ザハ・ハディッド(ザハー・モハメッド・ハディード、英: Zaha Mohammad Hadid, 亜: زها محمد حديد )とは、英国面に堕ちた、イラク出身の女性建築家である。
1950年、バグダード生まれ。父親はリベラル派の政治家で、いわゆるイスラム学校ではなくカトリック運営のフランス系学校やアメリカ系総合大学に通っていた。1972年にイギリスに留学したが1975年にサダム・フセインがイラクの政権を握ると反フセイン派だったらしい家族はイラクを脱出。彼女たちは母国に帰れなくなってしまう。
1980年イギリスにて独立。1983年、香港に作られる予定だった高級クラブのコンベ[1]に応募、見事当選する。これが彼女が世界的に名を知られるきっかけになる。
以後、ポストモダニズム隆盛の波に乗り、脱構築主義(デコンストラクティヴィズム)建築家として英国面に堕ちた斬新な建物のデザインをいくつも手がけている。
2002年に大英帝国司令官勲章を受勲、2004年に女性としては初めてプリツカー賞を受賞[2]、そして2012年には大英帝国司令官騎士勲章を受勲しているため、敬称は男性のサー(Sir)に対応するデイム(Dame)である。
2016年3月31日に64歳で急逝。
前述の香港のクラブだが、実は建設依頼者が倒産してしまい、実際に作られることはなかった。
以後、彼女は英国面斬新な設計デザインをバンバン発表するも「できねーよ!」「無理言うな!」とデベロッパーが激怒するようなものばかりであった。まあ脱構築主義というもの自体が伝統もしくは近代の建築様式の全否定に端を発しており、それ故に自ずと材料工学や構造力学等に挑戦するような過激な設計となるため、普通に作るよりも工期や予算が肥大化する傾向にはあるのだが。
現在でも曲線を多用したぶっ飛んだ建築デザインを多数発表し「曲線の女王」(The Queen of the Curve)と呼ばれる一方、竣工どころか着工すらされない(できない)物件も少なくないために、「アンビルト(=未建築)の女王」(The Queen of the Unbuilt)というあだ名で呼ばれることもある。元々、脱構築主義というのは文字通り絶対に建築できないと想われていた設計が、近年の科学技術等の発展により「時間と予算を頂ければ」可能となったもの、という視方もできるのだが。
また非常に気難しい人とのことで彼女と仕事を一緒にした人物は大抵「二度とあいつと組んで仕事するか!」という感想を抱くとか。ならどうやってこの人食っているのか謎だが、普段は内装デザインの手伝いやら百科事典の編集委員やら大学で教えるやらして糊口をしのいでいるらしい。というかこの人、むしろ内装デザインのほうが有名なんだそうな。
その名を冠した初めての作品は1990年にてがけた札幌のレストラン「ムーンスーン」の内装デザイン。残念ながらこちらは閉店してもう存在しない。現在、東京は南青山のイタリア洋品店「ニール・バレット」の内装デザインが日本で見ることが出来る唯一のザハ作品とのことである。
また、2022年FIFAワールドカップのメインスタジアムとなるカタールのアル=ワクラスタジアムは、コンセプトデザイン画の段階で海外メディアにより「ヴァギナ・スタジアム」とド直球に報道され、このままアンビルトにならないことが一部から期待されている(画像検索)。
掲示板
19 ななしのよっしん
2019/09/28(土) 06:16:15 ID: Ad6navL0Fq
その設計した建築観てますと妙なもの感じずにいられないですね
それは巣と云うのか何と云うのか…
何の巣でしょうか、鳥の巣にも見えますし蜘蛛の巣にも見えてきますし、掃除機のノズルみたいなタワー意匠も何か含む所あるんでしょうかね
20 ななしのよっしん
2022/12/24(土) 00:38:24 ID: 0NhKkuVNEd
今考えると利権と中抜きによる汁が薄いから切ったんだろうな。申し訳ない
21 ななしのよっしん
2022/12/24(土) 00:44:28 ID: 2Is9PnAaZV
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最終更新:2025/03/16(日) 15:00
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