バッドエンド(英:Bad end)とは、直訳して「悪い終わり」の意味。英単語として使う場合は「Bad Ending」の方が名詞として自然かもしれない。
日本では「物語が不幸な形で結末を迎える事」の意味で以下のようによく使われる。
ADV等の分岐要素があるゲームにおいて、選択肢等のミスにより本来エンディングとして迎えるべき何らかの結末に辿り着けず、ゲームをクリアしたとみなされないエンディングの事。“ゲームオーバー”的な意味合いが強い。
基本的に物語の本来の流れから外れた際に見る事になる為、本来用意されたエンディングよりも内容も簡素なものが多い。主人公が死んでしまうなど取り返しがつかない現象が起こって物語の本筋に戻れないという途中終了を示すものであるが、中にはギャグ化した場合等真のエンディングより幸せかもしれないものもある。
更に最近ではそういったバッドエンドも作り込まれており、通常ルートよりも遥かに面倒な手順を踏まなければたどり着けないなんてものもある。ADV等では、それまで辿り着いたエンディング(エンディングの総数)をゲームメニュー等で提示し、バッドエンドの収集をやりこみ要素にしているものもある。
作品によってはプレイヤーへの救済措置として、バッドエンド時にゲームキャラクターが攻略ヒントを教えてくれるコーナーがある事も。「教えて知得留先生」や「タイガー道場」等は有名。
ゲーム等のルート分岐により複数エンディングがある場合、一応物語を最後まで完走しておりゲームクリアと扱われはするのだが、他のエンディングと比べて良くない方のエンディング、又はトゥルーエンドと異なるエンディングを指す。
例えば、格闘ゲームやSTGでは、途中でのコンティニューやイージーモードプレイした場合に本来のラスボスが出ずに終わってしまったり、物語の謎がすべて解決されずに終わってしまうエンディング、ギャルゲーで病弱ヒロインを選んだ場合は原則として死んでしまうほうのエンディングのことである(「もうゴールしてもいいよね」という場合は除く)。
文字通りマイナス要素を強く含むものもあれば、それもまた結末のひとつとして成立しているもの、問題はちゃんと解決はしたが謎が解けきらないもの、あるいは「一見ハッピーエンドにも見えるが、トゥルーエンド等で物語の真実を知ると、実は根本的な問題が何ひとつ解決していない」という恐ろしいものまである。
特殊な例として、ENDとは出るものの問題はまだ終わっていないと明示されるタイプのものもある。
これは物語のウェイトが大きいRPGやADVにはかなり少なく、アクションなどステージのやり直しができ収集要素があるゲームで収拾が不完全な時のエンディングに多い。この場合はそれは結末ではなくそこから改めて真のエンディングを目指すことになる。
尚、トゥルーエンドでなくとも主人公らが幸福で、世界設定上も為すべきことは(本来とは違う方法であれ)
終わっており問題は解決している場合、単に別のエンディングとみなされバッドエンドとは言われない。
ストーリーに分岐があるゲーム以外では、ラスボスとは異なる隠しボスを倒したことでエンディングを迎えた場合や、
シリーズもので主人公(プレイヤー)が本来以上の大活躍をした時の正史と繋がらないエンディングがこれに当たる。
物語の結末自体があまりに不幸、悲惨、後味が悪い…という場合にバッドエンドと呼ばれる。
古来から用いられてきた表現手法でもあり、人間ドラマ等では特に“そうなってしまっても仕方が無い”という前提がある為、見る者に強い印象を残す。
ゲームにおいては、ひとつしかないエンディングが悲惨、複数のエンディングが存在するが“どれを選んでも結局救いようがない”、実は他の分岐は全て何らかの裏があり不幸なエンディングこそがトゥルーエンド…等といったケースも存在する。更に、ハッピーエンドどころかグッドと呼べるエンディングが存在しない場合、その物語自体がバッドエンド、という事になる。
これらのバッドエンドはジャンルを問わず存在し、ゲームでは特にADVやサウンドノベルに多い。また、主人公の死を伴うエンディングはデッドエンドと表記を区別される事もある。
ニコニコ動画では、こういったエンディングを迎えた動画や、あるいは意図的にバッドエンドを集めたゲームプレイ動画等にこのタグが付けられる。後者の場合、特にADV等では全てのエンディングを見るには(作品にもよるが)それなりの労力と時間を要する為、バッドエンド集の動画は見逃したエンディングを見たい、プレイする時間がないなどの問題を一気に解決してくれる。当然、ネタバレ要素を含むが、通常のエンディングと比較した場合にご褒美的な要素が少ないといった要素もある為、通常のエンディングを迎えた動画よりは批判が少ない。
しかし、絵面やそのショッキングな話題性のみでバッドエンドを視聴し、ネタにする風潮には作品ファンからの批判も多い。きちんと物語の趣旨を把握した上で、“何故このような終わり方を迎えたのか”を知る機会を設けてみるのもいいだろう。
ここではバッドエンド、もしくは救いようが無いエンドを迎える動画を掲載する。動画によっては、物語の趣旨が分からないとまるで理解できないものも含まれるので、時間のある方はリンクを辿って最初から視聴してもらいたい。
掲示板
481 ななしのよっしん
2024/05/06(月) 18:09:05 ID: TtpQCuHScR
過程に納得できる、そうなるべくしてそうなったみたいなバッドエンドは好き
「多くのものを失ったが全てを失ったわけでも、何も得られなかったわけでもない」みたいなエンディングも
結局は物語の質や完成度、個人の好みによるものだよね
以前物語の収集がつかなくなって、臭いものに蓋をした上で無理やりまとめた結果状況に無理と矛盾が生じすぎたハッピーエンドを見て、その辺の胸糞エンドより不快になった経験があるし
その作品のコミュニティもなんか排他的で「ハッピーエンドで終わったんだからいいだろ」みたいに批判や指摘を封殺したり圧力かけたりする場所だったから、>>477で頷けるって言ったけどやっぱりハッピーエンド至上主義は理解はするけどあんまり同意できない
482 ななしのよっしん
2024/09/13(金) 20:45:44 ID: nDkgPPDkdX
そうそう、だからこそ「悲劇」というものがコンテンツとして成立するし、単純に「後味の悪いバッドエンド、胸糞エンドだから見る価値がない駄作」というのは「苦いものは美味しくない」レベルの短絡思考である(もちろん内容や経緯にもよるが)
自分もバットエンドはあまり好きではないが、バッドエンドが好きというのはブラックコーヒーが好き、激辛料理が好きと同じように押し付けてこなければお好きにどうぞとしか思わないし、自由主義国家の国民ならむしろそのようにしか思うべきではない。
同じようにハッピーエンド至上主義者もハッピーエンドの作品なんて一生かけても読み切れないほどあるから(というより創作の大半がそう)どうぞご勝手に
483 ななしのよっしん
2024/11/19(火) 15:37:08 ID: +5ByACdEu8
推しの子とかいう投げっぱなしジャーマンで消化不良なうえに何一つとして面白さに寄与しなかったバッドエンドとかいう最悪の終わり方
マジで1話とYOASOBIのOPしか良いところなかったとか尻すぼみのレベル超えてるわ
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/22(日) 10:00
最終更新:2024/12/22(日) 10:00
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