ネオンメサイアとは、
2014年9月13日より公開された映画。実写映画「3つのゲーム」と同時上映。
また、2015年5月2日から、未公開カットを含めた完全版のBlu-rayとDVDが発売。前者は実写版も収録されており、後者はアニメ単品。両者ともに映像特典が付属している。
地上波初放送は2016年12月31日夜19時。
製作はテレビアニメとは違い、ブシロードが出資しているウルトラスーパーピクチャーズが製作しており、その中のLIDENFILMS(ライデンフィルム)が担当。
そのため、テレビアニメとは監督・脚本・キャラクターデザイン・作曲等全てが異なるが、作曲担当の森まもるは後にテレビアニメ続編「カードファイト!! ヴァンガードG」の作曲も担当している。勿論声優陣は全員同じなので安心されたし。
ライデンフィルムの単独製作アニメとしては、5分枠アニメの「あいうら」を経て初の長編アニメとなる。ちなみにライデンフィルムはテレビアニメのアジアサーキット編の製作協力をしていたことがある。
なお、3DCGはサンジゲンが担当している。
OP曲はレギオンメイト編前半と同じく「V-LOAD」だが、特殊なアレンジがかかったバージョン(symphony ver.)となっている。後半のOPでは流石に製作が間に合わないのを考えると、時期的に狙って作曲したのだろうか。
挿入歌は作中のアイドルトリオ「ウルトラレア」の歌う新曲「Bravery Flame」。作中で実際に歌うシーンがある。この曲のみ単品収録がなく、テレビアニメ・リンクジョーカー編以降のOP・ED曲をまとめた「ベストソングス2」のボーナストラックとして収録されている。売り方が汚い。
ED曲は三森すずこ単独の「ハーモニア」。なお、三森すずこは3曲全てを歌っている。
特徴としては、上映時間70分を考慮してか厳密なカードファイト描写に拘らず、とにかくユニット達をぐりぐり動かすことに特化している。2Dユニットはライデンフィルム、3Dユニットはサンジゲンの力により、本当に半端なく動く。レギオンメイト編との差が激しすぎる。そのため、ヴァンガードを知らない人間でも「カードゲームを通じたアクションアニメ」として理解できるほどの完成度に仕上がっており、作画面では極めて評判は高い。
その最たる例として、OP曲と挿入歌、それぞれ曲に合わせて躍動感溢れるファイトイメージが流れ、一体となっているのは見どころである。
また、本作ではアニメ「ヴァンガードG」に先駆け、漫画版初出のキャラクター「伊吹コウジ」が出演しており、伊吹を絡め櫂のヴァンガードの始まりにも触れている。
本作は「レギオンメイト編」の本筋のクライマックスからエピローグ2話の間に位置する話となっており、単体でも楽しめるが、後の「ヴァンガードG」の原型がいくつも見られるのが特徴である。
尺以外は単体で見れば作画・楽曲・ストーリー・声優の熱演全てが文句なしの完成度であり、この劇場版の公開を記念して製作されたムービーパック「ネオンメサイア」も劇場限定版があっという間に売り切れてしまった。
これでレギオンメイト編によるテレビアニメ失速&双闘環境による売り上げの減少がなければ・・・。
ただし難点として、本作は元々アニメと関連付けをしない映画として作られたのか、アニメ本編と比べてみるとそこかしこで矛盾が多発する。
アニメスタッフと映画スタッフの連携が皆無ととるか、後付で無理矢理本編に関連付けられたととるか。
キャラクターの容姿に関しては、Gと照らし合わせるとちょっとおかしく感じるレギオンメイト編エピローグがGと整合性取れてないだけだが。
レギオンメイト編の争いも終結し、無事に日常に戻ることができたアイチ。
しかしある日突然、ブラスター・ブレードから「惑星クレイを救ってほしい」という願いを託される夢を見る。
困惑するアイチだが、後に消滅したはずの立凪タクトから完全招待制の大会「メサイア・スクランブル」にチーム・クワドリフォリオ(Q4)のメンバーごと招待される。
しかしその裏で蠢く黒い闇・・・。「突然カードの絵柄が黒く消滅する」事態が発生。その闇に、あの雀ヶ森レンさえ呑みこまれ、《シャドウパラディン》というクラン全てのカードが同様に黒く消滅してしまったことを知る。
「メサイア・スクランブル」の招待カードを奪い取る男、「伊吹コウジ」―――その男は、かつて幼い櫂トシキや三和タイシをヴァンガードの世界に引き込んだ張本人だったのだ。
伊吹の出没、迫りくるクレイ滅亡の象徴「遊星ブラント」―――要素が「メサイア・スクランブル」、その優勝賞品である「救世主(メサイア)」に絡みあう中、メサイア・スクランブルの火蓋が切って落とされる。
各キャラクター、カードに単独記事がある場合は、詳細はそちらを参照。
主に「メサイア・スクランブル」関係者を挙げる。単独記事のないキャラクターに関してはCVを記載する。
原案・製作総指揮:木谷高明
原作:ブシロード/伊藤彰
監督:板垣伸
脚本:関島眞頼
副監督:西片康人
キャラクターデザイン:森本由布希
ユニットキャラクターデザイン:田澤潮
美術監督:永井一男
美術設定:桐山成代
色彩設定:池田ひとみ
撮影監督:奥村大輔
CGディレクター:石川真平
モデリングディレクター:足立博志
3DCGI:サンジゲン
編集:廣瀬清志
作曲:森まもる
音響監督:岩浪美和
音響効果:小山恭正
音響製作:ダックスプロダクション
アニメーション制作:LIDENFILMS(ライデンフィルム)
製作:劇場版ヴァンガード製作委員会
配給:松竹
映画公開記念に発売されたパック。エクストラブースターと同様、1箱15パック入り、RRRの封入枚数は1枚。
2014年9月24日に一般販売されたが、それ以前に映画開始と同時に映画館で販売される。そして瞬殺完売
ムービーパックと冠しており、劇場版におけるアイチのメインヴァンガード《光源の探索者 アルフレッド・エクシヴ》、櫂の切り札《煉獄皇竜 ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート》を収録している。
また、同時販売のトライアルデッキ「凶星の根絶者」に合わせ、伊吹の使用している「根絶者」の収録・強化もされている。
そちらの一般販売は仕様のゴタゴタがあったため同時販売の予定が大幅に遅れてしまったため、トライアルデッキと組み合わせる前提の双闘カード《並列する根絶者 ゼヰール》のデッキ構築難度が一時期跳ね上がってしまった。
一方、アニメ・レギオンメイト編終盤のカードも多数収録されており、オリビエ・ガイヤールの切り札《青き炎の解放者 プロミネンスグレア》や、ラウル・セラの奥の手《星輝兵 ヴェノムダンサー》、レギオンメイト編におけるブラスター・ブレードの姿《星輝兵 ブラスター・ジョーカー》らも収録されている。
ちなみに、劇場限定版では通常版と仕様違いのSP仕様《ハーモニクス・メサイア》が存在するが、Blu-ray&DVD発売を記念し再販されたムービーパックにおいて再録を果たしている。
また、その再販仕様ではRRRの封入率が1箱につき2枚になっている。
初回限定版の箱には、特典としてパックとは別にRRRのカードが1枚封入されていたため、その埋め合わせだろう。
収録されているカード自体は強いカードや人気カードも多いが、実質通常ブースター「煉獄焔舞」と「時空超越」の間に存在する長い間を補う準通常ブースターとしての感が強く、メインクランしか収録されていないため、双闘環境において十分な収録数のないサブクランの強化を望んでいる人間が一切救われず、ただデッキ間の格差が広がり続ける状況に不満の声が上がる結果となった。
売り上げ自体は良好だったが、この商法自体は口が裂けても良好とは言えないだろう。
ノーマルユニット
クラン:リンクジョーカー 種族:メサイア
グレード:0 パワー:5000 クリティカル:1 シールド:10000
能力:自:先駆(同じクランのユニットにライドされた時、(R)にコールできる)
自【GB(1)】(あなたの(V)かGゾーンに表のGユニットが1枚以上で有効):[このユニットをソウルに置く] このユニットが解呪された時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの山札からカード名に「メサイア」を含むグレード3のカードを1枚まで探し、相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。
2015年5月29日発売のトライアルデッキ「宿星の救世竜(メサイア)」に収録されるファーストヴァンガード。それ以前に、イベント「大ヴァンガ祭×大バディ祭!!」の入場特典として配布されている。
グレード1にライドした時、このユニットをソウルからリアガードサークルに置ける「先駆」持ち。
このカード固有の能力は、自身の「呪縛(ロック)」状態が解除された際、ソウルに戻すことでデッキからグレード3の「メサイア」を手札に加えることができる効果。
この効果を使用するためには1回「超越(ストライド)」することが前提条件の「ジェネレーションブレイク」であるため、グレード3にライドしていることが前提の効果であり、ライド事故の保険にはなりえない。
そのため、2回目以降の「超越」のコストの調達、リアガード要員の補充、デッキ圧縮のために使用することになる。
効果は今までの《リンクジョーカー》の殆どと異なり、自陣のリアガードも「呪縛」し、それを「解呪(アンロック)」することで前提条件を満たし、強力な効果を発揮する、トライアルデッキから構築可能な「メサイア」軸の専用カードとなっている。それ以前に自陣のリアガードを「呪縛」できるリンクジョーカーは《星輝兵 ブラスター・ジョーカー》しか存在しなかったが、コストの関係もあり「メサイア」に組み込むのは無理がある。
「メサイア」軸前提であれば、解呪も容易であり、自身のソウルイン以外にコストは不要なので使いやすい。「解呪」は自身のエンドフェイズに行われるため、初回の「超越」でこのカードを「呪縛」してしまえば、エンドフェイズに早速使用が可能。
これまでのリンクジョーカーに多い種族「サイバー○○」、根絶者に見られる種族「エイリアン」の両者に該当せず、通常のリンクジョーカーに見られる黒いリングもまた存在しないという異質な存在。
「メサイア」のみならず、メサイアと同時期に登場したリンクジョーカーにも、根絶者でないにも関わらず黒いリングが存在しないものが現れている。
これは、敗走した前者2つの勢力とは違い、「リンクジョーカーという存在を惑星クレイの一つの存在として受け入れ、新生させる」という意思の表れだと思われる。
後述するが、このユニット自体は《ハーモニクス・メサイア》と同一の存在である。
惑星クレイとヴァンガード世界の地球は繋がりが存在するため、櫂トシキが友を救うために掲げた「寛容と覚悟」、先導アイチが全てを救うために放った「慈愛」、それぞれの意思が惑星クレイに影響を及ぼした末のものだと推測される。
アニメでは「カードファイト!! ヴァンガードG」で伊吹コウジが使用。
ヴァンガードを捨てようとした新導クロノと2回目のファイトを行った際、彼本来のデッキとして姿を現した《リンクジョーカー》のファーストヴァンガードがこのカードだった。
状況的に効果を使用する必要がなかったためか、このカードの効果自体は使用されなかったが、中央後列に「先駆」効果で移動し、ブーストや「呪縛」のコストとして機能していた。
このカードは、1.の劇場版アニメパート「ネオンメサイア」のラストで先導アイチから託された《ハーモニクス・メサイア》が変化した姿である。
その時はハーモニクス・メサイア同様のクラン表記であり、おそらく全てのクランに所属していると思われる。
そのため、種族「メサイア」、つまりこのカードはハーモニクス・メサイアと同一竜かあるいはそれに類似した存在だと思われる。
《威圧する根絶者(ドーンティング・デリーター) ヲクシズ》の支配から解き放たれ、子供の純粋な悲しみと絶望をアイチに救われ、再びヴァンガードを始めることを赦された伊吹の未来を演出したカードだといえよう。
その後、「惑星クレイに存在することを赦され」、惑星クレイの命として新生した「メサイア」軸《リンクジョーカー》を、「子供の純粋な悲しみと、犯してきた罪から解き放たれ、再びヴァンガードを始めることを赦された」伊吹が手にしたのは感慨深いものがある。
そして、「カードゲーム系日常アニメ」として評価を得はじめた「ヴァンガードG」の不安材料として視聴者のヴァンガードファイターが戦々恐々としていた《リンクジョーカー》強化の情報が、この形に落ち着いてくれたことに安堵した視聴者も多い。
←当然ながらネタバレ注意。
掲示板
9 ななしのよっしん
2015/06/01(月) 21:30:17 ID: 3OC5Ot9wXy
ハーモニクス・メサイアからネオンメサイアに書き換えた後、明らかにもう一回書き換えているんだよなこれ。
(映画最後のネオンメサイアは国家が虹色でクレイエレメンタル達と同じだった)
10 ななしのよっしん
2015/06/30(火) 23:11:55 ID: XXhkSvJbsT
設定的な矛盾もなんだが、個人的にはもうちょっと伊吹と櫂&三和との絡みが欲しかったなぁ
尺の都合もあってか、漫画ヴァン読んでないと基本ナニコレ状態になる上、結局櫂とのファイトは終始アイチを意識してる状態で、『アイチの呼びかけ』で昔の記憶が戻って「櫂…」みたいな感じだったし
作画やユニットの動きが絶妙だっただけに、そこが残念
いくらアイチが主人公つったって、櫂にフォーカス当てつつアイチに決めさせることなんて十分できただろうに
一番気になるのは名乗らなかった男の行方なんだがry
11 ななしのよっしん
2015/07/02(木) 20:12:17 ID: 3OC5Ot9wXy
ぶっちゃけヴァンガのルールで1vs2やったらデリートされてもデッキ切れ待つだけで勝てそうなのがちょっと笑いそうで辛かった。
提供: 🥙おぐトーク🌈
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急上昇ワード改
最終更新:2025/04/10(木) 10:00
最終更新:2025/04/10(木) 10:00
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