マグネットスパイクとは、MHF-ZZ(モンスターハンターフロンティア ダブルゼット)から登場したモンスターハンターシリーズの武器種である。
別名は磁斬鎚(じざんつい)。
剣士 |
ハンマー
ガンランス
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スラッシュアックス
チャージアックス
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スラッシュアックスF
マグネットスパイク
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ガンナー |
ライトボウガン
ヘビィボウガン
ボウガン
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超重量級の近接武器であり、マグネットの名の通りの磁力と変形機構による斬モードと打モードの切り替えを駆使してモンスターと戦う。
2017年末、翌年に新たなオリジナル武器種を実装予定であると発表され、2018/3/30にそのシルエットとともに超重量級の近接武器であることが明かされ、7/6には「マグネットスパイク」という名称と磁力を用いた武器であることとシルエットを外したビジュアル画像が公開。
更に8/24の公式生放送で斬モードと打モードがあることと斬・打・磁力の主なアクションの実際のプレイ模様が配信され全貌がほぼ明らかになり、ダイナミックな物理アクションと磁力を利用した高速移動は大きなインパクトを与えた。
その後9/7にさらなる多彩なアクション、9/14にレジェンドラスタや秘伝スキルが公開された。
そして2018/9/26のMHF-ZZアップデートで実装。
穿龍棍及びスラッシュアックスFと同じくG級ハンター専用武器であり、解禁にはG級に昇格して武具工房の親方に話しかけると始まる入手イベントのクリアが必要。
この入手イベントでは、長い旅からメゼポルタに戻ってきたマグネットスパイクのレジェンドラスタ「グラハム」が大きく関わってくる。グラハムが西方の地で出会い、長年をかけて扱いを体得したマグネットスパイクをメゼポルタでも作成できるようにするために、磁力を操るモンスターを狩って基幹部品である磁筒ビンに磁力を込めるという流れ。
また、このイベントで手に入るG級秘伝書のスタイルは極ノ型のみの実装となる(抜刀ダッシュと任意受け身も可能)。
ちなみにグラハムによると西方の地では数多の武器が試作されており、多くは既存の武器の劣化になってしまうそれらの中の稀有な成功例こそがマグネットスパイクであるらしい。
冒頭にも書いたが特徴はこの武器のキーワードである「超重量級の近接武器」、「磁力」、「斬モードと打モード」。
超重量級という点は文字通りで、基本的な移動は遅く攻撃アクション一つ一つはかなり重量感があるが、機動力に関しては抜刀ダッシュでも補うことが出来る。
以下は特有の要素である磁力と斬打モードについて記述する。
実装後は高速移動と斬打モードによる新感覚のアクションが好評であり、戦闘における独自性はもちろんのこと火力・立ち回りの双方で強さも実現している。また、これらの要素によって万能でありかつての穿龍棍のように他の武器種を喰ってしまうのではないかという印象も受けるが、「色々なことが器用貧乏にならず実用レベルでできるものの一つのことをクエスト中特化して行うのならより適した武器がある」というような調整になっており、スタンであればハンマー、状態異常であれば片手剣双剣穿龍棍といった手数武器、尻尾切断なら大剣太刀スラッシュアックスFといったリーチの長い武器、ガードならランスガンランスのほうが優れている。とはいえ、やはり高い回避・離脱性能と斬打モードの切り替えによって多くのモンスター・状況に対応できるのは大きな強みであると言える。
納刀状態では半円型の本体を背負っており、これを斬モード・打モードへと変形させて多彩な攻撃を行う。
通常抜刀は斬モード、抜刀攻撃では斬(縦斬り)と打(横振り)を選択可能で、モードチェンジは抜刀立ち状態のほか一部の攻撃で横斬り(斬)→横振り(打)といった具合に行うことが出来る。
尻尾切断が可能な打撃武器(穿龍棍)や打属性攻撃と気絶蓄積ができる斬撃武器(片手剣、ランス)は既にあるが、メインの攻撃手段として斬属性打属性を使い分けられる武器は初登場である。
半円の両端を結ぶように内側から柄が飛び出し、外側に刃が展開され両手で持って体の前で構える。
構え方は大剣のような姿勢で、武器の形状は某スタイリッシュ爪楊枝を重厚にしたような感じになっている。
モーションは全体的に素早いが、体に密着させるように武器を持つためリーチは短め。
・縦斬り
前方への振り下ろし(縦斬り1)→斬り上げ→振り下ろし(縦斬り2)の三段攻撃。
縦斬り1→斬り上げ→縦斬り2→縦斬り1とループが可能。
立ち状態や回避後に直接斬り上げを出すことも可能。
・横斬り
こちらも三段攻撃かつループ可能であり、
左から右→返しで左→回転しつつ右と前方を水平に斬りつける。
各段階で打モードへ変形させることができる。
・フィニッシュ斬り
縦斬り3、横斬り3及びガードカウンターから派生できるフィニッシュ攻撃であり、
前方に思い切り刀身を叩きつけるようにして斬る。
磁纏強化中は追加ダメージの衝撃波が発生する。
・ガードカウンター
斬モードのガードは武器を前に構えてガードし、直後に押し出して攻撃する。
基本的に押し出す攻撃までが一動作なので性質的には大剣のガード斬りに近いが、ガードに成功した場合のみもう一度ガードを出すことができる。
ガードに成功すると押し出しに衝撃波が付与され、フィニッシュ斬りに派生できるようになる。
刃が収納されて本体と柄が内側に二つ折りになったハンマー状の形態で、後ろに引きずるようにして構える。
柄の先に付いた武器を降るためリーチは斬モードよりあり一撃の威力も高いが、その分モーションは重い。
もちろん気絶値を蓄積させてスタンさせることも可能。
・振り下し
背負った武器を前方に振り下ろす。
・横振り
右から左、左から右の二段攻撃。
・振り回し
大剣の斬り上げに似たモーションで下から後方に振り上げる。
抜刀ダッシュからも出せるが軌道が通常の連携で出す場合と少し異なる。
振り下し→振り回し→振り下しと、
横振り1→横振り2→振り回し→横振り1というループが可能。
こちらも振り下ろし、横振り、振り回しは組み合わせて出せる。
また、横振り・振り回しからは斬モードに変形可能。
・三連強打
横振り→横振り→振り抜きという攻撃で、
最後の振り抜きは溜めが可能。
溜めて放つと磁力のエフェクトが発生し非常に威力・スタン値が高いが、
溜めが足りなかったり溜め過ぎたりすると失敗して威力が半分以下になるので注意。
・バックスタンプ
立ち状態、振り回し、三連強打(3)、磁力強襲(打)、磁力二連振り、磁衝撃から出すことができ、
モンスターに背を向けて後ろに投げ出すように武器を思い切り叩きつける。
マグネットスパイクの中でも特にダイナミックかつユニークな攻撃で、これも磁力エフェクトが発生する。
威力も見た目通りに高いがモーション・ヒットストップが重く、考えて出さないと被弾することになる。
・ジャストガード
スラッシュアックスFのように武器を構えてガードする。
斬モードと違って直接攻撃は出せないが防御に成功すると後ろに飛び退き、そこから反撃する「ガード強襲」に派生できる。強襲の距離は2種類あるのでモンスターとの距離によって使い分けよう。
最もマグネットスパイクに特有と言える要素。
引力と斥力によって超重量級でありながら高速移動を可能にし、独自の狩猟アクションを実現することがマグネットスパイクのコンセプトである。
大きく分けると、
の3つに分かれる。
・磁力ゲージ
斬れ味ゲージの横に表示される専用ゲージ。
磁力アクションを行うことで減り、時間経過かモンスターに攻撃を当てることで回復する。
磁力アクションを連発した上に攻撃を外し続けでもしなければ尽きることはなく管理はしやすい。
また、磁場が発生している状態では左上に現在の距離が磁界接近/離脱どちらかを示す色が表示される。
・磁界照準
一定操作をすると画面の中央に照準が表示され、さらに入力すると磁界銃を取り出し照準に向かって磁界弾を撃ち出す。これがモンスターにヒットするとその部位に磁力エフェクトが表示され磁力アクションが可能になる。
磁力ゲージは消費せず、攻撃アクションではないのでダメージも与えられないと思われる。
磁場が発生している状態で別の部位に磁界弾を当てると元の部位の磁場が消えて上書きされ、一つの部位に発生した磁場は5分間経った場合も消える(秘伝スキルがあれば消えなくなる)。
ちなみに射程はおそらく無限。
モンスターに磁力エフェクトが表示されている=磁場が発生している状態では上述の磁力ゲージの左上部分と磁界照準の色が赤か青に変わり、現在の磁場発生部位と自分との距離が磁界接近/離脱のどちらを出せるものかを示している。また、どこにも磁場が発生していないか磁場と離れすぎると照準が白くなり磁界接近/離脱を行えない。
・磁界接近
磁場から一定以上離れて照準が赤になっているの状態で使用可能。
モンスターの磁場が発生している部位に引力を使って急接近する。
ガンナーの間合いより遠い位置からでも一気にモンスターに近づくことが可能であり、そのまま攻撃アクションにつなげることもできる。
・磁界離脱
磁場に一定近づいて照準が青になっている状態で使用可能。
斥力を使ってモンスターの懐から離脱する。もちろん無敵時間もある。
モンスターの本体周囲が範囲となる攻撃なら大体が届かないであろう範囲まで距離を取ることが可能であり、攻撃アクションからつなげることもできる。
磁界離脱からは攻撃アクションを出せないが、すぐに磁界接近で再び距離を詰めることが可能。
斥力故にハンターが磁場から離れていく方向に高速移動するので、考えて使わないとエリア端に詰まって離脱できない場合もある。
これらのアクションは紹介動画ではモンスターのいない場所=モンスターに磁界が発生していない状態でも使用しているため、磁界銃を当てなくても使用可能と思われる。
・磁力回避
武器の持つ磁力によって回避を行うアクション。
斬モード、打モード双方で前後左右に出せるほか、一部の方向のものは回避攻撃になっている。
・磁力強襲
磁力を利用して前方へ飛び込み、落下の勢いを込めて武器を振り下ろすアクション。
斬モード、打モードどちらでも行うことが可能で、抜刀立ち状態、抜刀ダッシュ、各種攻撃などからも出せる。
磁界アクションは磁場発生部位に関係してのみで、基本移動は遅いマグネットスパイクにおいて素早く移動できるという意味でも使い勝手の良いアクション。
ただし攻撃をスカらないように飛び込む距離の感覚は把握しておく必要がある。
・磁縛
マグネットスパイクで攻撃していくとモンスターに磁気が蓄積していき、一定まで溜まるとモンスターの体全体に磁力のエフェクトが発生する。この状態で磁力二連斬り/振りから磁縛を行うことで、体に蓄積した磁気でモンスターを縛ることができる。磁縛が始まると専用のゲージが表示され、モンスターのアイコンが右端に到達して磁縛が解けるのを防ぐために移動スティックを回転させボタンを連打するゲージバトルが始まる。一定時間の拘束に成功するとフィニッシュ技が解禁され、この状態でモンスターアイコンが右端に到達して磁縛が終了した際にフィニッシュ入力をすると超威力(モーション値600)+確定転倒のフィニッシュ技を叩き込める。
磁縛中モンスターは麻痺に近い状態になるが、自分自身も動けなくなりフィニッシュ技以外は攻撃できないため、ソロでももちろん有効だがPTプレイでより活きる技。
また、磁力を用いるモンスター(関連項目に記載)や超大型モンスター(ラオシャンロン、シェンガオレン、ラヴィエンテなど)、及び一部の高難度クエストでは使用不能。
磁気蓄積については穿龍棍の龍気に近いと思われるが、普通の攻撃ではなく磁力エフェクトの出る攻撃でないと蓄積しないとみられる。また、モンスターに貯まる磁気はPTメンバーで共有なので、マグネットスパイクのハンターが何人もいても磁縛を連続使用できるわけではない。
・磁纏
攻撃することでモンスターだけでなく武器にも磁気が蓄積していき、一定まで溜まると磁力ゲージの下にある秘められた力を引き出す「磁纏強化」状態となる。
この状態では一定時間与えるダメージが上昇し、更に一部アクションが強化される。
なお一度効果が切れると一定時間磁気がたまらないクールタイムが発生するが、斬モードと打モードで磁気の蓄積は別に行われるので、斬モードで磁気を貯めて磁纏強化→効果が切れたら打モードで磁気を貯めて磁纏強化といった運用が可能。
マグネットスパイクの秘伝スキル。
磁界アクションや抜刀ダッシュがあるとはいえ素の足の遅さがネックであるマグネットスパイクにとっては移動速度上昇は立ち回りの補助になる。
磁力ゲージを使うアクションはほぼ全てに無敵時間があるのでこれでモンスターの攻撃を回避することで、火力が上昇しゲージ管理がしやすくなる。
掲示板
12 ななしのよっしん
2019/12/18(水) 23:45:27 ID: z1dcsWE/Mk
使った期間は短いけれど、一気に距離を詰めたり、逆に一気に離れたり、重量級武器でありながらとにかく出来ることが多くて面白かった
穿龍棍もだけど、このまま永久に使えなくなるのは勿体なさすぎるので、またどこかで使えるようにしてほしいな
13 ななしのよっしん
2020/04/07(火) 22:49:27 ID: y6hPXxuPFw
もったいないのは分かるがこんこんすならまだしもFのある古龍と古龍級つれてこないと磁筒ビンが作れないから無理だと思うが、普通の磁力だと引力と斥力が弱すぎて話にならないとかいう設定があったはず
14 ななしのよっしん
2021/08/22(日) 00:42:48 ID: XY/D0tkmV5
磁力持ちのモンスターがいればなぁ~
提供: 烏鷺月
提供: サダ@名前変えないで3年耐える
提供: kihobonu
提供: wad
提供: rin
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/28(月) 19:00
最終更新:2025/04/28(月) 19:00
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