ガルパンおじさんとは、アニメ「ガールズ&パンツァー」の視聴によりなんらかの影響を受けたおじさんのことであるが、どのような様態であるかは使用された時期により大きく異なっている。
使われ始めた当初の「ガルパンおじさん」は強い自虐的な意味合いを持っていた。
アニメ本編は戦車を用いた少女たちの成長と勝利を描いた清々しい内容であるが、この手の作品の宿命として、多少公にするのがはばかられる妄想をする視聴者はいるものである。しかし本編のあまりの純粋無垢さに、そのような妄想をする自分の汚さを自覚して後ろめたさを感じていることを示した表現が「ガルパンおじさん」であった。
この意味での「ガルパンおじさん」が一定の定着を見せるのは2013年の9月から10月頃と思われる。それ以前は同じ意味でTV版放映終盤頃に「ガルパニスト」という言葉が生み出されていたが、「ガルパニスト」はすぐにガルパンファン全体を指す言葉として広まっていった。そのような中2013年9月にとあるTV公式アカウントが「ガルパンファン」という意味で「ガルパニスト」を使用したため、改めて代わりに後ろめたい人々を指す言葉として選ばれたのが「ガルパン○○(好きな属性が入る)おじさん」であり、間もなく省略されて「ガルパンおじさん」として定着した。
TV版放映終了から1年近く経つと、「ガルパンおじさん」は多少意味が拡大されるが、おおむね自虐的であることに変わりはない。
この頃の「ガルパンおじさん」にはヘビーなミリタリーファンが、傑作兵器も駄作兵器も国籍関係なく愛し、他を侮蔑することなく嬉しそうに紹介する(しかも空気が読める)秋山殿と、メディアの軍事考証に怒りミリタリーファン同士で資料で殴り合い時に罵りあうこともある上に空気が読めない自分たち(まあだいたいのミリタリーファンには心当たりがあるんじゃないかと思う)を比べて自分を卑下する意味が加わっている。
「軍事オタクのあらゆるものを混ぜ合わせ遠心分離機にかけた水の上澄み部分が秋山殿で、底にのこった濁りが自分ら」などと言っているのが、ガルパンおじさんである。
2015年11月に劇場版が公開されて以後、「ガルパンおじさん」の意味は急速に拡大され、自虐的意味合いも同時に薄れていく。
だいたい20代後半以後の男性ガルパンファン≒ガルパンおじさん、程度の意味合いで使う人も増え、「ガルパンはいいぞおじさん」などの派生語も含めて肯定的な使い方をされるケースも増えた。そのためツイッター等では以前からの意味で使い続ける視聴者と、肯定的なニュアンスで使う視聴者とで多少認識のずれが生じている。
また一方で「ガルパンおじさんのメス」なるよくわからない概念の女性ファンも産まれたりしている。
この時期のガルパンおじさんは一説によると
「聖グロリアーナ女学院生徒のように礼儀正しく気品に満ち溢れ、
(他高校略)
と言われているが、さすがにこれはプロパガンダである。
しかしきっと、少なくとも最後の一文は真実であることを願ってやまない。
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最終更新:2025/03/22(土) 06:00
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