そ れ は 黒 き 災 厄 な の か ……!?
ゴア・マガラとは、モンスターハンターシリーズに登場するモンスターである。
![]() ゴア・マガラ |
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別名 | |
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別名 | 黒蝕竜 |
登場作品 | |
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モンスターハンターのモンスターテンプレート |
モンスターハンター4のパッケージを飾るメインモンスター。シングルモードのストーリーに大きく関わる。
バルバレギルドの管轄地域に出現する、謎の多い「黒蝕竜(こくしょくりゅう)」。目撃例が非常に少なく、その生態については謎に包まれている。
しかし行動範囲は広大で、各地に出現するという。性格は非常に凶暴で、ひとたび出現すると周辺地域に甚大な被害を及ぼす。海をゆく船を襲撃したり、ハンターと交戦中のティガレックスを襲って首をへし折るなど具体例は数知れず。事態を重く見たバルバレギルドは精鋭である筆頭ハンターにゴア・マガラ討伐の任を与えたが、なんと彼らを敗北させ散り散りにしてしまった。
このように古龍に負けずとも劣らない戦闘能力の高さから、ただでさえ災厄のような存在なのに、後述の能力がより被害を拡大化させている。
テーマ曲は「光蝕む外套」。その名の通り、全身真っ黒な体躯を持つ。両目が確認できない事から、視力は無い。前脚と後脚、一対の翼、尻尾と飛竜種の身体的特徴を持っているが、飛竜種ではない。背中に異常なほど巨大な漆黒の翼が認められ、翼膜からは黒い毛状の鱗が生えている。この毛状の鱗は常に抜け落ちており、まるで外套が棚引いているように見えるのが特徴。外敵を察知した際には、この毛状の鱗に付着した黒い鱗粉を撒き散らす。
この鱗粉は感知能力を強化しているものとされ、これを吸着または吸引した他の生物の位置や熱量を把握していると考えられている。どうやらゴア・マガラは視力を持たない代わりに鱗粉を使い、ソナーや熱感知器のように用いているようだ。ただそれだけなら良いのだが、鱗粉には恐るべき副次効果が秘められている。鱗粉を吸引した生物は理性が利かなくなり、行動が異常化。自分以外の生物を見境無く襲うモンスターに成り果てる。ギルドではこの鱗粉を狂竜ウィルス、鱗粉によって発症した症状を狂竜症と呼びを警戒を要している。しかも感染したモンスター自身が感染源となり、周囲に伝染させるという厄介な特性を持っており、遠く離れた場所の生態にすら影響を与える。ジンオウガ、ブラキディオスなど自然界でも上位のモンスターまで感染させてしまうが、古龍種や古龍に匹敵するモンスターには何故か感染例が存在しない。何か免疫でも持っているのだろうか。MH4では狂竜ウィルスに感染したモンスターが時折登場するが、元を辿ればゴア・マガラの黒い鱗粉が原因である。出るゲームを間違えている。この狂竜ウィルスはMH4Gのストーリーでも多大な影響を与えている。
この狂竜症、ハンターも発症する。ゴア・マガラや感染したモンスターから攻撃を受けると感染の度合いを示すゲージが表示され、満タンになると発症。自然回復する赤ゲージが無くなり、狂竜ウィルスを含んだ攻撃を受けるとダメージが増加してまう。時間経過を待つか、攻撃を当て続ける事により治癒する。後者の場合、狂撃化状態となり、1分間ハンターの攻撃力が増加する恩恵が得られる。
ゴア・マガラから得られる素材はどれも漆黒で、加工職人からは不吉だと忌み嫌われている。これらの素材を使って作られた武器や防具には魔の力が宿り、「正気を保てない」とまで言われる。
ウィルスを扱うからか、弱点は火属性。しかし下位クエだと戦える段階で手に入る火属性武器が限られてくるのが難点。
このゴア・マガラから作られる各武器は龍属性系武器で、防具はゴアシリーズ(上位はゴアS)と呼ばれている。防具のデザインは男性版でまさに悪魔や死神を思わせる禍々しいもの、一方の女性版は淫魔のような露出の多い妖艶なデザインで、上位と下位でそのデザインには違いがある。
スキルは悪臭・爆破やられを防ぐ「細菌研究家」とモンスターが怒った時にハンターの攻撃力を上げる「挑戦者」、上位だとさらに狂竜症遅延も合わさった「バイオドクター」に狂竜症克服の補正を引き上げる「無我の境地」も追加される。他にも一部パーツに「切れ味+1」のスキルポイントも付属しているため、他の同スキルポイントの防具と組み合わせる事でそれを発動させる事ができる。
反面、どちらも火属性攻撃に極端に弱いという弱点があり、オンラインではそうと知ってか知らずか火属性モンスター相手にこれを着てくるハンターが続出、“フルゴア一式は地雷装備”というイメージも強くなってしまっている。
鱗粉をまき散らし、感知能力が高まっていくと体色の一部が変色していき、感知能力がピークに達すると角のような感知器官を展開し狂竜化する。狂竜化とはいっても、自らの意思で狂竜化状態に移行することが出来るため、他のモンスターが発症するそれとは意味合いが大きく異なる。
狂竜化すると太陽の光を遮るほどの大量のウィルスを散布し、翼脚を展開、6本脚状態となって襲い掛かってくる。生態系こわれる。この翼脚は地形を自由自在に移動できるだけではなく、地面を揺るがすほどの破壊力を誇り、更には強力な拘束攻撃も繰り出す。狂竜化前とは大きく異なる行動パターンでハンター達を苦しめる。なおこの状態ではエリア移動を行わない(未知の樹海探索時の逃亡は除く)ため、狂竜化したエリア次第ではかなり苦しい戦いを強いられることとなる。
なお、こちらの狂竜化したゴア・マガラは、後に「モンスターハンターシリーズ初のアミューズメントカードゲーム」として稼働した「モンスターハンタースピリッツ」では通常のゴア・マガラとは別個体という扱いを受けている。
その上で「01弾 黒き衣を纏う竜」の最後の試練としてハンターたちに立ちはだかることになる。
ゴア・マガラの通常個体が何らかの理由により成体になりきれず不完全になった特殊個体。
初登場のMH4Gでは大老殿クエストでハンターのG級ランクがG★3に上がる頃になると登場。左の翼腕が白くなり頭部も片方のみ固形化した角が生えているという異形のモンスターで、設定によると先に脱皮を果たした別個体のまき散らした狂竜化物質を取り込んだゴア・マガラがその影響で脱皮に失敗してしまい、このような中途半端な姿になってしまったとされる。
攻撃モーションは通常個体のものをベースにしつつ、成体の動きも組み合わせたような動作が多いが、口からの偏向ブレス弾の動きが微妙に変わっていたり、ジャンプ突進後から尻尾の薙ぎ払いにつなげてきたりと、新しいモーションもいくつか追加されている。さらにこちらが攻撃を加えていく内に通常個体の狂竜化移行に似た形態変化を行い、最終的にテオ・テスカトルのスーパーノヴァみたいな超広範囲爆発ブレスを放ってくる。
一応こちらも地雷ポイントも発生させたりするが、そもそも使用する頻度が低く、使ってもほとんど一箇所にしか出さないのでさほど気にする必要はない。そのためとにかく地雷祭りなG級の完全体に比べて遥かに戦い甲斐のある良モンスターと見るプレイヤーも多い。一方、MH4Gで追加されたゴア・マガラが出るクエストは全てこの渾沌に呻くゴア・マガラのものだけであり、通常のG級個体と戦うには探索かギルドクエスト、そしてイベントクエストなどを利用するしか無い。
得られる一部素材も通常とは違い、それから作れる装備も男性なら“ケイオス”、女性なら“ネフィリム”という名称のゴアとアークの各部位を組み合わせたようなかつカラーリングも変更された新規のもので、同時に作れる武器もマイナスとプラスの二つの会心率を持ち、普段は会心率のマイナス傾向が強く攻撃力が不安定だが、ハンターが狂竜症克服状態だとその会心率が完全にプラスに変わるという一風変わった性質を有している。
その後はMHXXやMHRiseのVer.13(サンブレイクのタイトルアップデート第3弾)以降といずれも上位の更に上のランクがある作品に登場している。
特にMHRiseでは、サンブレイク当初は登場していなかった故か、当初からいる通常個体や成体を上回る危険度に設定されている。
MHF-Zにて第8の遷悠種として登場。狩猟解禁は2016/12/21。
HR5(旧100)では同時期に実装された彩の滝、G級では塔の頂上が狩猟フィールドとなる。
遷悠種としては初のMH4モンスターであり、それまでの遷悠種のBGMが元の作品のものになっていたように狩猟BGMはもちろん発覚・クエスト成功BGMもMH4のものになっている。
また、ラヴィエンテのように名実ともに分類不明であり、ドゥレムディラのように不明扱いながら古龍種特攻シジルが発動するというようなことはない。
基本的な技は仕様はMH4などと同様で、頻度は低いがホバリングや拘束攻撃もしてくる。
演出面では若干差異があるほか、狂撃化状態が2段階あり1段階目で水色のオーラを纏い会心が+15%された状態で更に攻撃を加えると上半身が黒いオーラに包まれ目が赤く光って更に会心が+5%される。
100%を超えた余剰会心を攻撃力に転換できる閃転スキルは有効と言える。
G級では咆哮が超咆哮になっており頭の周りと前方広範囲にいると食らってしまうため、位置取りに気を付けるか辿異スキルの耳栓強化を発動させるかしたい。
追加技としては素早く体を横に向けタックルからの3連ブレス、ジンオウガの雷光虫拡散に似た狂竜弾拡散、狂竜化状態で行ってくる翼脚薙ぎ払いからのブレスというものがある。
タックルは出が早く常に警戒しておきたい技であり、狂竜弾拡散は爆発する前の狂竜弾にも判定があることに注意して間を縫うか拡散時の回転を回避するかして懐に潜り込めばチャンスとなる。
更にG級個体は狂竜化状態で長いチャージから自身を中心にして広範囲に向けての狂竜ウイルス放出や、バックジャンプからの3Way地砕きを使ってくる。
前者は防御力が機能するが大ダメージであり一発で強制的に狂竜症を発症させられてしまう(ガードはできるが同様に発症させられう)が、判定は一瞬なのでチャージで本体に向かって集まっていくエネルギーが収束しきったタイミングで回避しよう。
しかし何と言っても最大の特徴はG級個体が行う真・狂竜化である。
狂竜化状態のゴア・マガラにダメージを与えていくと天空に舞い上がって更に狂竜ウイルスを纏い、咆哮と共に真・狂竜化して変貌を遂げる。
この際に通常の狂竜化時同様に咆哮で放出される狂竜ウイルスは攻撃となっており、天空からもゴア・マガラの周囲にウイルスのメテオが降り注ぐ。
実は威力が一番高く、狂竜ウイルス放出同様に被弾すると強制的に狂竜症を発症させられるため上位技といった性質だが、真・狂竜化に移行するときにしか行わず飛んでからウイルス放出までは間がありメテオ後は隙ができるのでやり過ごして攻撃につなげよう。
また、真・狂竜化状態ではウイルスが活性化しているのかエリア全域で狂竜症になっているハンターへのスリップダメージが発生するため、狂竜症になっていると体力をどんどん削られてしまう。
真・狂竜化状態のゴア・マガラは触角が更に前方に傾き頭部と一直線、翼膜は3つに分かれたように見えるほどに巨大化し、更に触角含めた体の至る場所から棘が現出する等、ドゥレムディラやヴァルサブロスのような、より悪魔じみた姿をしている。
これらの特徴は成体にはないもので、後に成体が遷悠種として登場した際も真・狂竜化の能力を持つものの、そちらは一定体力で移行し戦闘終了までそのままのところを、ゴア・マガラの場合は通常の狂竜化同様に攻撃を加えることで解除が可能なため、戦闘では通常→狂竜→真・狂竜→通常とサイクルになっているなど差異がある。
あるいは未熟なゴア・マガラのまま成体の能力を使おうとしているために攻撃を受けると解除される不完全な状態にしかなれず、姿も成体に近づくのではない異形のものとなっているのだろうか。
この件に関してもゴア・マガラの諸々同様に謎となっているが、元々ウイルスや転生という特殊な生態を持つゴア・マガラであればこのような変化も起こりうると言えるか。
戦闘時の全体的な特徴として、G後半特に遷悠種ではお馴染みとなっていた被弾=BC送りのコンボ技や超スリップ技が無いことが挙げられる。
それどころか単発でも適正装備でも余裕で一撃死するような威力の技はない。
これはMHF-Zへのアップデート時に行われた絶対防御態勢スキルの仕様変更を受けたものと思われる。
とは言え何発も耐えられる威力というわけではなく、狂竜症を発症しているとスリップダメージで削られウイルス攻撃のダメージも増加するため油断は禁物。
他のMHFモンスターに比べるとわかりづらい部分もあるが攻撃には予備動作があるため、しっかりとモンスターを見て対処していくという基本が重要。
発表時はゴア・マガラといえばウイルスとそれによる他の大型モンスターの狂竜化であるため、それも追加があるのかという点が注目されていたが、クエスト依頼文に「このままでは感染が広がる」とあるようにハンターが水際で食い止めているのか狂竜化するのはゴア・マガラとその成体のみ。
武器は元々存在する12種に加えて穿龍棍も新規にデザインされて全武器種存在。
龍属性の武器は既にジンオウガ亜種のものがあったからか、闇属性を有する。
闇属性は龍属性と氷属性の複属性であるが、ゴア・マガラに氷要素は無いため闇がピッタリなゴア・マガラのイメージを優先したと思われる。
性能としてはG級武器Lv50の攻撃力に会心付きで斬れ味は空ゲージも出るが短めと言ったところ。
ちなみに成体が同時実装されなかったため、必要素材はゴア・マガラのもののみ。
遷悠防具の自動発動スキルは「集中+2」、狂竜ウイルスを溜めるところからだろうか。
集中スキルは優先度が低いために発動スキルが規定数を超えるとすぐに弾かれてしまうという問題があったのだが、この防具で自動発動させることで解決できる。
また、GXシリーズはスキルポイントとして全部位で剛撃、溜め威力(剣士)、穏射(ガンナー)を持ち、部位ごとに一閃や閃転を備えるなど自動発動の集中を含めて優秀と言える。
のだが、遷悠防具の特徴として「属性耐性値が極端に設定されている」というものがあり、上述した元のゴアシリーズの燃えやすさと相まって、火耐性-20、雷耐性-15、龍耐性-10が部位ごとについているというとんでもない状態になっている(一応水は+10、氷は+5)。
MHFでは秘伝装備以外行われないが一式装備すれば驚異の火耐性-100となり火属性攻撃で倍のダメージを受けるのはもちろん、一部位だけでも十分に悩みの種となるマイナスなので他の防具との兼ね合いや着ていく相手を考える必要がある。
これも黒い災厄なのか?
掲示板
1607 ななしのよっしん
2025/03/30(日) 06:26:58 ID: tXdJSwstPb
サンブレイクでもわざと寄生虫まとって状態で意図的にパワーアップさせたり、それとゴア系(シャガル含む)の混合で効果倍増とかあったが、今作だとゴア四部位で病気になりながら火事場めいた力を発揮するからなw
1608 ななしのよっしん
2025/04/02(水) 19:27:43 ID: tXdJSwstPb
こいつが戦いにくいのはマップが見にくいのもあえるけど羽も入れた体のデカさの割に頭や足や尻尾が細くて狙い辛いってもるな。
そういう部分だとアルシュベルドとは対照的だな。
1609 ななしのよっしん
2025/04/13(日) 22:37:07 ID: /Tw0RArVrK
マルチでやると史上最悪のクソモンスと化す
ソロだとただの作業ゲーだが、マルチのこいつはうろちょろしてまともに殴れない、カメラを酷使してきて無理にカメラで追いかけ続けると普通に酔うレベル
強いとか弱いじゃねえよ、ただのクソモンスだよ
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/15(火) 17:00
最終更新:2025/04/15(火) 17:00
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