ウィル・A・ツェペリとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第一部「ファントムブラッド」の登場人物である。自称男爵。名前の由来はイギリスのロックバンド、レッド・ツェッペリン。
CV:小山力也(PS2ゲーム版・劇場版) / 塩屋翼(TVアニメ版・ASB版・EoH版)
学者の家に生まれ、父の遺跡発掘隊に参加した際にメキシコで石仮面を発掘した。石仮面を被り吸血鬼と化した父はツェペリ以外の発掘隊全員を皆殺しにするが、逃亡するツェペリを追っているうちに夜が明け、朝日で蒸発した。
石仮面が再び人の手に渡って発現することを恐れたツェペリはチベットでトンペティと出会い、吸血鬼への対抗手段『仙道』もとい『波紋』を習得する。後に石仮面がジョースター家に渡り、ディオが吸血鬼と化したことを知って第一部の主人公、ジョナサン・ジョースターに波紋を教え、共にディオを倒す旅に出る。
その実力はかなりの物で。屍生人(ゾンビ)と化した切り裂きジャックを、グラスに注いだワインを片手に持ちながら戦い、一滴も零さずにあしらってしまうほど。
しかしディオには歯がたたず『気化冷凍法』で腕を凍結され波紋を封じられてしまう。『双首竜の間』にてジョナサンを救うためにディオが目覚めさせた戦士の一人タルカスに立ち向うも、タルカスの必殺技『天地来蛇殺』で身体を真っ二つにされるが、ジョナサンに究極の奥義『深仙脈疾走』 を託して死亡した。一瞬で用済みになったダイアーさんとは親友。
息子にマリオ、孫にシーザーを持つ。
(雑誌掲載時は「結婚もしなかったし家族ももたなかった」とされていたが、単行本化の際に「若い頃結婚していた」という台詞に差し替えられた。)
「ジョジョの奇妙な冒険」のメインテーマともなっているツェペリの名言。
ノミっているよなあ・・・ちっぽけな虫ケラのノミじゃよ!
あの虫は我我巨大で頭のいい人間にところかまわず攻撃を仕掛けて 戦いを挑んでくるなあ!
巨大な敵に立ち向かうノミ・・・これは『勇気』と呼べるだろうかねェ
ノミどものは「勇気」とは呼べんなあ「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!「恐怖」を我が物とすることじゃあッ!
人間讃歌は「勇気」の讃歌ッ!!
人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!
いくら強くてもこいつら屍生人は「勇気」を知らん!
ノミと同類よォーッ!!
1858年以前 : 父の大学の遺跡発掘隊に参加してエジプトやインドなど世界各国を旅。
1858年(20歳) : メキシコ、アステカ地下遺跡の発掘からの帰路で石仮面の脅威に遭遇する。
時期不明 : 若い頃結婚していたが石仮面のため家族を捨てている。
1860年(22歳) : インドの港町で奇妙な男から波紋法の存在を知りチベットのトンペティに弟子入りする。
1863年(25歳) : 3年間の荒行に耐え、「周天の法門」という高度の修業に入る。
1888年(50歳) : ジョナサンとの出会い。そして予言の時を迎える。
参照→「おとなはウソつきではないのです」
掲示板
157 ななしのよっしん
2022/11/11(金) 03:25:53 ID: xh/OZ3fh7o
>>152
ツェペリさん確か1830年代生まれのイタリア出身だったっけ
その時代ならまだイタリア半島にはいくつもの王国や公国が残っていたうえ、学者の出である以上家がそれなりの力を持っているのが普通
だからツェペリさんが爵位持っていてもおかしくはないんじゃない?
158 ななしのよっしん
2022/11/18(金) 15:59:56 ID: Ov6oG6uTgZ
近代のイギリスでは中堅以下の諸侯が学問の研究費の出資者(パトロン)だったり、自分でフィールドワークに出かけることは多かった
ツタンカーメンの墳墓発掘に出資して感染で急死したら呪い扱いされたカーナヴォン伯爵とか(ウィル父のモデルの一人の可能性大)
なので1部当初は、アステカ発掘をしていたウィル父はそういう「イギリスの男爵」という想定だったんだと思う
2部の設定は後付けだと判明してる以上は…
2部のシーザーの一家の設定だと貴族設定自体が不自然なんだが、あえて考えると
イタリアは歴史上背景から、実質のものから無名のものまで大量の領主・君主称号が発生していて、国が滅びても名前は存続している
(2022年現在でもだいぶ残っている。「没落して儲け話を探しているイタリア貴族の末裔」も近代のステレオタイプイメージ)
そのイタリア貴族のどれかの末裔で、調査隊のウィル父の代までは少なくとも財産も幾分残っていたが
父とウィルの行動でそれも無くなった、というのが考えられる
159 ななしのよっしん
2024/03/24(日) 18:47:54 ID: 5s5Xmz62HI
>>157-158
参考になるかわからんが、ミステリーのブラウン神父ものに『サラディン公の罪』っていう話があって、表題のサラディン大公(Prince Saradine)はイタリア貴族なんだけど、故郷でもめ事起こして現在はイギリスの田舎で隠棲生活等状況だった。
別の回に出てきたフランスの侯爵やイギリスの準男爵の描写見る限り、作者にそういう知識がないとも思えないので、20世紀初頭ごろまではそういうイタリア貴族がいてもおかしくはないイメージだったのかもしれない。
あるいは逆に、ツェペリ家の序爵がつい最近。
優れた職人か何かの一族で、それで一時は栄えていてウィルの父の代ぐらいで序爵したんだけど、彼が吸血鬼化して死んだ(乗ってた船も沈没)ことで財産失って転げ落ちるように没落。
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最終更新:2025/03/30(日) 07:00
最終更新:2025/03/30(日) 07:00
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