ジャニーキタガワシノセイカガイモンダイケンショウホウコクトコンゴノタイオウニツイテ
ジャニー喜多川氏の性加害問題〜検証報告と今後の対応について〜とは、日本のテレビ局「テレビ東京」が2023年10月26日に放映したテレビ番組である。
2023年10月26日の17時5分から同20分までの15分の枠で放映された特別番組。
内容としてはテレビ東京内の社員や元社員ら134人を対象に、ジャニー喜多川氏の性加害問題を知っていたか否かや、旧ジャニーズ事務所からの接待や圧力のようなものを受けたことがあったかなどについて調査した結果を報告するもの。これまでのテレビ東京の姿勢が適切なものであったかを検証・反省する内容でもあった。
この番組放映の前月である2023年9月の定例記者会見では「検証番組の放映予定はない」と表明されていた。にもかかわらずこの番組が放映された、つまり判断が変化したことについては、番組が放映された2023年10月26日にテレビ東京の石川一郎社長が定例記者会見にて「今回こういう特番も含めて、きちんと皆様にご報告して、テレビ東京としてのスタンスを明確にしたい」という判断に至ったと説明したという。[1]
だが、この番組が放送されることは前々からの告知などはほぼなく、マスコミが番組について最初に報じたのは放映の1時間と少し前でしかない、同日16:00付けの『スポニチアネックス』の記事が最初だったようだ。
テレビ東京公式ウェブサイトの番組表では「特別番組」とだけ表示されており、これは放映後（2023年10月26日現在）もそのままである。
電子番組表でも「番組未定」と表示されていた。
つまり、この番組は「ほぼ抜き打ちで急遽」放映されたことになる。
しかも、この時間帯にはTBSにて注目される生特番『プロ野球ドラフト会議2023』が放映されていて相対的に視聴者が少ない枠であった。
また15分と言う枠も、他の在京キー局が放映した旧ジャニーズ事務所問題の自己検証番組と比較して短いものだった。
こういった姿勢については、ウェブメディア『The Audience』にて
16時50分からプロ野球のドラフト会議をTBS系で生中継している裏で、なおかつ事前に番組内容を告知することなく、しかもわずか15分という枠で、こっそり検証番組を放送するところにこそ、テレビ東京もまた、いまだに「メディアの沈黙」から抜け出そうという気概がないことが如実に表れていたと言えるだろう。
「うちの局では、もうやりましたよ」というアリバイ作りのためだけの番組だったと言われても仕方あるまい。
放映開始と同時の2023年10月26日17時5分から、テレビ東京のオンデマンド動画サイト「テレ東BIZ」（テレビ東京ビジネスオンデマンド）にてこの番組は無料配信もされた。動画の再生時間は13:02。
だがこちらもタイトルは「特別番組」とシンプルなものであり、また「テレ東BIZ」の公式X（旧Twitter）アカウントで告知されるようなこともなく、ひっそりとした公開だった（放映翌日の10月27日になってから、テレビ東京公式Xアカウントで告知を行った）。
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https://twitter.com/TVTOKYO_PR/status/1717767192018882716
放映と同日の2023年10月26日には、テレビ東京ホールディングスの公式サイトにて「旧ジャニーズ事務所関連の報道や取引関係についての検証報告」という、この番組で扱った調査内容を文書にしたものを公開した。
また、この調査報告を踏まえての同社としての公式コメントである「旧ジャニーズ事務所関連の報道や取引関係についての検証報告（当社コメント）」と言う文書も公開した。
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最終更新：2025/03/16(日) 15:00
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