ジェルとは、物質が高い粘性を持って流動性を失い、固体・半固体になったものである。
液体のような柔軟性と固体のような弾力を持ち、潰れやすい。
ジェルには「ゼリー状の」という意味がある。ドイツ語では「ゲル」。日本語では「粘質」。
流動性を持つものをゾルという。
粒子が気体・液体・固体に浮遊や懸濁している物質である「分散系」と呼ばれるものの一種で、物理ジェルと化学ジェルに分かれる。
物理ジェルの結合は弱く、温度変化などでゾルに戻る。(例)ゼラチン、豆腐。
化学ジェルの結合は強く、安定しているが不均一になりやすい。
最近、その二つのジェルに該当しない三番目のジェルの研究・開発が加速しているらしい。
多数の原子が共有結合してできる「高分子」が三次元の方向に網目状の構造を形づくり、その内部に溶媒(溶かす液体、水やアルコールなど)を吸収し体積が増加したジェルを高分子ジェルという。
ジェルの例として「豆腐」や「コンニャク」、ゼリーを固める「寒天」や「ゼラチン」、乾燥剤などに使われる「シリカゲル」、ナパーム弾として知られる「ナパーム」、セメントに水を加えた時に出来る「セメントジェル」などある。
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最終更新:2025/03/17(月) 07:00
最終更新:2025/03/17(月) 06:00
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