垣氏はアニメディア2018年4月号で「長谷部は以前から主ひと筋ですけど、今回は仲間という言葉を結構使うようになった」と述べている。
2018年6月16日開催のスペシャルイベント花丸◎まつりのパンフレットでは新垣氏は長谷部の好きなところを「一途に主をおもっているところ。一途ゆえの危なっかしいところやコミカルに見えてしまうところもひっくるめて魅力だと思っています。」と答えている。
このように、花丸の長谷部が主大好きなことは制作スタッフも中の人も公認である。
六話の食堂シーンで大勢の刀剣男士と一緒にモブとして登場。
本丸では基本ジャージだった花丸とは異なり武装を解除したカソック姿。食事中のため手袋を外して素手だった。他の刀剣男士は兄弟や友人知人と談笑しながら食事して仲睦まじい様子だったのだが、長谷部は無表情で淡々と食事している風だった。
刀工・長谷部国重(はせべくにしげ)の作と伝えられる刀。
国重は建武期(1334年~1336年)頃(延文年間1356年~1361年に活躍したとの説もあり)の山城国(現在の京都府)の刀工だが、鎌倉時代に相州伝を完成させた岡崎五郎入道正宗の弟子で、「正宗十哲」の一人とされている。「正宗十哲」には他に、左文字三兄弟の左文字源慶、江の郷義弘、山姥切長義の備前長船長義などがいる。
正式名称は「刀 金象嵌銘長谷部国重本阿花押 黒田筑前守(名物へし切)」。黒田筑前守とは黒田長政のこと。
刃紋が刀身全体に見られる皆焼刃(ひたつらば)であり、国重の垂れ刃紋として有名。
波打つ刃紋が刃先だけではなく地鉄部分を含む刀身全体に見られ、鎬(しのぎ)や棟(むね)にまで焼き入れを行う加工を施されている。皆焼は非常に難しい技法とされており、製作に失敗すると刀の品質を大幅に落としてしまう可能性が高いという。
文化庁の国宝指定文化財等データベースの国宝解説によると「現存する長谷部一派の作の中でも、有銘無銘を通じて比肩すべきもののない傑作」とのこと。また、もとは大太刀であったものを刀に仕立て直しているとされており、磨り上げ前は三尺近かったとみられている。
「へし切」という特徴的な名は、織田信長が観内という茶坊主(料理人)の不始末を咎めた際、彼が台所へ逃げて膳棚の下に隠れてしまったために「圧し切り(刀身を当てて切る)」にして斬殺したという話に由来する。
そもそも刀で斬る際には「振りかぶって斬りつけ、引く」という動作が必要だが、腕力で押し付けるだけで人間を斬ったという事になり、凄まじい斬れ味があった事が伺える。
なお、ゲーム内の設定やデータベースの記述のように「棚の上から圧し斬った」説と、「刀を差し込んで棚の下から圧し斬った」説とで別れており、刀剣書籍によっても記述が異なる。現所蔵元の福岡市博物館では後者の説を提唱している。
その後は、『黒田家譜』には天正3年(1575)に小寺孝隆(黒田官兵衛)が小寺政職の使者として信長に面会した折、中国攻めの策を提言した褒美として信長から「御太刀一腰賜」ったとあり、その太刀がこのへし切であったという。大河ドラマ「軍師官兵衛」ではこちらの説を採用している。当時は陪臣に直接褒美が渡されるのは異例であった。
『享保名物帳』には織田信長から豊臣秀吉に贈られた後に黒田長政に下賜されたと記されているが、現在では誤伝とされている。また、長谷部国重作と判明したのは黒田家に渡った後、黒田長政が刀研師の本阿弥光徳に鑑定依頼してからで、黒田家の記録によるとそれまでは「圧切御刀」と呼ばれていた。
『黒田家文書』第2巻112頁によると、黒田長政の死後は、遺言書により2代藩主・黒田忠之ではなく四男・黒田高政が相続する。
ちなみに、忠之は博多藤四郎の元主の一人で、彼の修行場所にも選ばれている。忠之は素行の悪さから父・長政に廃嫡を検討されたこともあり、のちに36歳のときに「黒田騒動」と呼ばれる御家騒動を引き起こしている。
忠之は祖父・如水から太刀「日光一文字」を相続しており、『黒田家文書』第2巻234頁には父・長政が逝去した一ヶ月後に日光一文字の拵を注文したときの書が記されている。注文書には細かく指示を書いたあとに、「へし(圧)切之刀に少もちか(違)ひ不申様ニ」、つまり「へし切の拵と全く同じにしてね」と書いている。何故そう注文したかは不明。そのときの拵も残っていない。ペアルック期その1
黒田高政は筑前東蓮寺藩の初代藩主だが、福岡藩3代藩主・黒田光之の遺品目録にはへし切長谷部が登場するため、18世紀初めには福岡藩に戻ってきていたとされる。
現存する拵は10代藩主黒田斉清の代、文化文政期(1804~30)頃に制作されたとされる。
金霰鮫青漆打刀拵(きんあられさめあおうるしうちがたなこしらえ)と呼ばれ、同じく黒田家に家宝として伝わった刀「安宅切(あたきぎり)」の拵を写したもの。ペアルック期その2
19世紀に編纂された『黒田家刀剣台帳』のへし切長谷部(壓切御刀)の名の横には、「中将様御指」(中将様=福岡藩11代藩主、黒田長溥が普段指ししている)と書いてある。
これは、長溥が養子として黒田家に入ったが故、初代・長政や藩祖・如水の威光を掲げ、自らをその後継者であると家中に再認識させて藩論統一を図った策の一環ではないとされている。
このように、黒田家代々の重宝として大切にされていた。
黒田家に伝わる文書『名物三作』でも、太刀「日光一文字」、薙刀「権藤鎮教」と並んでその名を挙げられている。
昭和4(1929)年に開催された「日本名宝展覧会」では黒田侯爵家所持として、日本号と共に出展。
昭和8(1933)年には重要美術品に認定され、昭和11(1936)年に旧国宝(現在の重要文化財)に指定。昭和28(1953)年に改めて国宝指定を受けた。
その後、黒田家14代目当主・黒田長礼氏が昭和53(1978)年に死去。生前の遺言に伴い、多くの宝物と共に福岡市に寄贈された。現在は福岡市博物館に所蔵。
2016年1月5日~1月30日「黒田家名宝展示」において、日本号(常設展示)と並んで公開。
初日には200~300人の行列が形成。1~2時間待ちという賑わいを見せた。
また、刀身の写真の等身大ポスターが完売・予約待ちになった他、刀から「おまたせ」という台詞の吹き出しが出ているポスターも好評を博した(ちなみに展示終了時には「またね」になっていた
)。
2017年1月5日~2月5日、前回から更に会期を拡大して公開。
前回以上の盛況を見せ、テレビカメラの取材が入るなどして注目された。
更に、展示を記念して描き下ろしイラストが公開。会期中は記念バッジの販売のほか、等身大パネルや描き下ろしイラストが展示、黒田家ゆかりの施設をめぐるスタンプラリーが開催された。
2018年9月29日~11月25日、京都国立博物館で開催される「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」に出展。ニトロプラスが協力、刀剣乱舞-ONLINE-の23振りの刀剣男士がコラボ対象と発表された。
360度眺められる独立ケースに展示されており、希少な鑑賞機会となっている。
2019年9月7日~11月4日、福岡市博物館で開催される「侍 ~もののふの美の系譜~ The Exhibition of SAMURAI」に拵と共に出展。また同展ではゲームとのコラボが実現し、立ち絵パネルおよびイラストの展示、グッズ販売が行われた。
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最終更新:2021/01/20(水) 13:00
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