ガノトトスとは、「モンスターハンター」に登場するモンスターである。「水竜」の異名を持つ。
素材から作られる装備に用いられる通称は「ガノス」。
名前の由来は硬鱗魚類を意味する「Ganoid」+魚・鳥をいう幼児語「とと」から?
魚竜種 | |
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![]() ガノトトス |
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別名 | |
原種 | 水竜 |
亜種 | 翠水竜 |
登場作品 | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
種族は魚竜種に分類され、主に密林の湖や砂漠の地底湖などに生息する。背中を包む硬質な瑠璃色の鱗(亜種は翡翠色)と翼状の胸ビレ、鋸のように並んだ牙が特徴。
水棲生物であるがゆえに大型の飛竜種にも比肩する巨体を持ち、口から吐き出す高圧水流で外敵を攻撃する。
ヒレには強力な催眠性を持つ毒があり、眠り属性を持つ武器に利用される。
稀に捕食したエビの殻が消化されずに残っていることがあり、防具の素材として珍重されている。
またその刺身は「肉と魚の旨味がマッチした究極の珍味」らしいのだが、それを食うために生け捕りをさせられるハンターの身にもなってほしい。
水中での大きな音に弱く、音爆弾や狩猟笛の高周波を使えば自ら地上に出てくるが100%怒るので危険。また好物はカエルであり、ハンターはこれと釣りざおを用いてガノトトスを水中から引きずり出すことができる。この時ついでに結構なダメージを与えた上スキだらけにできるが、同時に怒り状態になってしまう。
ガノトトスの音判定は胸ビレで行われているので、胸鰭に音が当たらないと音爆弾を投げても意味がない。たまに投げても届かないのは音が胸ビレまで届いていないせいである。
音爆弾がもったいない!という人は、小タル爆弾の爆風を胸ビレに当てると地上に飛び出してくるので試してみよう。狙い時は水ブレスのときがオススメ。MHP2までは音爆弾を当てても地上に出てこない場合があったのでこうでもしないと音爆弾不足に陥ってしまった。
と言って怒りがさめている状態だとさっさと水中に帰ってしまう(しかも水辺へ走っていく時に蹴られるとものすごく痛い。ただ走っている姿は妙に可愛い)。このため、怒っている状態で戦わされる事が多くなる。瀕死になると音響効果でも怒らなくなるが、その代わりなかなか水から上がってこなくなる。業を煮やして攻撃したガンナーがうっかり水中で倒してしまい、剥ぎ取れなくなるというケースもある。
同時期に戦えるモンスター(MHP2Gではダイミョウザザミ、フルフル、ゲリョスなど)の中では飛びぬけた攻撃力と後述する理不尽な強さからここで躓くハンターも多い。ガンナーなら相性はいいが最近は肉質硬化、追加モーションなどで調整がされており、そうとも言い切れない。
なお、体力が一定値を下回るとヒレが垂れ下がるのでこれを捕獲の合図と見るといい。しかしヒレを部位破壊してしまうと変化が分かりにくくなるので注意(この場合はトサカ?で判断する)。この背ビレ、何故か腹部を攻撃しても壊れる。
シリーズ一作目から登場している数少ない水棲モンスターであったが、水中戦が登場したMH3では何故かリストラの憂き目に遭う。しかし、MH3Gでは亜種と共にモンハン復活を成し遂げ、多くのハンターが待ち望んだガノトトスとの水中戦が実現された。
かつて、ガノトトスは理不尽な当たり判定を持つモンスターとして有名であった。
ガノトトスは固体サイズが他のモンスター(リオレウス等)と比べ一回り大きいのだが、技のバリエーションは尻尾攻撃とブレス、腹すべり突進やタックル(鉄山靠)など飛竜種とさほど変わりが無い。
またその巨体のため、一見すると足元がガラ空きのように見えるのだが、不用意に近づくと「突如何も無い所から攻撃を受け大ダメージを受けて吹き飛ばされる」という現象に見舞われる。タックルに至っては相手の突っ込む方向と逆の位置にいるのに何故か攻撃が直撃するという始末である(関連動画でその理不尽振りがスローモーション再生されている)。
これは尻尾攻撃やタックルに代表する攻撃の当たり判定が尻尾の下などに広く設定されていることが原因で、同様の現象がグラビモスなどにも見られるが特に顕著なのがガノトトスであるため同種の代名詞とされている。そのためガード不能武器での股下での過度の攻撃は危険なので、状況をみて離脱する戦法が有効。
なお、登場初期からMHP2Gまでこの点は改善されていなかったため、仕様としてプレイヤーからは広く認知されている。そしてついた異名は亜空間タックル。一部からはスタンドを用いた攻撃だとも強引に解釈されていた。
時が経ち、MH3G以降のシリーズでは理不尽な当たり判定は削除されているが、相変わらず尻尾付近の攻撃判定は残っているため、不用意な接近は禁物。
なお、MH2ベースであるMHFでは現在もほぼ元の判定を残すが、メゼポルタのハンターは主に判定の大きさに関係ないフレーム回避で対処している。
その後、水中戦が削除されたMH4でもガノトトスは登場を果たした。
だが、その扱いはなんとも言い難いモノがある。
まず、プレイヤーが直接ガノトトスを狩猟しに行けるわけではない。そして、ふらっとハンターに討伐クエストへ向かわせることもできない。
ではどこで登場しているのかというと、なんとぽかぽか島に設置された投網マシーンの捕獲対象としての登場。
稀に通常の魚群ではなくガノトトスが現れる。と、ここまでならまだいいのだが…。
投網をガノトトスに命中させるとあっさりと陸揚げされてしまい、その直後に簡単に絶命する。
以前のシリーズではカエルで釣り上げられてもピンピンしていたのにである。
網が恐ろしく強いのか、あるいはガノトトスが貧弱すぎるのかは不明。ガノトトスのサイズ的に後者の方が濃厚か。
一応、投網で失敗すると水面から顔を出してビームでこちらをなぎ払ってくれる。だが、それにしてもあんまりな扱いである。
それでも、装備だけの登場となったクルペッコやボルボロスなどと比べれば印象的な出番を貰えただけ、まだ優遇はされている…のだろうか。
ちなみに、多くのプレイヤーの腹筋部位破壊を誘ったのは言うまでもない。
MH4Gでは亜種も登場するようになったが、これまた簡単に絶命するのである。
無論、狩猟対象として討伐することは不可能。開発者はガノトトスに恨みでもあるのだろうか。
このように散々な扱いだったMH4だったが、後に発売されたMHXでは無事に狩猟対象モンスターとして登場。
ようやくまともな復活を遂げたことに、多くのハンターが安堵した。
MH2続投組。
当然釣りもできるが武器で殴った方が早いのでクエストで指定されない限りはやらない。
火と雷が弱点。
弓で首ハメされることが多い。
変種になって首が硬くなったが今度は翼ハメされるようになった。
MHF-G3(2013/10/16)にG級対応。難易度は★4。
既存行動へのエフェクト追加と新モーションがある。
新モーションは前方に間欠泉を発生させ、回転しながら這いずりをして水を撒き散らすというもの。
また、直線水ブレスが3Wayになっている。
2015年の4月に登場した個体。
非常に小さな個体なのだが…
その正体は2015年のエイプリルフールクエスト。
エリアに入ると極小ガノトトスと共になぜかシャンティエン最終形態のBGMである「蒼き龍の逆鱗」が流れ、ガノトトスが走り出して水場に入ると超巨大なガノトトスになって飛び出してくる。落下時にエリア全域に地割れが発生しその後もはね続けるのでこうなってしまうと力尽きてクエスト失敗確定。
小さいガノトトスを殴ってもダメージは入らないが、実は依頼分を斜め読みすると「バリスタ当てろ」というメッセージが隠れており、水に入られる前に支給品に入っている弾を使ってバリスタを当てるとクリア。
雷と氷が弱点。
オーラアローなどでハメようとすると分かり易いが怒り時の速度が原種より速い。
ちなみに奇種(凄腕ランクの亜種、変種の亜種ポジション)第一号。
MHF-G7(2015/5/27)で特異個体実装と同時にG級対応。難易度は原種と同じ★4。
原種の水ブレスに対して水疱球を使った技を持つ。ちなみに、G級恒例の剥ぎ取り1%素材が落し物6%捕獲7%で出る。
本実装は上記の日だが、2015年5月7日のパローネ大航祭に登場しており後に公式ツイッターで先行配信とされた(誤配信疑惑あり)。
MHFシーズン9.0(2010/9/29)実装。
体のオレンジ色が濃くなりほっそりしていた足が驚きの太さになった。
飛竜や鳥竜が眠りにつくモーションで催眠液を飛ばしたり、バックジャンプやホーミングを組み込んだ這いずりをしたり、横なぎ払いブレスをしたりするがどれも動きが悠長なため避けやすい。なぎ払いブレスは回避性能がなくともコロリンで難なく避けられる。また、当たってもこかしで済むが水に戻るの時のドタバタ走りでハンターを追いかける技もある。
特異個体の中でも最弱を争うレベルなので遠距離武器での首ハメで魂集めの乱獲の対象になってしまった。
麻痺にも弱いため剣士からも絶好のカモとして何も反撃できないままよく狩られている。
また、変種では秘伝デイリーのガンナー編を任されている。
MHF-G7(2015/5/27)実装。
目が真っ赤になり頭のヒレと胸ヒレが巨大化している。
巨大化した胸ヒレで風圧を起こしながらバックステップしてなぎ払いブレスを行う。ほかにはヴォル兄貴から伝授されたらしきビターンも使ってくる。
G5のゲリョス亜種までの特異個体と違って原種の技は一切使ってこないので明確な差別化がされている。
MHF-Zの10周年記念アップデートで辿異種が登場。フルフル、リオレウスに次ぐ初代組の辿異種。解禁は2017/9/27だが、9/23のTGS2017生放送の終了後から翌日まで特別なクエストで先行配信された。
原種との差異はなんと言っても頭で、口を閉じていても露出する大きな蒼い牙が5本ほど生えている。
フィールドは砂漠のみでありエリア7から移動もしない。
動きは一見特異個体と変わらないのだが、頭が発達したことで魚竜ながらエラを震わせて超咆哮を起こせるようになっており、水攻撃には水属性やられ【特大】が付与され、何よりゲルを生成する器官を獲得しており体に緑色のゲルを纏うという独自の進化を遂げている点が最大の特徴で、ゲルを纏った状態では今までにない攻撃を繰り出してくる。なお進化に際して背ビレの毒はなくなっており睡眠は使わない。
戦闘前は原種などと同じように水中におり、音爆弾、閃光玉などで発覚させると即座に陸に上がってくる。釣り上げた後跳ねる時間が長いので釣りも有効。なお発覚後はハンターがエリアにいる間は水に戻ることはない。陸に上がると大量のゲルを吐き出し、そこに自ら突っ込んで跳ねまわることで周囲にゲルの塊を撒き散らしながら身体にゲルを纏わりつかせ、最後に超咆哮する「ゲル纏い」を行いゲル纏い状態に移行する。ゲル纏いやゲル纏い状態での各種攻撃で撒かれたゲルは、フィールド上に一定時間設置され触れしまうとゲルやられ(効果は後述)になってしまうという辿異種ガノトトス戦最大の脅威である。
既存技の変化では細かった水ブレスが太いゲルブレスになっており、正面や薙ぎ払いなど原種亜種とそのHCのブレスバリエーションを網羅している。この他に、ゲル纏い状態では代名詞のタックルの際にゲルの飛沫が飛び、一歩ごとゲルを撒きながらのドタバタ走りを使うようにもなる。タックルのゲル飛沫は本体と判定が別なので被弾しやすく、飛沫は小ダメージでこかしなのだが無対策だと水属性やられ【特大】になってしまう点が厄介。ドタバタ走りは脚に当たるとこかされてそのまま設置したゲルに取り込まれてしまうので注意が必要だが、壁などで止まらず走り終わった場合は隙を晒すのでチャンスでもある。
追加技はすくい上げ噛みつき、滑り込み突進、回転ゲルばら撒き、ゲル纏い(前述)、ゲル解除がある。すくい上げ噛みつきは側面にすくい上げるように噛み付くもので、ダメージは低いが出が早くめくられやすい。滑り込み突進は従来の這いずりの進化系のような技であり、ゲルを利用しているのかすごい速さで突っ込んでくる。被弾してしまうと即座にゲルやられになってしまうため危険だが、速さ故に回避はしやすい。滑った後は確定でドタバタ走りに繋げるのでチャンスにもなる。回転ゲルばら撒きは溜めからその場で勢いよく回転し周囲にゲルをばら撒く技。ゲルは固定パターン+一定以上離れたハンター狙いなので対処は容易で、使用後は隙ができるので回転をフレーム回避しながら懐に潜り込むといい。ゲル解除はゲル纏い状態でガノトトスの口から白い泡が出てから少しすると行ってくる行動で、超咆哮の後に身体をブルブルを震わせて体表のゲルを周囲に大量にばら撒き通常状態に戻る。このばら撒きが長く辺りがゲルだらけになって近づけない上にハンター狙いのものもあって非常に厄介。しかしながら、白い泡が出てからこれを行うまでに一定ダメージを与えるとガノトトスが大きくひるんでゲル状態が強制解除され、10数秒もの間棒立ちになる上に再びゲル纏いを行うまでの間隔がゲル解除を行った場合より長くなるので、強制解除を成功させられるかどうかが辿異種ガノトトス戦の戦闘時間を大きく左右する。
★2からはタックルの進化技である往復タックルを使うようになる。その名の通りタックルで勢いよく突っ込んで戻ってくるというものなのだが、往路のタックルに当たると打ち上げられて復路で追撃を受けるコンボ技となっており、高難易度で攻撃力が上がるとゲル以外ではこれが主な乙原因となる。超咆哮からつなげてくる場合もあるので無効化が重要であるが、ガノトトスから見て左右どちらかの斜め前方に繰り出すので正面にいると対処しやすい。往復が終わると若干ではあるが攻撃チャンスでもある。
★4になると連続滑り込み突進が解禁される。バックジャンプから3回滑り込み突進を行う技で、当然被弾するとゲルやられになる。注意していれば対処は難しいものではなく、これも使用後はガノトトスが休む。
ゲルやられになるとドーム状のゲルの中に取り込まれて溺れてしまいスリップダメージを受ける。レバガチャすることで脱出を早めることが可能だが、それ以外に自力脱出の方法は無い。また、ゲルやられになっている間は判定が消えるので攻撃を重ねられる心配はないが、★が上がるごとにスリップダメージが増加するため、★4ともなると全力で脱出しないとHP150からBC送りになることもありとても危険。水属性やられ【特大】になっているとスリップダメージが更に増加する点も注意。設置される際や設置されているゲルはガードするか、音爆弾及び狩猟笛の音爆演奏で消すことが可能で、音爆効果の場合はゲルやられになっているハンターを救助することもできるのでPTプレイでは音爆弾を持ち込んでおこう。
往復タックルを除けば脅威はやはりゲル。このため、辿異種ガノトトス戦において重要ななのはゲル状態強制解除を成功させることといち早く発達部位の頭を破壊することである。対策面では頻繁に行う超咆哮とゲルやられをより致命的なものにする水属性やられ【特大】を無効化することが必須と言える。
部位破壊は発達部位の頭と腹(背ビレ)、脚、尾(尾ビレ)で腹のみであった原種から3箇所追加された。脚は両方破壊で報酬ということに注意が必要だが全体的にそこまで硬くはない。しかしながら、狙いやすい頭、腹、脚はともかく尾ビレは常に高い位置にあって判定も小さいので破壊が非常に難しく、一度に全破壊する難易度は高い。頭を破壊するとゲルが完全解除されて以降ゲル纏いを行えなくなり超咆哮も使えなくなるなど、一つ前のルコディオラ同様激烈に弱体化するので発達部位素材狙いでなくても破壊を心がけたい。
余談だが、開幕から一人が音爆弾を投げて水の中で連続で怯ませ続け他のハンターがボウガンで蜂の巣にするというハメが先行配信時に発覚し、実装当初はゲルの解除ギミックなども知られておらずゲルの厄介さからこの方法で狩られることも多かった(直後のアップデートで修正)。
掲示板
462 ななしのよっしん
2025/03/08(土) 00:17:23 ID: Kk/LwzLiC2
初期はレウスやディアブロスに並ぶような結構強敵ポジションだったのにどんどん扱いが小さくなってしまった
独自の生態があるのでWorldやWildsのような生態系とか描く路線なら描きやすそうだけど、戦ってて楽しいモンスターにするのが難しいんだろうか
463 ななしのよっしん
2025/03/11(火) 08:30:35 ID: GNAQFryg9r
464 ななしのよっしん
2025/04/01(火) 01:49:10 ID: /gTWeKSQxB
XXの時点でブシドーとブレイブで楽に倒せるようになったし
大振りな単発技持ちは今のカウンター環境出てもねぇ
今出ても攻撃見辛いだけのモンスターになりそう
提供: ☆ごえもん☆
提供: 猫戦士
提供: O3
提供: あ
提供: ベホマ
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/15(火) 09:00
最終更新:2025/04/15(火) 09:00
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