ハングマンシリーズとは、1980年~1987年までテレビ朝日系列で全7シリーズ放送されたドラマである。
テレビシリーズ終了後にもオリジナル作品が2本作られている。
ハングマンシリーズは「現代版必殺シリーズ」というべき作品で、製作総指揮は必殺シリーズのプロデューサーでもある山内久司氏。
ゴッドと呼ばれる元締がいることや(ただし直接登場するのは1~4まで)、弱者の恨みを晴らすという点は必殺シリーズと同じだが、必殺シリーズのように悪人を直接殺すのではなく、悪人の悪事を色んな手段を使って自白させて「社会的地位を殺す」のがハングマンシリーズの目的となる。
また、第1作のブラック、第3作のマリア、第4作のジャッキーのように「被害者の家族だった」メンバーもおり、家族の仇を取るためにハングマンになったり(ブラック、ジャッキー)、家族の仇を取ってからハングマンになったり(マリア)といったパターンがあった。
最初こそシリアスであったが、徐々にコミカル要素が増えていき、最終的にはシリアスとコミカルの比率が逆転した。
金曜夜の放送ということで、その日のテレビ朝日系列では夜7時に『ドラえもん』、7時半に『宇宙刑事ギャバン』をはじめとする宇宙刑事シリーズなど、夜8時に『ワールドプロレスリング』、夜9時がハングマンシリーズ、夜10時が必殺シリーズというラインナップであった。
1990年5月22日に単発放送されたスペシャル番組で、メンバーは全員女性。
『ザ・ハングマンⅤ』の設定を起こして作られた作品だが、山本陽子と秋野太作が再び夫婦役(Ⅴとは別人)で出演していること以外は全く関連性がない。
出演者:山本陽子(マロン)、七瀬なつみ(ピンキー)、高橋ひとみ(ケイ)、真樹洋子(クロック)
1999年に発売されたオリジナルビデオ作品。
TVシリーズとは共通点がないが、『ザ・ハングマンⅤ』の佐藤浩市、一矢(松下一矢)、火野正平が出演している。
メンバーのうち2人が元ヤクザであり、火野正平が演じた方は一度刺殺されたが、佐藤浩市演じる元ハングマンの医者によって蘇りハングマンとなったというすごい経歴を持っている。
出演者:西村和彦(ヒット)、小沢仁志(F1)、火野正平(シンプ)、夏目玲(ジェーン)、一矢(チップ)、佐藤浩市(矢吹)
2001年5月19日にテレビ朝日系列の『土曜ワイド劇場』枠で放送された、中条きよし主演の番組。
元は1999年10月16日に放送された『京都マル秘仕置帖』で、三味線屋の勇次が現代の京都に復活して事件の真相を暴くという内容(実際には、主人公は笠谷良次(『京都マル秘仕事人』では木暮伸一)というカラオケ教室を営んでいる元歌手で、笠谷がギターの弦で悪人を捕まえる時に勇次の仕置場面がインサートされる)。
シリーズ化されており、本作はシリーズ第2弾にあたり、続編に『京都マル秘仕事人(第2作)』がある。
タイトルに「ハングマン」を冠しておらず、プロデューサーも山内氏ではないので、『ハングマンシリーズ』にはカウントされないシリーズだが、それでも本作はハングマン色がより強い内容であり、本作のみ音楽担当が『ハングマンシリーズ』と同じ若草恵氏で、BGMも『ハングマンシリーズ』からの流用が多いため、あえてこちらに記載した。
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最終更新:2025/03/19(水) 01:00
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