チューリとは、『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』及びその派生作品に登場するキャラクターである。『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』ではメインキャラクターの一人
半人半鳥の翼を持つ民・リト族の少年で、リト族最強の戦士・テバの息子。父や伝説に残る100年前の英傑リーバルに憧れ、彼らのような戦士になりたいと願っている。
名前の由来は鶏のから揚げの一種であるチューリップ(『ブレスオブザワイルド』のリト族のキャラクター名は、ほぼ全て鶏肉や鶏料理の名称からとられている)。
初登場の本作ではまだ幼く、特に目立ったストーリーや掘り下げがあるわけでもなく父テバに絡むモブキャラクターの一人でしかなかった。
リト族の村で神獣ヴァ・メドーを鎮めた後は、村の北にある飛行訓練場でテバと共に戦士になるための修行に励んでいる。父と共に村の危機を救ったリンクにも懐き、弓の腕前を見せてほしいとお願いしてくるが、それを断ると「フン… 臆したか…」とえらく生意気な言葉遣いをしてくるのが印象的。多分親父のまねっこである。
『ブレスオブザワイルド』の100年前の物語を描いたスピンオフ『ゼルダ無双 厄災の黙示録』では、DLCの追加ストーリーでわずかに登場。100年前の時代に迷い込んでしまい、窮地に陥っていたところをリーバルと同じくタイムスリップしてきたテバに救われた。
この際、わずかながらリーバルと交流を持っており、その風を読む才能をリーバルから褒められている。今思えばこの時点で、『ティアーズオブザキングダム』での役割は固まっていたのかもしれない。
『ブレスオブザワイルド』の数年後を舞台とする正統続編『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』において、リンクと共闘する「賢者の子孫」として物語の中核を担うメインキャラクターに昇格。他3つの種族(ゾーラ族、ゴロン族、ゲルド族)の賢者たちが順当に前作のメインキャラクターが続投している中で、テバから代替わりする形での大抜擢には多くのプレーヤーが驚いた。
前作から年月を経て正義感に溢れる立派な少年戦士へと成長を果たし、現代のリト族では他に使える者がいない、英傑リーバルと同じ風を生み出す力を習得するなど、その実力はリトの族長となったテバをはじめとする全ての大人たちがリト族随一と認めるほど。だが「一人前として認めてほしい」という焦りから自分の力を過信して独断専行で動きがちな欠点があり、信頼を獲得しきれずにいた。
その油断から窮地に陥っていたところをリンクに救われ、「仲間と共に戦うことこそが真の強さである」ということに気づく。リト族の村を襲った大寒波の元凶をリンクとの共闘で撃破する中で、1万年前に魔王と戦った賢者の末裔であることが判明。現代の「風の賢者」として覚醒し、リンクと共に現代に蘇った魔王を打ち倒すための盟約を結んだ。
リト族のイベントをクリアした後は、盟約により任意でチューリの分身体を呼び出し、常時共闘できるようになる。戦闘では後述するオオワシの弓を華麗に操り、正確な狙撃でリンクをサポートしてくれる。
賢者としての固有能力は「突風を起こす」。前作のリーバルが垂直に上昇気流を起こせたのに対し、チューリは水平方向に風を起こすのが特徴。
チューリの近くでAボタンを押すと待機状態に入り、もう一度Aを押すことで前方に突風を吹かせる。また、空中でパラセールを開くと自動で待機状態になり、チャージタイムは挟むが連続使用が可能。前作以上に空中を長距離移動する機会が多い本作では、この能力によるパラセールの移動距離拡大の恩恵の大きさが半端ではなく、入手後は必要不可欠レベルで多用することになる。敵を吹きとばしたり風で作動する仕掛けを作動させたりと汎用性も高い。空中移動も含め、ゾナウギアとうまいこと使い分けるといいだろう。
本作の賢者たちは前作の英傑能力と比べて使い勝手や操作性にかなり癖があるのだが、ことチューリについては
と、強さ、能力の有能さ、劇中のポジションの良さと全てにおいて抜群の安定感を誇り、「最強の賢者」と目されることが多い。
本作の賢者共通の難点である誤操作による能力暴発のしやすさで、拾いたかった素材を吹っ飛ばしてしまったり、岩オクタなどの生かしておきたい敵までヘッショ一発で勝手にぶっ倒してしまうのはご愛敬。こうしたシチュエーションでは呼び出しをオフにしておいた方がいいだろう。
前作では英傑リーバルの愛用武器として登場し、リンクに受け継がれた弓(前作での詳細はリーバルの項目を参照)。
チューリはリト編メインストーリーの攻略中はツバメの弓を愛用しているが、ストーリークリア後に一人前の戦士の証としてテバからチューリへと継承され、賢者としての分身体はオオワシの弓を使用する(この時、ゲーム中の「人物名鑑」におけるチューリの紹介イラストもオオワシの弓を装備したものに書き換わる)。
テバに必要な資材を渡すことで、リンク用のオオワシの弓も作ってもらうことが可能。前作よりも再入手にかかるコストが高いこと、より強力な性能の弓を手軽に量産できるようになったことから少々影が薄いが、「高威力・3本同時発射・長射程・連射可能・雷雨時使用OK」という前作の唯一無二の個性はそのままなので、ポーチに入れておいて損はないだろう。
リンクが扱うときは3本の矢を同時に拡散発射するオオワシの弓だが、チューリはこれを用いて1体の敵に超高速の3連射を行う。またモーションをよく見ると、チューリは弓を放つのに腕の羽を使わず、足で弓を持ち嘴で弦を引き絞ることで、ホバリングしながら攻撃している。リーバルやテバですらこんな弓の扱い方はしておらず(いずれも弓を扱う際は飛行を一時停止して腕で弦を引いている)、高速連射も恐らくはこの打ち方の賜物。チューリの底知れぬ才能が一目でわかる形になっている。
掲示板
5 ななしのよっしん
2023/10/08(日) 13:20:09 ID: zRxqXhkZdF
子供キャラで生意気っちゃ生意気だけど実力に見合ってるし反省もできる、リンクを素直に慕ってるってのは大きいな
6 ななしのよっしん
2023/11/05(日) 18:57:27 ID: bpqEMvgChh
脚で弓を引くのは、厄災の黙示録でテバの強3攻撃が脚で弓を連射する技なのでそこからの流れと思われる。これは厄黙を実際にプレイしないとピンと来ないだろうね。
テバも他の技は手(翼)で弓を引いており、チューリのように常に脚を使っている訳ではないから、テバから教わった技術をチューリが発展させて彼独自のスタイルになったんだろうなと。
そして、考えてみると鳥が武器使うのに翼を用いるのは不合理には違いなく、リーバルから100年の間に戦闘技術の研究・進歩があったのかも、という辺りも見えてきて面白い。
7 ななしのよっしん
2023/11/05(日) 19:08:03 ID: AErRT2u5kM
分身の中では割と戦闘面でも優秀だけど、
攻撃が弓なのが災いしてシビレリザルフォスにヘッショ決めて放電暴発させちゃうのだけはマジ勘弁
敵にシビレリザルがいる時はオフにするか護雷の兜かぶってないと危なっかしいことこの上ない
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最終更新:2025/03/30(日) 12:00
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