アンツィオ高校(Anzio Girls` High School)とは、栃木県に所在する高等学校である。
イタリア人商人の設立になる、19世紀末からの歴史ある女子校。
学園艦の艦型はアクィラ級航空母艦に近似し、栃木県が内陸県であることから静岡県清水港を母港とする。
校章はピザ。8枚切りにした右半分4枚がそれぞれ若干離れており、右下がチーズを引いている。
19世紀末、マルコ・ポーロの末裔を自称するマリオ・ポーロなるイタリア人商人が、故国の文化を日本に紹介するために作ったのがアンツィオ高校である。そのため、学園艦上にはポーロの意思を偲ばせるイタリア風の建造物などが多数存在する。
この時に旧式帆船を校舎として使用したため、日本初の”外国人による”学園艦とされている。帆船を使用したのは黎明期の学園艦がかつてのヴェネツィアにおける船上学校であったことに因む、とされているが、実際の所は土地を確保できなかったために旧式帆船を借り上げたというのが真相である。
栃木県の学校ではあるが母港が清水港であるため、静岡県、愛知県出身の生徒も少なくない。
しかしいずれの出身者にせよ、後先考えずにノリと勢いで陽気に目前の人生を謳歌するのがアンツィオ生の生き様。入学時は真面目でも、いつのまにやら染まってしまう恐怖の伝染性を秘めている。
とにかく食事と宴会に全力を尽くすイタリア人気質でもあり、食事の質は極めて高い。学校の予算不足から生徒による露店も活発で、食材は地産地消もとい校産校消で安くあげ、人件費も学生の自主活動ゆえタダということで、学外にまで安くて旨くてボリュームがあると好評である。こうして調理経験を積み、料理を志す生徒も多いという。
初代校長の意思のせいか、遺跡っぽい建造物がたくさんある。
スペイン階段風階段、三神変形合体教会、トレヴィーノの泉と、よくわからないセンスの名所が無節操に揃っており、さながらテーマパークとして観光客も多い(ただし地味なので生徒からの受けは悪い)。屋台街にある前述の露店も、生徒住民のみならず観光客にも開放されており、学校や諸活動の運営費をまかなっている。
ほかにも、本物のポンペイの巨大宮殿の石柱(日伊間の友好を記念して寄贈)、パンテオン(イライラした時おもいっきり叫ぶ、オペラ上演などに使用)、コロッセオ(戦車道競技場兼運動場兼舞台兼お祭り広場)などもある。町並みもローマ同様に作られており、学園長曰く「ローマよりローマ」。
第63回戦車道全国高校生大会時のアンツィオ高校戦車道チーム隊長・安斎千代美
高校戦車道におけるアンツィオ高校は、全国レベルではどちらかといえば弱小チームの一つである。実際一時期活発だった時期こそあるものの、資金問題と車輌の戦闘力不足から近年では履修者が減少していた。得意は運動戦とパスタを茹でることで、もともと戦車の弱体を補うために奇策慣れしていることもあり、生徒の取り柄である「ノリと勢い」がプラスに働けば勝利を得ることはけして夢ではない。
その保有戦車はというと、半数を豆戦車CV33が占め、ほかにCV35、CV38といった改良型も保有。輸送用にエンジンルーム上にシートをつけるなど、多用途に活用している。武装が8ミリ機関銃にすぎないことから20ミリ対戦車ライフルに換装したものもあるが、機動性の悪化のため使用されることは少ない。火力面での主力は自走砲であるセモヴェンテda 75/18(セモベンテM41)であり、中戦車・重戦車の保有数が少ないのが欠点と言える。その他、非稼動状態でM13/40中戦車(および同車をM14/41相当に改造した車輌)も保有している。
学校が慢性的な資金不足下にあるため、戦車道チームも露店を開設して資金集めに励んでいる。隊員はアンツィオ生のご多分に漏れず勢いだけで楽天的に突っ走る傾向にあり、勝利のためには一部の冷静な隊員の努力と指揮官の人心掌握力が重要となるだろう。
第63回戦車道全国高校生大会終了後の現在において、戦車道チーム隊長は三年生の安斎千代美(アンチョビ)、副隊長は二年生のカルパッチョとペパロニがそれぞれ務めている。
安斎隊長は戦車道チーム立て直しのため招聘された人物であり、三年間で見事に戦車道チームを再建。隊員たちの信望も厚く、「統帥(ドゥーチェ)」と呼び慕われている。副隊長の両名はそれぞれ冷静なカルパッチョと勢いのペパロニといった具合に役割を分担し、「ノリと勢い」の隊員たちを適確に制御している。
戦力面での強化も進めており、第63回大会からはついに長年の貯蓄の成果たるP40重戦車を投入。一両だけとはいえ十分な火力を持つ正規の戦車を獲得した。セモヴェンテda90/53の導入案もあるらしいが、装弾数不足とそもそも戦闘室が開放式(密閉改造が認可されるかも不明)という理由で進捗していない様子。
安斎隊長が「二回戦突破まで行ければ上出来」と考えていた第63回大会の第一回戦では、CV33による主力誘引からのフラッグ車突貫で見事マジノ女学院に勝利。悲願のP40を投入した第二回戦では大洗女子学園と激戦を演じたものの、あえなく敗北している。それでも、戦車道チームに自信をつけるという隊長の目的は成功したものと言えるだろう。
同年度冬の第41回無限軌道杯では、CV33の軽快性を大いに活用して第一回戦の対戦相手ポンプル高校を破り、第二回戦に進出。次なる対戦相手は聖グロリアーナ女学院である。
掲示板
190 ななしのよっしん
2021/09/06(月) 10:18:56 ID: PSKo6mfb8n
あの……
ちょっとアニメ見返してたら、女子2人が転倒したCV33を押し倒してたんですけど……
191 ななしのよっしん
2022/02/07(月) 17:09:12 ID: pyDUiNWpmM
助走なしで八艘とびする隊長や、泥土の中から2メートル垂直ジャンプできる風紀委員、プールで立ち泳ぎしながらダンベルやるオタクどもだっている世の中だ。
気にしたら負けでしょ。
192 ななしのよっしん
2022/06/30(木) 07:21:41 ID: vB5eyEVlsK
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最終更新:2025/03/28(金) 19:00
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