キメラテック・フォートレス・ドラゴンとは、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」に登場するカードである。
ヘルカイザー亮(丸藤亮)が使用する融合モンスター。アニメにおいては、以下のような能力を持つ。
融合・効果モンスター
※「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」TURN-148の「今日の最強カード」による
星8/闇属性/機械族/ATK 0/DEF 0
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの融合召喚に成功した時、
このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
このカードが攻撃する時、ダメージ計算を行わない。
このカードは融合素材にしたモンスターの数だけ相手モンスターを攻撃する事ができる。
このカードが攻撃した時、相手プレイヤーに400ポイントのダメージを与える。
VSヨハン(ユベル憑依)で登場。
「オーバーロード・フュージョン」によって、墓地の「サイバー・ドラゴン」3体、「サイバー・バリア・ドラゴン」、「サイバー・レーザー・ドラゴン」の計5体を融合素材として融合召喚された。ヨハンの「究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン」を連続で攻撃、4回目まで順調にダメージを与え、5回目の攻撃で決着をつけようとしたが、「レインボー・ライフ」(アニメ版)で4回分のダメージを実質無効にされたため、止めは刺せなかった。
その後、レインボー・ダーク・ドラゴンの攻撃対象になったとき、「次元誘爆」のコストとして融合デッキに戻された。
攻撃名は、字幕によれば「エボリューション・リザルト・アーティレリー」。後ろに攻撃回数に応じて「第1打」、「第2打」……と続き、作中では第5打まで続いた。
ただ、実際のヘルカイザーの発音は「アーティラリー」に近い。
攻撃の際は、数珠つなぎになったリング状の胴体から首を出し、その口から衝撃波のようなものを吐き出して攻撃する。
上記の通り、アニメにおいてはOCGとは全く異なる能力を持っていた。攻守0のため戦闘能力がなく、攻撃するたびに400ダメージを与えられる。10体を素材にすれば合計4000ダメージで1ターンキルが成立する(OCGでは倍になる)。「未来融合-フューチャー・フュージョン」(エラッタ前)と「オーバーロード・フュージョン」を組み合わせれば、容易に1ターンキルが可能。
ニコニコにおいて、このカード自体がネタにされることは少ないが、攻撃時のヘルカイザーの台詞、第5打!(ダイゴダァ!)はよくMADなどに用いられる。
「Vジャンプ 2007年10月号」(2007年8月21日発売)でOCGに登場。
融合・効果モンスター
※「20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVE」収録のカード(GS03-JP008)による
星8/闇属性/機械族/ATK 0/DEF 0
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
自分・相手フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
このカードは融合素材にできない。
(1):このカードの元々の攻撃力は、
このカードの融合素材としたモンスターの数×1000になる。
アニメ版の面影はあまりないが、相手フィールドのモンスターまでを素材として特殊召喚できるのが最大の特徴。
相手フィールド上のモンスターを素材にできるということは、相手の機械族・「サイバー・ドラゴン」をほとんどの場合有無を言わさずに除去できるということである。
また、墓地へ送るのはコストであるため特殊召喚を無効にしても墓地へ送ったモンスターは戻らず、さらに、破壊するものではないため「スターダスト・ドラゴン」などで防ぐこともできないと、機械族にとってはかなり厄介な除去カード。
そのため、機械族デッキを用いる場合は、常にこのカードの存在を念頭に置き、なるべく機械族モンスターや「サイバー・ドラゴン」をフィールドに置いたまま相手にターンを渡さないなどの対策をとる必要がある。ケースバイケースではあるが、「サイバー・ドラゴン」と機械族を共に置いたまま相手にターンを渡すというのは危険極まりない。
しかし、このカードの召喚には「墓地へ送る」必要があることから、コストとして墓地へ送れないモンスターはこのカードでは除去できない。カードとして存在しないトークンや、自身の効果で特殊召喚した「ボルト・ヘッジホッグ」、ルール上墓地へ送れないペンデュラムモンスターなどが該当するが、特にペンデュラムモンスターは注意が必要。
そのため、機械族デッキであっても、特にペンデュラムモンスターを中心としたデッキであるクリフォートに対してはこのカードはさほどの脅威にならない。
墓地へ送れないペンデュラムモンスターの登場や、墓地で効果を発動するモンスターの増加、相手ターンに使える除去手段の増加によって「サイバー・ドラゴン」を出しても即座に除去されてしまうなどの点から、第9期からは機械族メタとしての立場を除外によって除去できる「システム・ダウン」に譲りつつある。
「サイバー・ドラゴン」の汎用性が高いこともあり、このカードをエクストラデッキ(融合デッキ)にとりあえず1枚入れておくだけで機械族に対する万能な除去として活躍できるため、一時期はエクストラデッキに入れる必須カードのような扱いを受けた。
その影響は絶大で、このカードの登場後、「人造人間-サイコ・ショッカー」や登場当時に流行していたガジェットなど、規制を受けていた機械族モンスターが軒並み制限解除された(もちろん、このカード以外にも要因はあるが)。
現在はエクストラデッキの枚数制限が存在するため、ほかの融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターに場所を取られてこのカードの採用を見送るケースも多いが、相手のエクストラデッキは確認できないため、エクストラデッキにカードが存在するだけで機械族デッキ使いはこのカードの存在を想定して動かなければならない。
このことから、たとえエクストラデッキが必要ないデッキ構築であっても、相手にこのカードの存在を警戒させるためにエクストラデッキに何かカードを入れるとよいと言える(近年はエクストラデッキにカードがないことが発動条件のカードも存在することなどから、エクストラデッキに不要なカードを入れるか否かについては複雑化している)。
相手のデッキにあるか否かではなく、存在そのものが脅威となる珍しいカード。このカードの存在が、そのまま機械族全般の弱点となっている。
有用なカードだが、雑誌付録以来、長い間絶版であった。「GOLD SERIES 2011」で再録されたが、ノーマルレア(ただし、非公式なものであり、公式的には他の収録カードと変わらない扱いであることには注意)であるため、入手は依然として困難である。その後、「THE GOLD BOX」や「20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVE」にも再録された。
初登場時のテキストには、融合素材の指定に「自分・相手」がなく、発売前には、実際は自分フィールドのモンスターしか素材にできないのではないか、と考える人もいた(当時は「融合」など、自分のみであっても「自分」の記述が省かれることが多かった。最近は修正される傾向にある)。
GS03の収録時にテキストが修正され、わかりやすくなった。
相手モンスターを融合素材にできる初のカード(融合召喚扱いのものに限定すれば、後に登場した「超融合」が初になる)。
変わった効果であるだけに、複雑な処理も多い。
WCS2008オリジナルの禁止・制限リストでは制限カードに指定された。
一部のゲーム作品では、このカードの特殊召喚時の演出が融合召喚と同じものに設定されているが、ルール上、このカードの特殊召喚は融合召喚ではない。
掲示板
19 ななしのよっしん
2018/09/25(火) 00:07:39 ID: usndLpTwhe
アニメのフォートレスの鳴き声ムシキングのコガシラクワガタじゃねーか!
https://
20 ななしのよっしん
2022/01/13(木) 17:58:58 ID: cPXcZBYwRN
ついに「深淵竜アルバ・レナトゥス」というこいつのドラゴン族版が出たな……
21 ななしのよっしん
2022/12/10(土) 00:55:26 ID: iQxhGRI6St
最近出たクロックワークナイトが通りさえすれば、場のすべてを問答無用でリリースできる最強カードになりうる
妨害がモンスター効果、特殊召喚メタしかない相手だとエクストラリンクしてようが割とキマるので楽しい
クロックワークナイトがサーチできないのがネックだけど...
提供: 天渦 荊
提供: ボリュームテン
提供: 浜崎伝助
提供: ゆんなの
提供: 甘木(あまぎ)税務署
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最終更新:2025/03/29(土) 08:00
最終更新:2025/03/29(土) 07:00
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