ハングマンシリーズ 単語

ハングマンシリーズ

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ハングマンシリーズとは、1980年1987年までテレビ朝日系列で全7シリーズ放送されたドラマである。
テレビシリーズ終了後にもオリジナル作品が2本作られている。

概要

ハングマンシリーズは「現代版必殺シリーズ」というべき作品で、製作揮は必殺シリーズプロデューサーでもある山内氏。

ゴッドと呼ばれる元締がいることや(ただし直接登場するのは1~4まで)、弱者の恨みをらすという点は必殺シリーズと同じだが、必殺シリーズのように悪人を直接殺すのではなく、悪人の悪事を色んな手段を使って自させて「社会的地位を殺す」のがハングマンシリーズの的となる。

また、第1作のブラック、第3作のマリア、第4作のジャッキーのように「被害者家族だった」メンバーもおり、家族を取るためにハングマンになったり(ブラックジャッキー)、家族を取ってからハングマンになったり(マリア)といったパターンがあった。

最初こそシリアスであったが、徐々にコミカル要素が増えていき、最終的にはシリアスコミカル率が逆転した。

金曜の放送ということで、その日のテレビ朝日系列では7時に『ドラえもん』、7時半に『宇宙刑事ギャバン』をはじめとする宇宙刑事シリーズなど、8時に『ワールドプロレスリング』、9時がハングマンシリーズ、10時必殺シリーズというラインナップであった。

作品

TVシリーズ

ザ・ハングマン
放映期間:1980年11月14日1981年11月6日
話数:全51話
出演者:
三(~25)、植木等、あべ静江(~13)、加瀬慎一(~25)、ディオン・ラム(1~8、22~47)、ジャガーゴースン(8~21)、陽子(14~)、名高達男(26~)、黒沢年男山村
備考:第15話までは『ザ・ハングマン 燃える事件簿』というタイトルだった。

ザ・ハングマンⅡ
放映期間:1982年6月4日12月24日
話数:全28話
出演者:黒沢年男、名高達男樹陽子、沖田さと、植木、山

新ハングマン
放映期間:1983年7月29日1984年2月10日
話数:全26話
出演者:名高達男、早乙、小林竜一、、平、天知(第1話のみ)

ザ・ハングマン4
放映期間:1984年9月21日1985年4月5日
話数:全25話
出演者:名高達男、佐藤浩、渡辺祐、植木、三島ゆり、フランキ

ザ・ハングマンⅤ
放映期間:1986年2月7日8月22日
話数:全27話
出演者:山本陽子、佐藤浩、松下一矢、火野平ほか
備考:シリーズ初の(そし唯一の)女性リーダ

ザ・ハングマン6
放映期間:1987年2月20日6月5日
話数:全15話
出演者:名高達男、鮎川いず、川野太、稲川淳、梅宮辰
備考:名高達男が女性スキャンダルがらみで

ハングマンGOGO
放映期間:1987年6月12日9月25日
話数:全16話
出演者:渡辺、鮎川いず、川野太、稲川淳、梅宮辰

オリジナル作品

女ハングマン

1990年5月22日単発放送されたスペシャル番組で、メンバー全員女性

ザ・ハングマンⅤ』の設定を起こして作られた作品だが、山本陽子と野太作が再び夫婦役(Ⅴとは別人)で出演していること以外は全く関連性がない。

出演者:山本陽子(マロン)、七瀬なつみピンキー)、高橋ひとみ(ケイ)、洋子(クロック

ザ・ハングマン MISSION-2000

1999年に発売されたオリジナルビデオ作品。
TVシリーズとは共通点がないが、『ザ・ハングマンⅤ』の佐藤浩市、一矢(松下一矢)、火野正が出演している。

メンバーのうち2人が元ヤクザであり、火野正が演じた方は一度刺殺されたが、佐藤浩市演じる元ハングマン医者によってハングマンとなったというすごい経歴を持っている。

出演者:西村和彦ヒット)、小沢仁志F1)、火野正シンプ)、夏目ジェーン)、一矢(チップ)、佐藤浩市矢吹

番外編

京都マル秘仕事人(第1作)

2001年5月19日テレビ朝日系列の『土曜ワイド劇場で放送された、中条きよし演の番組。

元は1999年10月16日に放送された『京都マル秘仕置』で、三味線屋の勇次が現代の京都復活して事件の相を暴くという内容(実際には、主人公良次(『京都マル秘仕事人』では木暮伸一)というカラオケ教室を営んでいる元歌手で、ギターの弦で悪人を捕まえる時に勇次の仕置場面がインサートされる)。

シリーズ化されており、本作はシリーズ第2弾にあたり、続編に『京都マル秘仕事人(第2作)』がある。

タイトルに「ハングマン」を冠しておらず、プロデューサー山内氏ではないので、『ハングマンシリーズ』にはカウントされないシリーズだが、それでも本作はハングマン色がより強い内容であり、本作のみ音楽担当が『ハングマンシリーズ』と同じ若恵氏で、BGMも『ハングマンシリーズ』からの流用が多いため、あえてこちらに記載した。

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