ファイナルファンタジーXIV(旧版) 単語


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ファイナルファンタジーフォーティーン

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新生版の記事はこちら→FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼア

ファイナルファンタジーXIV』とは、スクウェア・エニックスより2010年に発売され、2012年11月サービスを終了したMMORPGである。
シリーズナンバリングタイトルとしてはファイナルファンタジーXI以来2作オンラインゲームとなる。略称は「†FF14」または「根性版」「旧FF14」。対応機種はWindows PC

後継作『FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼア』(略称は「新生FF14」または「新生」)は、スタッフ総入れ替えのもと制作が進められ、ほぼ別ゲーとして生まれ変わっている。対応機種はWindows PCPS3PS4PS5。発売日は2013年8月27日

概要

シリーズナンバリングタイトルとして14作に当たる作品。
エオルゼア」を舞台に、「過去を追体験できる力」や過去作品で言う所のジョブにあたる「クラス」をうまく駆使しながら、広大世界を駆け巡り冒険を繰り広げるファンタジーMMORPGである。

2009年6月3日に北で開催されたE3にて電撃発表された後、2009年8月ドイツで行われたGamescomにて試遊台が提供され、αテストβテストを経て2010年9月30日に正式サービスを開始。
しかし後述する諸問題によって評価は著しく悪化。これらの対応と並行して新生版の開発スタート2012年11月11日サービスを終了。

ストーリー(旧版)

およそ十年前、エオルゼアに突如として現れた「蛮神」。
それは、蛮族と呼ばれる異形の者たちが喚び降ろした、恐るべき守護者である。
蛮族はその大いなる力を享受し、都市の民を脅かしていた。

一方、北東からは「軍事帝国ガレマール」の手が伸びていた。
アルデナード大陸の覇を論むかのは、その卓越した機械技術と圧倒的な武力をもって 
都市国家のひとつ「アラミゴ」を陥落させたのだ。

二つの脅威にさらされたエオルゼアで、冒険者は不思議な力を得る。
それは、過去の出来事を追体験する力であった。

そしてその力は、世界を変えることができるという…… 
それは、からもたらされたものか?
それは、正しい力なのか?
なぜ、冒険者に与えられたのか?

冒険者はその答えを探さなければならない。
この力を手にした仲間たちと、旅を続けながら。

メインクエストにてストーリーを追っていく要素があり、「第七霊災」と呼ばれる災厄を巡るストーリーが展開された。
新生では「第七霊災」から5年後の世界が描かれており、物語は地続きとなっている。

ゲームシステム(旧版)

アーマリーシステム

FF11実装されていたジョブシステムとは異なり、武器を持ち替える事により職業(以下クラス)を戦闘中でなければどこでも変更可な「アーマリーシステム」を採用。
クラスレベルを上げることで習得した技(以下アクション)は、一部を除いて他のジョブでも扱えるため、様々なクラスアクションを身に付けることでキャラを強化することができる。

かつては「フィジカルレベル」と「クラスランク」という2種類の経験値が存在したが、2011年10月4日のパッチexitにてフィジカルレベル止され、クラスランクレベルと表記変更された。

現在登場しているクラスは以下の通り。

ファイター
格闘士 / 剣術士 / 術士 / 術士 / 槍術士 / 術士
ソーサラー
呪術士 / 術士
ギャザラ
採掘師 / 園芸師 / 漁師
クラフター
木工師 / 鍛冶師 / 甲冑師 / 彫金師 / 革細工師 / 裁縫師 / 錬金術師 / 調理師

後のバージョンアップにより、ナイト戦士竜騎士・モンク・吟遊詩人黒魔道士白魔道士の7つが上位クラスジョブ)となった。。

ギルドリーヴ

当初、FF14軸となるはずだったコンテンツ
冒険者ギルドから仕事を受け取り、現地に向かいクエストをこなすのが基本となる。

ギルドリーヴには下記の3種類が存在する。

メインコンテンツとするにはどれも単調な内容であり、FF14コンテンツ不足と呼ばれる要員の一つとなってしまった。

リージョナルリーヴとローカルリーヴは、それぞれ36時間毎に受注回数が更新され、更新前に受注回数が残っていてもリセットされてしまう。そのため、ほぼ毎日プレイできるプレイヤー以外には受注分を使い切るのが難しかったが、最終的に「12時間に一度の更新&受注回数のストック可」に仕様変更されている。

戦闘

1体の敵を釣ってきて全員で戦う「多対一」の形態ではなく、自パーティーと敵パーティーで戦う「多対多」の形態がメインになる。プレイヤーが使用できる技にも攻撃範囲が設定されている。
しかし、一度に占有できる敵の数が限られており、それ以外の敵からは経験値が得られないという仕様のため、実際のところは「多対一」の戦闘メインであった。バージョンアップにて上記の占有システムは変更され、複数の敵をまとめて相手にするケースが増加した。

アクションバーと呼ばれるコマンド欄にスキルセットし、スキル毎に定められたゲージを消費して戦う「アクションゲージ」という戦闘システムが採用されていたが、後にFF11と同じくオートアタックが採用され、アクションゲージは消滅した。

また、FF11における連携に相当する「バトルレジメン」というシステムも存在したが、バージョンアップにて凍結された。

生産

FF11におけるクリスタル合成が、クラフターとしてクラスの一つへと独立した。

標準作業、突貫作業、入作業、経過観察の各コマンドと、ゴッドセンドと呼ばれるクラフター用のスキルを駆使して作成するという、ミニゲーム的な要素が追加されている。

当初は金具や武器の柄など、個々の部品まで細かくアイテム化されていたが、低ランクの装備を作るのにも多大な手間がかかり値段が高騰するなど様々な問題がおきたため、後のバージョンアップどの生産品が簡略化されたレシピへと一新された。

※例:装備レベル17の胴防具、コットンシェパードチェニックの新旧レシピ










レシピ


レシピ

主な事件など(旧版)

オープンβテストの時点で、UIの使いにくさ、各種操作のもっさり感、コピペマップテストユーザーテスト報告を出来ない等、その他大量の問題を抱えていることが問題視された。

また、チョコボのことを『馬鳥』と表すなど、駄に漢字を充てた複雑な造語(当初は中国語による表記かと噂されていたが、実際には中国語によるチョコボの表記は『陸行』であり、制作側が独自に作り出した造語であった)が乱立している状態で、「とてもじゃないが日本人向けに作ったとは到底思えない名称ばかり」であった[1]

それを裏付けるかのように、後の発表で中国ゲーム会社『盛大遊戯』に中国本土内独占販売権利を与えることが明かされたものの、先述の通り『中国語としても色々と間違っている』という状況であり、こればかりは権利獲得をした中国の『盛大遊戯』にざまぁwwwww同情を禁じえないというも上がった[2]

呪術士の修練値バグに伴うBAN

当初、仕様かと思われた術士呪術士がPTメンバー魔法をかけると大量の修練値が入る仕組みは、のちにバグの一種であると公式発表がなされた。
GM自己申告した上で、バグを利用して獲得した修練値を収されなければ免罪とならず、最悪の場合アカウントの利用を停止させるという重い処分だったため、9月22日から参加したいわゆる先行組プレイヤー混乱した。
このバグβテスト時から報告されていたものであったため、自らの非を認めずプレイヤー重い処分を科すスクエニの姿勢に大きな非難が集まった。

また、あくまでバグの利用は自己申告制であったため、バグ利用により獲得した修練値を収されたプレイヤーがいる中、処分をなんとか逃れようとしたプレイヤーもいた。
それに対し、不不満を抱いたバグ利用を行わなかったプレイヤーたちが、2ちゃんねるなどで、公式サイトFINAL FANTASY.The Lodestone』を利用したバグ利用者の捜索に乗り出し、密告ゲームの様相を呈した。

なお、このバグを修正するバージョンアップの直後、今度はFF11で前衛に当たるファイタークラスが集団でPTを組んだ場合、極端に修練値が入る仕様が発覚。わずか数日でレベルキャップまで到達するものが現れたが、こちらはその仕様バージョンアップで修正された後も、バグ利用による処分の報告はない。

FINAL FANTASY.The Lodestoneにヒストリー機能が追加

2010年11月1日)のメンテナンスで、スクエニ運営するFF14PC検索できるサイトに、PCについての日時付きプレイ履歴などを表示する機実装された。

そもそも誰得な機[3]であったが、これがネットで一般開、非開設定不可能、拒否権なしで表示されたため、間は働いているとをついていたニートが軒並み混乱する事態となった。
ネット上では、「廃人を排除するための機だ」「修練値バグ使用者が一瞭然だな」「過去を追体験できる力ってこれの事なのか」などと大きな話題となった。

また、この騒ぎは公式サイトプレイ日記更新している芸能人にも飛び火した。ヒストリーの日記に遊んでいると思わせる記述があるのに、実際は初日しかプレイしていないなど、散々な事実が発覚している。

なお2010年12月23日(月)のメンテナンスexitで、他人のキャラクターを見た場合の時間表示はされなくなった。

■ヒストリー

・他キャラクターの「ヒストリー」から、時分表記が削除されます。

無料期間再延長

2010年11月16日付で、無料期間の再延長が発表された。

この無料期間は元々、FF14パッケージを購入した際に得られる30日の無料期間が、評判の悪さを返上するためさらに30日伸び、それがさらに30日伸びたものである。

直前にスクエニ和田社長自ら、FF14の評判の悪さを認める発言をしていたことから、無料期間にも関わらず同時接続者数が週毎に10パーセント近く減少している状況のなか、玉のバージョンアップまでプレイヤーを繋ぎ止める狙いがあると思われる。

そして2012年1月6日(金)より2013年予定の新生が開始されるまでの間、1280円(税別)から値引きされた980円(税別)にて課金開始された。

接続人数隠蔽問題

2010年11月26日バージョンアップにより、ワールド人数、周辺人数の確認機削除された。

それまで、2chネトゲ実況板(【FF14サーバー人数報告スレ)では、有志によるピークタイムワールド人数の集計が行われていた。2010年10月10日に最高人数47,565人を記録した後、毎週ほぼ10の割合で同時接続人数が減少していることが確認出来る状態であったが、その確認も同日をもって行えなくなった(最終集計となった2010年11月25日の集計結果は22,081人)。

同時接続人数のカウント機をもともと有していないMMOは存在するが、すでに存在しているカウント機削除は前代未聞[4]であり、ヒストリー機追加時に「情報透明性」を掲げた開発の姿勢に大きな疑問符を付ける結果となった。

なお、同日のその他のバージョンアップ内容は、ユーザーインターフェイスについていくつかの改善が見られた。また少なすぎると言われていたフィールドモンスターの増加、スキルレベルアップに必要な修練値の減少などが行われた。他方、ギルドリーヴの報酬減およびモンスターHP増加、プレイヤーの最大HP/MPの減少、修練値のパーティボーナスの減少などの調整(下方修正)も行われている。

2011年12月16日のパッチ1.20exitにより、プレイヤーサーチが実装されログイン人数の集計が復活した。(2011年12月16日の集計結果は12,680人)

[dev1213] 他プレイヤー検索ができるプレイヤーサーチが追加されます。

 

田中プロデューサー更迭

2010年12月10日ホームページおよび会員向けメールにて、田中弘道氏のプロデューサー退任および吉田直樹氏のプロデューサー就任が告知された。
田中氏は、サービス開始から2ヶあまりでの退任となり、実質的な更迭と言える。

この発表と同時に、大幅な開発運営スタッフの入れ替え、無料期間の当面の延長およびPlayStation3FFXIV発売延期告知運営体制の変更が明らかになった。

サーバ統合

2012/2/9現在存在する18サーバを3/27、10サーバに統合することが発表された。新規サーバの名称はFFを代表するレガシーアイテムを採用することが発表された。

ワールド ワールド
Selbina Ridill
Wutai + Gyshal Masamune
Rabanastre + Cornelia Durandal
Melmond + Figaro Aegis
Istory + Mysidia Gungnir
Saronia + Lindbulm Sargatanas
Fabul + Besaid Balmung
Trabia + Kashuan Hyperion
Karnak + Palamecia + Bodhum Excalibur
Ragnarok

Ragnarokは新設、欧州タイムゾーン推奨ワールド

ワールド合併とワールド移転について (2012/02/17)exit

FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼア

2011年10月14日公式サイト『FINAL FANTASY.The Lodestone』exitにて、「新生ファイナルファンタジー14」の発表と、稼動当初から長らく無料だったPC版課金サービス開始を含む今後のスケジュール告知された。

改修項
  1. チップで構成されコピー要素の強いMAPの全変更
  2. 新しいグラフィックスエジンの搭載
  3. サーバーシステムの新設計と根本的高速化
  4. ユーザーインターフェースの全リニューアル
  5. インゲームコミュニティシステムの大幅拡充
今後の予定

2012/12/27αテストの終了に合わせて、ベータテストロードマップ開。

ゲームそのものを丸ごと作り変えるかのような大修正であり、スクエニも改修に向けて本を入れていることが伺えるが、新生クライアント完成及びPS3版発売予定までには一年以上の歳を要する。
果たしてこれまでの悪評を覆し、FF14を立て直すことはできるだろうか。

……詳細は「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」にて。

主なスタッフ

プロデューサー
田中弘道FF1~3、FF11ゼノギアスクロノクロスデュープリズム
吉田直樹ドラゴンクエストモンスターバトルロード
ディレクター
河本信昭 (FF9FF11
吉田直樹(兼任)
アートディレクター
吉田明彦FF12FFTタクティクスオウガベイグラントストーリー
作曲
植松伸夫FFシリーズ)、祖堅正慶

関連動画(旧版)

問題点について(旧版)

関連動画(新生)

 

関連コミュニティ

関連項目

外部リンク

ファイナルファンタジー本編リンク
- I - II - III - IV - V - VI - VII - VIII - IX - X - XI - XII - XIII - XIV -

脚注

  1. *(後に、日本語日本語パッチとも揶揄された2010年9月29日パッチにより、上記の漢字造語はある程度修正された→名称の一部変更について[2010/09/29]exit
  2. *(とはいえ、中国向けに作ったファイナルファンタジーという印が拭えないことで、一部では『チャイナルファンタジー14』などと揶揄された)
  3. *現在世界最大のMMOである『World of Warcraft』にも同様の機がある。欧圏のプレイヤーは自己顕示の傾向が強いため、装備などを見られることをむしろ好むため、とも)
  4. *過疎化傾向に入ったネットゲームで行われた例はある)
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