タイレイとは、1937年生まれの日本の競走馬、繫殖牝馬である。鹿毛の牝馬。
父は英国の2000ギニーを制し三冠馬セントライトの父としても知られるダイオライト、母スリリングは新堀牧場の基礎牝馬。主な兄弟に帝室御賞典を勝ったハクコウとキヨクジツ、菊花賞馬ハククラマの祖母に当たる神鈴がいる。調教師は験担ぎで尾形景造と名乗っていた頃の尾形藤吉。
タイレイは1940年4月3日に中山の新呼馬1800mでデビューし、3頭立ての2番人気で後のオークス馬ルーネラに1と3/4馬身差で2着に敗れた。次戦の中山四歳牝馬特別(桜花賞)を未勝利馬ながら5頭立ての2番人気に支持される。つまり、前年に引き続き1頭を除いて皆未勝利馬だったのだろう。ここで1番人気のルーネラに3/4馬身差で勝利し、ダイオライト産駒初にしてシンボリ牧場初のクラシックホースとなった。
同日4月7日に兄キヨクジツが中山農林省賞典障害(春)を制し、非常に珍しい兄弟同日重賞制覇と大変めでたい日であった。(第12回中山大障害には4月7日説と4月19日説があるらしく、参照するサイトによって日にちが異なっている。)
この後、古呼馬特ハンと東京優駿を惨敗。故障したのかオークスに進まず、1年近く休養して5月の古呼馬ハンデで復帰するもブービー負け、次戦の古呼馬は桜花賞で4着に破ったヤタガラスに引導を渡される形でブービー負けして引退、大鈴の名で繁殖入りした。
通算成績6戦1勝[1-1-0-4]
以上の成績からレベルの低かった桜花賞を勝っただけと言われる当馬だが桜花賞で戦ったルーネラが活躍できている事と距離が1800を超えた途端に惨敗しだしたことを考えるとマイラーだったのかもしれない。
さて、このタイレイ。20世紀の名馬大投票では448位に選ばれている。これは1947年のダービー馬マツミドリと同着で当時のファンから意外に高く評価されていたことがわかる。ダービー出走条件が1勝だった時代において1勝馬に勝つことは現代の我々が考える以上に偉業と見なされていたようであり、それが後のオークス馬となれば尚更であろう。
*ダイオライト Diolite 1927 黒鹿毛 |
Diophon 1921 栗毛 |
Grand Parade | Orby |
Grand Geraldine | |||
Donnetta | Donovan | ||
Rinovata | |||
Needle Rock 1915 鹿毛 |
Rock Sand | Sainfoin | |
Roquebrune | |||
Needlepoint | Isinglass | ||
Etui | |||
*スリリング Thrilling 1922 黒鹿毛 FNo.9-e |
Theo Bold 1907 鹿毛 |
Sundridge | Amphion |
Sierra | |||
propontis | Ravensbury | ||
Marmora | |||
Ling 1914 青毛 |
Rochester | Rock Sand | |
Caparison | |||
Calluna | St.Gris | ||
Alruna | |||
競走馬の4代血統表 |
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最終更新:2025/03/26(水) 14:00
最終更新:2025/03/26(水) 13:00
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