ウスズミの果て MISSION IN THE APOCALYPSEとは、岩宗治生による漫画である。雑誌『ハルタ』にて連載されている。
ウスズミの果て MISSION IN THE APOCALYPSE | |
基本情報 | |
---|---|
作者 | 岩宗治生 |
出版社 | KADOKAWA |
掲載 | ハルタ |
掲載期間 | 2022年3月 - |
巻数 | 既刊3巻 (2024年7月時点) |
漫画・アニメテンプレート |
岩宗治生氏初の長編連載作品。
「断罪者」と呼ばれる謎の生命体により滅ぼされた世界で一人復興任務に携わる少女の視点から、廃墟となった都市に残るかつて人類が生きた証を巡っていく物語となっている。
終末世界を、少女はひとり歩き続ける。彼女の任務は生存者の捜索と土地の浄化。果たして人間は見つかるのか?美しき廃墟のポストアポカリプス・ジャーニー。
作中時間軸から50年以上前に突如現れ、「厄災」と呼ばれる大災害を引き起こし人類の大半を死滅させた謎の生命体。現在も少なくない数の断罪者が都市の廃墟を闊歩している。
人間大で2足歩行をするものから大型で人間を丸ごと捕食するもの、高層ビルを破壊する超大型のものなど多種多様な個体が存在し、いずれも非常に強力な瘴気を撒き散らす。
「1000年以上前に大戦を引き起こした人類の罪を裁くために現れた」という俗説からその名が付けられたと言われている。
断罪者出現に伴い流行した謎の奇病。断罪者が発する瘴気を吸い込むと間もなく発症し、体中から鉱物に似た結晶体が生成され死に至る。発症者の遺体は腐敗せず、そのまま瘴気の発生源となる。そのため瘴気に侵された土地の復興のためには遺体を一人ひとり回収し火葬する必要がある。
50年以上前に人類を滅ぼした厄災に抗うための研究を行っていた機関。そのプロジェクトの多くは失敗に終わった。作中には2名の構成員のみが登場する。
種族:永遠の子 性別:女
本作の主人公。丑三技研機関の臨時調査員。
とても生真面目な性格で、報酬も監督する人間もいない中、都市の廃墟で一人、厄災以降大地を汚染し続けている「結晶病」の浄化や生存者の捜索などの任務を行っている(本人曰く「自己満足」)。任務の傍ら人々が生きた証を辿っていきたいと考えている。
ロボットに対しても敬語で応対する。激辛好き。
その正体は結晶病に罹らない人間を人工的に作り出す事を目指した「永遠の子」計画の唯一の成功体である「不死の人造人間」。防毒マスクを付けずに瘴気で汚染された土地で活動できるだけでなく、腕に金属パイプを打ち付けられても一切怪我を負わないほど頑丈な肉体を持ち、また大型の断罪者が放った棘を投げ返して致命傷を負わせることができるほどの怪力を持つ。たとえ怪我を負ったとしても急所への攻撃を含むいかなる傷も瞬時に治癒する。両目が義眼であり、付近の断罪者や結晶病感染遺体が発する結晶を感知する機能を持つ。簡素な防護服と拳銃型のマルチツール一丁で戦闘や様々な作業をこなす。
種族:?
ウサギのような長い耳を持つ謎の小動物。いつも小夜の傍らにいて任務を補佐している。小夜曰く「生まれた時から一緒に育ってきた家族のようなもの」。感情豊かで食い意地が張っている。
尻尾にプラグのようなものが付いており様々な電子機器に接続し操作できる。
厄災以前の時点で既に時代遅れの産物と見做されていた紙の本を多数保管している図書館。厄災により地上部分が焼け落ちたため無事だった蔵書は全て地下保管庫に収納されている。
左眼に眼帯を付けた女性。若い頃は海老江川工業社のアンドロイド開発部開発支部長だったが、厄災発生時は図書館館長だった。結晶病により命を落とした。
紙の本の保全に強く拘り、厄災直前に上層部を説得し地下保管庫の増設をしていた。
種族:ロボット
ただ一機で図書館と蔵書の管理を続けているロボット。人の膝ほどの高さの直方体の身体にキャタピラとマニピュレーター、小さなモニターとプリンターが付いておりカタコトで喋る。集音性能は良いらしい。ロボットらしく融通は利かないが他人を気遣う素振りを見せることもある。
元は月島によって作られたアンドロイドで、彼女が中央図書館館長となった後はその補佐をしていたが、厄災発生時に断罪者に身体を破壊されたため、瀕死の月島によって中枢機構を今の身体に移植された(本人曰く「ムシロ効率的ニ仕事ヲコナセルト イウモノ」)。
本を電子データとして管理・閲覧可能な現代、そしてそれらに触れる人間が生き残っているかどうかさえ分からない厄災後の世界で紙の本を保管し続ける意味に疑問を呈していたが、月島の最期の言葉「いつか 我々の跡を辿るかもしれない者達のため 知識を求める者がひとりでも残っているのであれば 守り続ける価値はある」という言葉を受け、その遺志を守るために活動を続けている。
厄災によって散逸した蔵書の回収中に小夜と出会い、「手伝いたい」と言った彼女を貸出図書回収補佐役の臨時従業員に任命した。
博物館の従業員の老人で、小夜が生まれて初めて遭遇した生きた人間。長年他人と会話していなかったせいか、あるいは元々内気な性格なのか言葉を噛みながら喋る。
厄災発生時に「拡散型」と呼ばれる巨大な断罪者に襲われるも近くのシェルターに逃げ込んで一人生き延び、約半世紀の間そこで暮らしていた。小夜と出会う3年前に勇気を出してシェルターの外へ出て拡散型の死骸を目にした彼は「奴の中にいまだ囚われている人たちを解放するべき」だと考え、小夜と出会うまで一人で死骸を掘り進めていた。
小夜の助けを得て死骸の中からかつての仲間達の遺体を回収した後、遺体と共に焼却炉に入り焼却開始直前に拳銃自殺した。
妹と2人で廃墟を旅する少年。左眼は普通だが右眼は爬虫類のような縦長の瞳孔を持ち、その周りに角のようなものが生えている。喧嘩っ早い性格。
結晶病に感染した母親の遺体から奇跡的に誕生し、そのためか結晶病に完全な耐性を持っており小夜と同じようにマスクを付けずに活動することができるほか、近くにいる断罪者を感知する能力を持つ。
その出自と外見、能力故に同じ生存者たちから化け物として蔑まれ、唯一人間として扱い育ててくれた父親を殺害された過去を持つ。そのため人間不信に陥っており、小夜と偶然遭遇し断罪者による攻撃から助け出された際にも「何か裏があるはず」と考えなかなか信用しようとしなかったが彼女の任務について知って以降は和解し行動を共にすることとなる。
イサミの妹で、イサミと同じように結晶病に感染した母親の遺体から産まれた少女[2]。褐色肌で頭に角と爬虫類のような両目を持ち、目の下には鱗のようなものがある。まだ幼いがしっかり者で兄の攻撃的な言動を度々諫めている。
イサミ、カノコと同様に結晶病に感染した母親の遺体から産まれた人物で、断罪者発生の原因を調べているらしい。自分と同じような生存者を探すため、小夜とイサミが出会う10年前に録音した音声を各地のシェルターに向けて定期的に送信している。
その5年後、その放送を父親と聞いたイサミはカノコと共に、宇佐が向かったという都市に向けて旅を続けている。
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最終更新:2025/04/26(土) 07:00
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