コンラート・ハインツ・フォン・ローエングラムは銀河英雄伝説の人物。ゴールデンバウム朝の門閥貴族である、ローエングラム家9代目当主。作中には登場せず、過去の人物として触れられている。
ローエングラム家はルドルフ大帝以来の世襲貴族の名門。武門の名流として知られ、爵位は伯爵にまで至った。
重臣を多く輩出し、閣僚と提督をそれぞれ10人以上、世に送り出している。
帝国暦253年。時の皇帝アウグスト2世の暴政が世を覆い、皇族、貴族、人民が等しく虐殺される。大粛清を逃れていたアウグストの従弟エーリッヒ・フォン・リンダーホーフ侯爵は皇帝に出頭を命じられ、進退に窮して挙兵を決行。
敗死を覚悟していたが、皇帝を見限った三人の若き提督がエーリッヒの下に駆けつけて忠誠を誓った。
この三提督のひとりがコンラート・ハインツであった。 トラーバッハ星域において彼らが率いる反乱軍は戦意に乏しい討伐軍を一戦にて打ち破り、全面降伏にまで追い込んだ。
やがてエーリッヒは宮廷革命を成功させ、エーリッヒ2世として即位。後世アウグスト2世が流血帝と称されるのに対して止血帝と称される。
コンラート・ハインツは功績により帝国元帥に叙され、軍務、内務、国務の三尚書職を歴任し、文武の重鎮となった。 爵位も一時は侯爵にのぼったが、次男フィリップの起こした事故で皇女マグダレーナが死亡したため、引責して公職を退き、爵位も伯爵に戻り、侯爵位は一代限りのものとなった。
以後は当主が早逝して直系の血統が保たれず、ついに19代目にして嗣子が途絶えて廃絶された。
後にローエングラム伯爵家は、フリードリヒ4世の御世である帝国暦487年に、寵妃の弟であるラインハルト・フォン・ミューゼルが武勲と成年により、門地を与えられて第20代目当主となり、再興される事となる。
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10 ななしのよっしん
2016/03/02(水) 19:08:16 ID: Q5cjoXumm6
>>9
流血帝への反乱に率先して加担したところを見ると、「帝国貴族たる者、民を守ることこそ存在意義」と思ってる人みたいだし、ゴールデンバウム王朝が民を守らないと悟れば、少なくとも無念の涙は流さないだろうなあ。
11 ななしのよっしん
2016/06/26(日) 13:47:40 ID: ywWcxv5qWa
特に民思いの人じゃなかったとしても反乱に参加すると思うぞ
だって処刑と財産没収は平民と大貴族とを問わず平等に行われたのだもの
選民主義者だろうと腐敗した奴だろうと自分の身を守ろうと思えば…ねえ
現にエーリッヒの反乱という切っ掛け一つでみんな雪崩を打ってアウグストから離れていった
12 ななしのよっしん
2021/12/17(金) 19:33:21 ID: lrk9pOJNOX
エーリッヒの下に駆けつけた3提督の1人は妻子をアウグストに殺されてるが、それがこのローエングラム伯爵だとすれば、形は違えど皇帝への復讐という意味でラインハルトの家督継承は因縁と言える。
事故を起こした次男は殺されたのとは別の子供か反乱後に迎えた後妻の子とすれば矛盾はしないし。
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最終更新:2025/03/16(日) 18:00
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