キーウィとは、ニュージーランドの国鳥にして、飛べない鳥の一種である。
珍獣の宝庫ニュージーランドに生息する夜行性の鳥。
絶滅フラグの多い陸生の鳥類にあって、その中でも一際絶滅の危機に瀕している鳥の一つである。
キウイフルーツの語源でもある(キーウィに似てるためそう名付けられた)。
なお、キーウィ自身の名前の由来はその変わった鳴き声からきている。
普段は穴の中で過ごして夜が来るのを待っている。尾羽根は完全に退化してなくなり、飛ぶための羽も飛ぶ必要がなくなったことで退化しており、扱うことが出来ない。
脚力だけは進歩していてかなり早く走るのだが、強力な哺乳類から逃げるにはやや不足気味といったところ。
食べ物は昆虫やミミズ、果実など。夜行性で、長いクチバシの先端にある鼻で匂いを探り、闇夜の中で獲物を探る。
それ故に、目を使う必要があまりなくなったため、視力はほとんど失われており、うっかり獲物を落としてしまうと、鼻を頼りにもう1回探すことになるので、大変そうである。
その分嗅覚はかなり優れているのだが、鼻のある位置がクチバシの先端というのが災いし、度々鼻が土で詰まる。よって定期的に鼻をフンと鳴らして土を出さないといけない。
羽毛は羽毛に見えないくらい1枚1枚が細く、さながら水に濡れたネズミのようである。
ちなみに絶滅に瀕している理由の1つとして、好奇心が強く警戒心に薄いという、これまでの絶滅動物が辿ってきたフラグを見事に立てている。人間を見るとむしろ好奇心で寄ってきたり付いてきたりしてしまうほど。
下の関連動画でも、アッテンボロー先生が懐中電灯で照らしながらニヤニヤしていていようが、まるで気にしている様子がない。このことからも、その呑気さが伺える。
どうしてこんな進化をしたし……と思わずには居られないが、それはニュージーランドには天敵が本来いなかったため、天敵が居ないなりに過ごしやすい環境に適応するためにこうなったのである。
とはいえ、いくらなんでもと思わずにはいられない一番のツッコミどころは、卵のでかさである。
このキーウィ、ニワトリと同じかそれより少し小さいくらいの背丈だが、にも関わらずニワトリよりも卵がでかい。
というか卵の大きさは、なんと鳥類平均の6倍。キーウィの身体と照らし合わせると自分の体重の20%を占める。
おかげで雌は相当お腹を痛めながら卵を産むことになるばかりか、卵に身体を圧迫されて2、3日食事が出来ない。
卵を温めるのは雄だが、この大きさおかげで卵を全体的に温めることが出来ない。しかもキーウィの体温が鳥にしてはやや低いので、孵化までにかなり時間がかかる。
1回に産む卵は当然1個だが、これを年に2、3回行なうので繁殖力的にはそこそこ救いがある…と思いたい。
どうしてこうなったかというのはわかっていないが、今のところは「実はキーウィは元々今よりずっと大きな鳥類だったのでは?」という説が主流のようだ。
つまりキーウィはその昔、ダチョウやジャイアントモアのような大型の鳥類だったのかもしれないのだ。
しかし、そうだとしても普通は進化の過程で卵なども合わせて変わっていくはずである。どうして卵も合わせて進化しなかったのかは永遠の謎。
本記事の掲示板に投じられた情報によれば、ダーウィンが来た!曰く「ヒナが寒さに負けないよう、なるべく成長した姿で生まれさせたいから」とのことである。
一応今はキーウィ科という独立種に位置しているが、モア科に分類する説やダチョウ科に分類する説などもある。
かつて同じ土地で暮らしていたモアとの関係性はいかんせん不明だが、ダチョウ科としてはヒクイドリの近縁である。
掲示板
7 ななしのよっしん
2019/09/19(木) 22:30:45 ID: 0oGhWxyRNH
クラッシュ・バンディグーシリーズのマニアック生物網羅でバンディグートとコアラ(コアラコング)やポトルー(ピンストライプ)までキャラにされたのに完全に無視された哀れな奴。
8 ななしのよっしん
2021/12/02(木) 13:44:19 ID: OQ50NrYjrJ
>>7
タイトーのゲーム「ニュージーランドストーリー」の主役はこいつだから。
9 ななしのよっしん
2022/09/06(火) 22:46:17 ID: TU0avlXI8X
>>7
そりゃあクラッシュ・バンディクーシリーズのメインキャラはほとんどがオーストラリア系の動物だから当然だろ
キーウィはニュージーランドの動物なんだから
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最終更新:2025/04/27(日) 08:00
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