カルバマゼピン 単語

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カルバマゼピン

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カルバマゼピンとは、神経奮を抑えるの成分。先発医薬品名はテグレトール®

概要

有機化合物
カルバマゼピン
カルバマゼピン
基本情報
Carbamazepine
化学 C15H12N2O
分子量 236.27
化合物テンプレート

カルバマゼピンは、抗てんかん向精神薬である。欠神発作以外のてんかんの発作、躁病、双極性障害躁うつ病)の躁状態、統合失調症奮状態、三叉神経痛(顔面神経痛)に有効。とくに、てんかんの部分発作の第一選択である。Na+チャネルを遮断することで神経膜脱分極を抑制、病的ニューロンからの異常放電全体に広がるのを阻止し、痙攣発射を抑制する。ただし、てんかんのミオクロニー発作や欠神発作に対しては、増悪させるため使用しない。

副作用として、眠気、めまい、複視、運動失調、スティーブンス・ジョンソン症候群SJS)、中毒性表皮壊死症TEN)などがある。

また、ベンプロリンフラベリック®)と同じように、用後に実際の音程より半音ほど下がって聞こえることがあるので注意が必要である。この現象の血中濃度(の成分が体内にどれだけあるか)に関係なく、に対する不耐性が原因で発現すると考えられている。多くは一過性の症状で、用後~数日で発現し、用を中止して数日~数週間で回復する。また、数週間~数か継続用で耐性を得て症状が緩和した報告もあり、恒久的な障害となることは少ない。しかし、逆に言えば可性は低いながらも恒久的な障害になることもあるので、症状が出た場合は医師薬剤師と相談して対処を決めること。

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最終更新:2025/03/14(金) 19:00

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