ガンダムX 単語

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ガンダムエックス

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かつて、戦争があった──

一つのコロニーの独立運動に端を発した紛争が
地球全土を巻き込む全面戦争となったのだ
戦争着状態となって8ヶ
宇宙革命軍は 地球に甚大な被害を及ぼす
コロニー落とし作戦を切り札に
地球連邦政府に対して降を迫った

これに対して連邦軍は
極秘に開発していた決戦兵器
モビルスーツガンダム」を投入
徹底抗戦の構えをとった──

 


ガンダムXとは、

  1. アニメ機動新世紀ガンダムX』の略称
  2. 上記作品に登場する架モビルスーツ(形式番号:GX-9900)、ガンダムエックス。

本項では2.について述べる。

概要

ガンダムエックス本編の15年前、第7次宇宙戦争において地球連邦軍が開発した決戦兵器ガンダム」のうちの一種である。通称「GX」。

決戦兵器と銘打たれただけありその性は凄まじく、戦後15年の時を経ても、汎用としては最高クラスモビルスーツとして君臨している(混乱期において軍事産業が下火になったこともあるが)。

スペック

陸・宇宙のすべてに対応する汎用性を持つ。

上下左右に推進器が装着されたパックパックは、坦・薄ながら非常に高い推力を発揮する。サテライトシステム(後述)の一部であるリフレクターを、後方(一方向)へ向けエネルギーを放射することで長時間のジャンプ(滞)が可となる「ホバーリグモード」も搭載している。バックパック四カ所の接続ポートにはオプションパーツを装備可(サテライトキャノンも含まれるか不明)。外伝ではサテライトキャノン完成前だったため、高機動ブースター2基を装備している。接続ポートはサテライトシステムエネルギー供給ステムに対応しているため、接続した装備へ供給が可となっている。

装甲は「ルナチタニウム合金」を採用[1]マシンガンバズーカなどの実弾兵器はおろか、ヒートで切られようが、よほど高出力のものでなければビーム弾の直撃を受けようが、ほぼ傷の圧倒的な防御力を誇る。

ガンダムシリーズに共通する特徴としてフラッシュシステムの搭載が挙げられる。これは「ニュータイプ」と呼ばれる存在の思念操作によって、ガンダム本体とほぼ同の12機のモビルスーツ「Gビットを操縦できるシステムである。

サテライトシステム

GXにはサテライトシステムが搭載されている。面に存在するマイクロウェーブ送電施設との連携を前提としたシステムで、面施設又はマイクロウェーブ継衛から送られてくるスーパーマイクロウェーブを背部リフレクターで受信、基部に直結された戦略兵器サテライトキャノンエネルギーに変換、照射することができる。

要は強力ビームというわけだが、これこそがGXを決戦兵器たらしめ、他のガンダムとは別格の扱いをさせる要因となっている。その威力はスペースコロニーのもっとも分厚い港湾部を容易く貫通し、照射範囲も戦艦数隻を余裕で丸呑みにするほど広い。最大出力ならばコロニーすら一撃で破壊する事が可悪な破壊力を持つ。地表で発射した場合、地面が高熱によりガラス化するほど。
当然ながらGXのビットモビルスーツ「GXビット」にも全く同様のものが搭載されており、第7次宇宙戦争当時は計13基のサテライトキャノンがいくつものコロニーを破壊し、宇宙革命軍がそれ以上のコロニーを地球に落とす地獄絵図が展開された。

MGプラモデルでは新たに、サテライトシステムによって1週間補給で戦闘継続が行える規模のエネルギーキープ(貯蔵)が可という設定が設けられた。

第7次宇宙戦争当時は、地球圏に複数配置された中継衛を介してマイクロウェーブを受信する仕組みだったが、衛星が破壊された戦後では、照射施設とGXの間に障害物がい状態でしか使用できなくなった。即ち地球では状態では使用できず、これが第一話タイトル月は出ているか?」の由来となっている。

建造機体

本機は計3機が製造されている(プラモデル「1/100HG ガンダムX」より)。

連邦によって開発された「ガンダム」はGXのほか、大量の火器を装備したガンダムレオパルドAW世界の「ファーストガンダム」)、変形機構を備え、高機動戦闘に特化したガンダムエアマスターパイロットの安全性を無視し、戦闘力を追求したガンダムベルフェゴール本編未登場、SDガンダム Gジェネレーションシリーズが初出)がある。

武装

ガンダムエックスディバイダー

フォートセバーン自警団のカリス・ノーティラス駆るベルティゴに大破させられたGXを少年メカニックキッドサルサミル率いるフリーデンのメカニックたちが修復、改修したのがガンダムエックスディバイダーである。

サテライトキャノンは失われてしまったが、新たにキッドジャンクパーツから製作した「ディバイダー」を装備している。これは多連装ビームとして機するだけでなく、シールド、果てには背中に取り付けブースターとしても機する。末恐ろしい少年である。
バックパックの接続ポートのすべてに追加装備もされている。ビームソードとホルダー兼バーニア(ブースター)が2基、サテライトシステムを失ったことによる出力低下(恐らく貯蔵できるエネルギー容量も低下)を補うためにエネルギーポッドが2基追加された。
フリーデンの太陽光発電充電したエネルギーポッドは1基で12時間分のエネルギーがチャージされている。

追加バーニアにより、ディバイダーを用いずに中戦も可となっている。ディバイダーを背面に装備した状態は改修前と同様「ホバーリグモード」という名称だが、ブースターの2基それぞれの180度可動により機動力だけでなく運動性も強化されている。

戦略MSとしての兵器や機こそ失われてはいるが、対MS戦を強化した戦術MSとなった。MS単体としての性は大幅に上昇している。また、フラッシュシステムは問題なく機し、ジャミルがGXビットを率いて戦ったこともある。

武装

ゲームでの扱い

どのゲームでもそこそこ高めの機体性悪な攻撃力、というのが基本である。サテライトキャノンは作品によってでも使えたりしか使えなかったりとまちまち。以上のこともあり、多くのゲームでGXのバランス取りには苦労している節がある。
なぜか、ノーマル⇔ディバイダーと自由に換装できる作品もある。どういうことだ。(まあ、便利といえば便利よね)。

ガンダムvsガンダムでは前期機体にもかかわらずコスト3000で参戦(ちなみにヴィクトリーガンダム1000ストライクガンダムインパルスガンダム2000)。サテライトキャノンは高威力だが扱いづらい。
続編のNEXTではガンダムダブルエックスの参戦もあり、ディバイダーに換装し、サテライトとディバイダーを使い分ける機体になった。
ガンダムEXTREMEVSシリーズではジャミル・ニートの駆るガンダムXディバイダーがコスト2500で参戦。
シリーズからジャミル機は一貫してディバイダー装備で登場している。
地上でブーストを行うとディバイダーを利用したホバー走行(ラゴゥやモビルファイター系と似た特殊な挙動の地上ブースト)になるという特徴がある。
ビームマシンガンバズーカコマンド入力で曲射もできる)で牽制し、本命のディバイダーによる強力な攻撃を当てていく機体になっている。
また、格闘チャージ攻撃で1出撃に一度だけGXビットを呼び出し、敵に向かってサテライトキャノンを照射させることが出来る。
覚醒技(バーストアタック)はサテライトキャノン一斉射撃。左右に呼び出したGXビットと本体のサテライトキャノンを同時に発射する。サテライトキャノンを並列して撃つので範囲が非常に広い。また、この時だけ機体の表記が「ガンダムX」になる。
現在DLCで通常のガンダムXとディバイダーを換装できるガンダムX(ガロードティファ搭乗)が配信されている。ディバイダー装備形態に加えて、シールドバスターライフルバズーカ、時間チャージ式のサテライトキャノンが使える通常状態が換装で使用できる。ディバイダー時の攻撃コマンドの内容が変わり、通常状態との換装が出来るかわりにディバイダー状態でバズーカを使用することができない。バーストアタックジャミル機と同じ。

関連動画

関連静画

関連項目

脚注

  1. *初代RX-78-2ガンダムの装甲材と同名だが、GXとRX-78では機体重量が全く異なる(ガンダムXの重量は初代ガンダムの10分の1程度)ため、名前が同じだけの別物とされている。
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