アカネ(魔法少女育成計画)とは (アカネとは) [単語記事]

アカネ(魔法少女育成計画)とは、ライトノベル『魔法少女育成計画』に登場するキャラクターである。「restart」にて登場。侍の姿をした魔法少女。

それ以外のアカネについてはこちらの記事を参照。

概要

魔法の国公認の正真正銘本物の魔法少女。いきなりゲームの仮想空間に転送・閉じ込められてしまい、彷徨うことになる。

侍のような姿の魔法少女。ゲームに参加した16人の魔法少女で唯一チームを組まずに行動しており、単独で音楽家を追い求めて徘徊している。

濁った瞳で音楽家を探し求める姿はまるで亡霊のよう。開始時点で既に正気を失っており、一番最初にやりとりがあったペチカとも会話の形を成していなかった。

正体は不破　茜（ふわ　あかね）という、高校生の女の子。強豪剣道部の部長を務めており、魔法少女になる前の時点で個人戦全国準優勝の実力を持っていた。父親は亡くなってしまっているが、父の仕事を引き継いだ会社社長の母にハイスペック揃いの姉２人妹１人の５人家族。真面目で正義感に溢れる性格であり、家族全員が魔法少女になった時も一人だけ力を無駄遣いしないよう努めていた。

誰とも組まず、意思疎通も出来ず、ただ『音楽家』を求めてさまよっている。

敵対する者には攻撃を仕掛け、音楽家か否かを判断し違うと分かると去っていく。ペチカも序盤に襲われ、その姿には恐怖を覚えている。

イベントで荒野の広場に集合した際、マスクド・ワンダー殺害の犯人を捜すプフレの呼びかけにも答えず、変わらず音楽家を捜し求めている。その際に『音楽家とも言えなくもない』と何気に答えたジェノサイ子を切り殺した。結果、その場で戦闘に突入し、たった一人で他の大勢の魔法少女を相手に奮闘する圧倒的戦闘力を見せ付ける。

連携攻撃の後に、＠娘々が札から廃ビルそのものを取り出して、質量で斬撃を防ぎながら無理やり押しつぶして倒される事になった。

アカネの家族は全員が適性を見出され、魔法少女になっている。試験官とそのマスコットの電子妖精曰く、試験を通過するまでは見習いという扱いだそうだが……。原作無印、restartを読んだ人ならば、彼女と彼女の家族がどうなってしまったかは予想がつくだろう。

袴姿に当世袖と籠手を付けた侍のような和装をしている。右側を大きく着崩しており、巻いているサラシが丸見えの状態。目は据わっていて、どこを見ているかわからない。髪の毛を後ろで一つに縛っているが、腰につくほど長くまっすぐに絞られた所で広げられている。

『刀』

アカネの魔法の元になっている固有装備。大小の刀を所持しており、どちらであっても魔法を発動できる。刀を使う近接能力特化の性能だが、魔法により射程は有視界距離ならどこまでも届く。相手の攻撃も見えていれば切れるため攻防一体の装備となっている。

『袴』

アカネのコスチューム。サラシが巻かれた胸元の露出がある他は一般的な武道着に近い姿。

刀を振りかぶって下せば視界にとらえた物は何でも切れるという能力。切れる対象に制限はなく、光線など通常の刀ではどうやっても切れないものや、手に持っているものだけ、布越しに中身だけ切るといった事も可能。。

魔法少女共通の身体能力として、数キロ先の物でも見える視力があるため、その射程は恐ろしく長い。ただし、魔法の発動には刀を振りかぶるという動作が必要で、その間に移動したり何かで遮られたりすると発動しない。