アレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez、1975年7月25日-)とは、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身の元メジャーリーガー(内野手)である。
ニックネームは「A-Rod」
OB | |
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アレックス・ロドリゲス Alex Rodriguez |
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基本情報 | |
国籍 | ![]() ![]() |
出身地 | ニューヨーク州 |
生年月日 | 1975年7月25日 |
身長 体重 |
6' 3" =190.5cm 225 lb=101.9kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 内野手 |
プロ入り | 1993年 |
経歴 | |
選手歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | ![]() |
WBC | 2006年 |
メジャーリーガーテンプレート |
バスケットボールではレギュラー、アメリカン・フットボールではクォーターバックとして多くの大学からスカウトの目に留まり、本業の野球では1993年オール・アメリカンに選ばれるなど、その超人的な運動神経を見せた。
1993年に全米ドラフト1位でシアトル・マリナーズへ入団。1994年には18歳でメジャーデビューを果たす。
1996年には.358、36本、123打点の成績で首位打者を獲得。
1997年には.300、23本、84打点を記録しサイクル安打も記録した。
2000年にはFA権を取得し、レンジャーズと10年総額2億5200万ドルという破格の条件で移籍。古巣マリナーズの本拠地であるセーフコ・フィールドでは大ブーイングと共に札束のおもちゃをばらまかれるなどの手荒い歓迎が続いた。
2002年は57本塁打、142打点で本塁打王、打点王の二冠を獲得。
2003年は47本塁打で3年連続の本塁打王、4月には27歳149日で史上最年少で通算300本塁打達成し、MVPにも輝いた。
しかし3年連続の地区最下位となったレンジャーズは、1億7900万ドルのうち6700万ドルを負担することを条件に2004年2月15日にヤンキースとのトレードを決定した。交換相手はアルフォンソ・ソリアーノ。
マリナーズ、レンジャースでは遊撃手だったが、不動のレギュラーであるデレク・ジーターがいたため三塁手へとコンバートされた。
2004年は打撃不振に陥り、打率.286、36本塁打、106打点に留まった。
2005年6月にメジャー史上初の20代での通算400本塁打を達成し、自身4度目の本塁打王に輝き、MVPにも選ばれた。
2006年には通算450本塁打に到達。打率.290、35本塁打、121打点だった。
2007年は開幕15試合で12本塁打などの大暴れを見せたが、シーズンを通しては好不調の波が激しかった。しかし自己最高の156打点を記録し、54本塁打で二冠王を達成。シーズンオフにFAとなるが10年総額2億7500万ドル(約209億円)+出来高で残留が決定。
2008年に、右太ももを痛め数十試合を欠場したが11年連続35本塁打以上を記録、通算550本塁打も達成した。WBCにはドミニカ代表として出場すると明言した。
2009年には薬物検査でステロイド剤の陽性反応を示したと報じられ、本人はこれを認めた。(後述)
その後、WBCドミニカ代表の合宿に参加したが、直後に右臀部の故障が判明し、緊急手術を受けた。リハビリを経て5月8日のボルティモア・オリオールズ戦で復帰し、その第一打席初球をスタンドに叩き込んだ。30本塁打、100打点に到達し、メジャータイ記録となる12年連続の30本塁打100打点となり、13度目はメジャー新記録となった。
2010年8月4日、35歳8日で通算600本塁打を放ちベーブ・ルースのもつ36歳196日の最年少記録を更新した。30本塁打125打点でメジャー新記録となる13年連続の30本塁打100打点、自身の記録を塗り替え14度目まで記録を伸ばした。
2011年は怪我や不振で99試合の出場に終わり、30本塁打100打点の連続記録は13年で途絶えた。
2014年は薬物使用の影響を受け、全試合出場停止処分を受けた。
2015年は復帰し、主に指名打者として151試合に出場。6月13日のボルチモア・オリオールズ戦で通算2000打点、6月19日のデトロイト・タイガース戦で史上29人目の通算3000本安打を達成した。
言動が他人の怒りを招いてしまうことが多い。ケン・グリフィー・ジュニアがマリナーズへ移籍したときには「これで我々は長打を打ちながら負けるというチームではなくなった。このチームは観戦していて面白くなるだろう」と発言し、翌シーズンにチームはワイルドカードでプレーオフに出場するが、皮肉なことにロドリゲス自身が去ったその翌シーズンの2001年にチームはさらに成績を伸ばしてMLB史上最高の勝率で地区優勝を果たした。
好物は寿司らしく、きっかけは2004年にヤンキースが日本開幕戦で来日したときに食べて気に入ったとのこと。
2006年開幕前のスポーツ・イラストレイテッド紙による、470人の選手が投票した「過大評価されている選手」調査では、6%の票を集めて3位に選ばれた。
2009年2月7日、アメリカのスポーツ週刊誌「スポーツ・イラストレーテッド」は104人の選手が薬物検査で陽性反応を示したことを報じ、その中にアレックス・ロドリゲスの名前もあった。当時は匿名と罰則なしを条件に検査が実施されたため、MLBはこの件について一切コメント出来ないとし、ロドリゲスも当初この件についてはノーコメントを貫いていたが、後にインタビューでロドリゲスはレンジャーズ時代の2001年から2003年にかけてステロイド剤を使用していたことを認め、謝罪した。史上最高額の契約金にそぐわなければならないというプレッシャーを感じていたという。
年 度 Year |
球 団 Team |
試 合 G |
打 席 PA |
打 数 AB |
得 点 R |
安 打 H |
二 塁 打 2B |
三 塁 打 3B |
本 塁 打 HR |
打 点 RBI |
盗 塁 SB |
犠 打 SH |
犠 飛 SF |
四 球 BB |
死 球 HB |
三 振 SO |
併 殺 打 GDP |
打 率 AVG |
出 塁 率 OBP |
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1994年 | SEA | 17 | 59 | 54 | 4 | 11 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 1 | 1 | 3 | 0 | 20 | 0 | .204 | .241 |
1995年 | 48 | 149 | 142 | 15 | 33 | 6 | 2 | 5 | 19 | 4 | 1 | 0 | 6 | 0 | 42 | 0 | .232 | .264 | |
1996年 | 146 | 677 | 601 | 141 | 215 | 54 | 1 | 36 | 123 | 15 | 6 | 7 | 59 | 4 | 104 | 15 | .358 | .414 | |
1997年 | 141 | 638 | 587 | 100 | 176 | 40 | 3 | 23 | 84 | 29 | 4 | 1 | 41 | 5 | 99 | 14 | .300 | .350 | |
1998年 | 161 | 748 | 686 | 123 | 213 | 35 | 5 | 42 | 124 | 46 | 3 | 4 | 45 | 10 | 121 | 12 | .310 | .360 | |
1999年 | 129 | 572 | 502 | 110 | 143 | 25 | 0 | 42 | 111 | 21 | 1 | 8 | 56 | 5 | 109 | 12 | .285 | .357 | |
2000年 | 148 | 672 | 554 | 134 | 175 | 34 | 2 | 41 | 132 | 15 | 0 | 11 | 100 | 7 | 121 | 10 | .316 | .420 | |
2001年 | TEX | 162 | 732 | 632 | 133 | 201 | 34 | 1 | 52 | 135 | 18 | 0 | 9 | 75 | 16 | 131 | 17 | .318 | .399 |
2002年 | 162 | 725 | 624 | 125 | 187 | 27 | 2 | 57 | 142 | 9 | 0 | 4 | 87 | 10 | 122 | 14 | .300 | .392 | |
2003年 | 161 | 715 | 607 | 124 | 181 | 30 | 6 | 47 | 118 | 17 | 0 | 6 | 87 | 15 | 126 | 16 | .298 | .396 | |
2004年 | NYY | 155 | 698 | 601 | 112 | 172 | 24 | 2 | 36 | 106 | 28 | 0 | 7 | 80 | 10 | 131 | 18 | .286 | .375 |
2005年 | 162 | 715 | 605 | 124 | 194 | 29 | 1 | 48 | 130 | 21 | 0 | 3 | 91 | 16 | 139 | 8 | .321 | .421 | |
2006年 | 154 | 674 | 572 | 113 | 166 | 26 | 1 | 35 | 121 | 15 | 0 | 4 | 90 | 8 | 139 | 22 | .290 | .392 | |
2007年 | 158 | 708 | 583 | 143 | 183 | 31 | 0 | 54 | 156 | 24 | 0 | 9 | 95 | 21 | 120 | 15 | .314 | .422 | |
2008年 | 138 | 594 | 510 | 104 | 154 | 33 | 0 | 35 | 103 | 18 | 0 | 5 | 65 | 14 | 117 | 16 | .302 | .392 | |
2009年 | 124 | 535 | 444 | 78 | 127 | 17 | 1 | 30 | 100 | 14 | 0 | 3 | 80 | 8 | 97 | 13 | .286 | .402 | |
2010年 | 137 | 595 | 522 | 74 | 141 | 29 | 2 | 30 | 125 | 4 | 0 | 11 | 59 | 3 | 98 | 7 | .270 | .341 | |
2011年 | 99 | 428 | 373 | 67 | 103 | 21 | 0 | 16 | 62 | 4 | 0 | 3 | 47 | 5 | 80 | 13 | .276 | .362 | |
2012年 | 122 | 529 | 463 | 74 | 126 | 17 | 1 | 18 | 57 | 13 | 0 | 5 | 51 | 10 | 116 | 13 | .272 | .353 | |
2013年 | 44 | 181 | 156 | 21 | 38 | 7 | 0 | 7 | 19 | 4 | 0 | 0 | 23 | 2 | 43 | 5 | .244 | .348 | |
2015年 | 151 | 620 | 523 | 83 | 131 | 22 | 1 | 33 | 86 | 4 | 0 | 7 | 84 | 6 | 145 | 17 | .250 | .356 | |
2016年 | 65 | 243 | 225 | 19 | 45 | 7 | 0 | 9 | 31 | 3 | 0 | 3 | 14 | 1 | 67 | 4 | .200 | .247 | |
MLB:22年 | 2784 | 12207 | 10566 | 2021 | 3115 | 548 | 31 | 696 | 2086 | 329 | 16 | 111 | 1338 | 176 | 2287 | 261 | .295 | .380 |
出場:12回 Total |
試 合 G |
打 席 PA |
打 数 AB |
得 点 R |
安 打 H |
二 塁 打 2B |
三 塁 打 3B |
本 塁 打 HR |
打 点 RBI |
盗 塁 SB |
犠 打 SH |
犠 飛 SF |
四 球 BB |
死 球 HB |
三 振 SO |
併 殺 打 GDP |
打 率 AVG |
出 塁 率 OBP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MLB | 76 | 330 | 278 | 43 | 72 | 16 | 0 | 13 | 41 | 8 | 1 | 3 | 39 | 9 | 77 | 6 | .259 | .365 |
年 度 Year |
代 表 rep |
大 会 Convention |
試 合 G |
打 席 PA |
打 数 AB |
得 点 R |
安 打 H |
二 塁 打 2B |
三 塁 打 3B |
本 塁 打 HR |
打 点 RBI |
盗 塁 SB |
犠 飛 SF |
四 球 BB |
死 球 HB |
三 振 SO |
併 殺 打 GDP |
打 率 AVG |
出 塁 率 OBP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2006年 | アメリカ合衆国 | WBC | 6 | 23 | 21 | 3 | 7 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 7 | 1 | .333 | .391 |
機構 | 守備位置 Pos |
試合 G |
刺殺 PO |
補殺 A |
失策 E |
併殺 DP |
守備率 Fld% |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MLB | 一塁手 | 2 | 17 | 0 | 1 | 2 | .944 |
三塁手 | 1194 | 750 | 2076 | 103 | 205 | .965 | |
遊撃手 | 1272 | 2014 | 3605 | 131 | 853 | .977 |
タイトル | ||
---|---|---|
首位打者 | 1回 | 1996年 |
最多本塁打 | 5回 | 2001年-2003年、2005年、2007年 |
最多打点 | 2回 | 2002年、2007年 |
表彰 | ||
プレイヤー・オブ・ザ・マンス | 10回 | 1996年8月、2002年7月・8月、2003年8月、2005年5月・8月 2006年5月、2007年4月・6月、2010年9月 |
シルバースラッガー賞 | 10回 | 1996年、1998年-2003年、2005年、2007年、2008年 |
ゴールドグラブ賞 | 2回 | 2002年、2003年 |
MVP | 3回 | 2003年、2005年、2007年 |
その他 | ||
MLBオールスターゲーム選出 | 14回 | 1996年-1998年、2000年-2008年、2010年、2011年 |
サイクル安打 | 1回 | 1997年6月5日 |
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最終更新:2025/03/28(金) 21:00
最終更新:2025/03/28(金) 20:00
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