「Mythological Age -蘇りし魂-」(2001年11月29日発売)で登場。
効果モンスター
※「デッキカスタムパック01」収録のカード(DC01-JP013)による
星3/風属性/ドラゴン族/ATK 1500/DEF 1200
「ドル・ドラ」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードの攻撃力・守備力は1000になる。
破壊されても1度だけ復活できる。
次のターンまで残せるので、アドバンス召喚のリリースやランク3のエクシーズ召喚のための素材に利用できる。
ただ攻撃を防いで次のターンまでモンスターを確保するならば「マシュマロン」などでも同じようなことができ、攻撃も全て防げるが、こちらはエンドフェイズに復活するという点から、効果破壊を受けても素材を確保できるのが利点。
レベル3のドラゴン族としては比較的攻撃力が高く、「仮面竜」で特殊召喚できる最大値。
サイバー・ダークでの装備対象としても相性がよく、装備状態で破壊されてもこのカードの効果は利用できるため、直接墓地へ送ってから装備させてもよい。攻撃力ならば「ハウンド・ドラゴン」(ATK/1700)のほうが高いが、こちらは前述のような「仮面竜」に対応する点や復活効果で差別化可能。
長らく「デュエル中に1度しか使用できない」というテキストを持つ唯一のカードであった。後述のようなルール上の問題が発生するため、後続が現れなかったが、エラッタによって同名カードも含むようにされて以降、「グローアップ・バルブ」など、同様の制限をかけるカードが登場するようになった。
初出時のテキストは以下のようなものであった。
このカードがフィールド上で破壊され墓地に送られた場合、
※「Mythological Age -蘇りし魂-」収録のカード(MA-14)による
ターン終了時このカードの攻撃力・守備力は1000になって特殊召喚される。
この効果はデュエル中一度しか使用できない。
現在との違いは、復活効果が強制効果である点と、デュエル中一度の制限が同名カードに影響していない点。
そのため、複数枚の「ドル・ドラ」をデッキに入れた場合、それぞれ1回ずつ効果を使用できたが、効果使用済みの1枚をデッキに戻すなどすると、どれが使用済みでどれがそうでないか見分けがつかなくなるという問題があった。
そのため、2002年5月1日に制限カードに指定されてしまう。
規制の理由がルール上の問題であるため長らく制限カードのままであったが、後にこのカードの効果を、同名カードも含めて「『ドル・ドラ』の効果はデュエル中1度しか使用できない」という裁定にすることで問題を解決し、2009年3月1日の改訂で制限解除された。その後、「BEGINNER'S EDITION 2」(2011年発売)で再録された際にテキストそのものも書き換えられた。
フィールド上に存在するこのカードが破壊され
※「BEGINNER'S EDITION 2」(2011年発売版)収録のカード(BE02-JP140)による
墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時、このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードの攻撃力・守備力は1000になる。
「ドル・ドラ」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
この時点では復活効果は強制効果であったが、「デッキカスタムパック01」での再録に合わせてさらに効果が変わり、復活は任意効果となった。
何度も効果が変わったカードだが、どのテキストであっても、ルール上は最新テキストのものとして取り扱う。
カードパワーではなくルール上の問題から制限指定を受ける珍しい例であった。
アニメDMでは、「乃亜編」の海馬VS大門戦で海馬が使用。
「お注射天使リリー」によって戦闘破壊されたが効果で復活。その後、ライフが足りないために効果を使えなくなった「お注射天使リリー」を攻撃し、破壊した。最終的に、「サテライト・キャノン」の攻撃を受けて破壊された。
アニメZEXALⅡでは、ギラグに洗脳された生徒が使用するモンスターとして登場。
遊馬に直接攻撃を仕掛けたが、アリトの速攻魔法「ライトニング・クリンチ」に阻まれ、次のアリトのターン、「ブレイン・リブート」によって手札に戻された。
元々はゲーム「真デュエルモンスターズ2」で登場したオリジナルカードであり、その攻略本では「高山に住む竜の長老。力はかなり衰えているが、深い叡智を持ち、温厚な性格をしている。」と記されている。
OCGの裁定変更以前に発売されたゲームで2009年3月1日以降の制限リストを適用させると、旧裁定の状態で複数枚のカードを利用可能になる。ゲーム作品中では、上記のようにしてプレイヤーが判別できなくなっても、ソフト側がどれが効果使用済みかを判別して処理してくれる。
このような事情があるため、WCS2009の世界大会リストでは制限カードに指定されていた。
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最終更新:2024/12/25(水) 04:00
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