ミュウとは
初出は『ポケットモンスター赤・緑』で図鑑No.151。絶滅したと考えられていたため幻のポケモンと呼ばれ、ミュウツーを産んだとされている。
遺伝子には全てのポケモンの情報が含まれているらしく、殆どの技を覚えるほど(ハードプラント等はわざマシンになった第9世代以外では習得不可能、メロメロは覚えることは可能だが使っても失敗する)であるためポケモンの先祖という説がある。
当初は名前は出てくるが存在しない筈であったが、赤緑初期ロットでは裏技によって一般プレイヤーの前に姿を表すこととなった。これを受けて開発者の田尻智が「子どもたちにプレゼントしたい」と提案したことから151番目のポケモンと認定される事となった。また、この事から続編の金銀クリスタルから幻のポケモンが設定される事となった(最も新作になるにつれて幻のありがたみが無くなりつつあるが)。現在では1作品に1~3匹ほどの配信専用の幻のポケモンが慣例的に存在するが、このミュウは元々は配布予定などない、それどころか制作陣の一部は存在すら知らなかった本当の意味で幻のポケモンである。
元々赤・緑のデータは容量がカツカツであり、ミュウを入れる余裕等は無かったのだが、デバッグが終了した事で用済みになったデバッグ用プログラムを削除すると、300バイト程スペースが出来る事が判明した。300バイトあればミュウ1体くらいいけるんじゃね? と考えた開発者の森本茂樹氏によって図鑑テキスト・鳴き声・パラメーターが決められた後、デバッグ終了後のソフトに詰め込まれたと言うとんでもない逸話が残っている。(曰く「田尻(現ゲームフリーク社長)は知ってたがNintendoは知らなかった」)本来であれば公式側が公開しなければその存在は永遠に闇となるのだが、初期ロットはバグが満載であったため、全国の子供達はあっさりと見つけてしまった。ミュウの存在は当該プログラマ以外は誰も知らなかったため、「151匹目のポケモンを見つけた」という問い合わせに制作陣は大いに驚いたとか。バレないと思ってやったらバレたというオチ。良い子はまねしないように。
現在における恒常的な入手手段についてだが(時たま配布されてはいるものの)「『みんなのポケモン牧場』で999個卵を預ける」、「『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ(以下ピカブイ)』に対応するモンスターボールPlusを使う」、「『ピカブイ』のセーブデータを保持した状態で『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』のソノオタウンにいるNPCから貰う」といった方法がある。時が経つにつれてミュウを入手する手段が簡単になっていく傾向があり、登場当初と比べてレア度は落ちている。
なお、色違いの青いミュウをゲットするには長らくの間、2005年の夏に行われたポケモンフェスタでエメラルドにだけ配信された「ふるびたかいず」を使い、「さいはてのことう」で粘る以外になかった[1]。しかし、『Pokémon GO』で2021年2月20日9時~21時限定で配布されたスペシャルリサーチ「Pokémon GO Tour:カントー地方」のタスクを全てクリアすることで受けられる「続行リサーチ151」の全タスクをクリアすることで、十数年ぶりに色違いのミュウを入手できるようになった。クリアの難易度は相当に高いが、一度スペシャルリサーチを受け取ってしまえば期限は無いため自分のペースでタスクを進めることが可能。
そのPokémon GOではすべてのわざマシン・ひでんマシンが使えることからスーパーリーグでの有力な1匹になっている。なぜならミュウだけ異様に様々な技を習得可能でバトルで使えるのは通常技1種とゲージ技最大2種とはいえ、どの技が飛んでくるかは対戦相手にとってはわからないからである。欠点は1度しか入手機会がないため個体値厳選が不可能なこととCP上限の関係上ハイパーリーグ以降での活躍は厳しいこと。
スカーレット・バイオレットにて2023年9月1日に開催されたテラレイドバトルイベント「襲来!最強のミュウツー」が開催され、この時「キミだけのミュウを仲間にしよう!」と称してプレイヤーそれぞれに全タイプからランダムに選出されたテラスタルタイプをもち、タイプ一致のわざを覚えている状態のミュウが事前に配布された。
このイベントにおいてミュウを出すと
強敵を 前にして
ミュウは 本気を 出した!
との表示とともにミュウの能力値がHPが1.5倍、その他5つのステータスが1.2倍と大幅に強化される上、
クリア時にミュウに「さいきょうのあかし」が付与される。(補正やあかしは配布以外のミュウも適用)
言葉通りにこの状態こそがミュウ本来のポテンシャル(=種族値)と捉えると凄まじいことになる。
単純に性格や努力値の補正抜き・個体値逆Vでも実質的な種族値はアルセウスすら超えウルトラネクロズマにすら迫る750。
6V個体かつHPと性格一致の極振りならばメガミュウツーやメガレックウザすら霞む827前後とプレイアブルなポケモンとしては歴代最高の合計種族値を誇る。(ムゲンダイマックスのすがたのムゲンダイナは合計値1125ではあるがこちらはイベント戦の敵NPCとして存在する。)
後述のアニメでの態度も納得の最強ポケモンではあるのだが、イベントで相対するミュウツーも凶悪な補正を受けており、HP50倍かつHP半分からねむカゴ戦法を仕掛ける超鬼畜仕様のため、
「むしテラスタル きゅうけつ むしのていこう HP振れるだけ すばやさ48振り」までほぼ固定化し、
サポーターかアタッカーで攻撃か防御に振るか、つるぎのまいとミスト(エレキ)フィールドといのちのしずくとひかりのかべを持たせるか程度の「キミだけのミュウ」もへったくれもない無個性ミュウが4体集結し、ひたすらミュウツーに集って寝させず血を吸いまくり瀕死に追い込むという戦法が流行し、
その姿から「蚊」というもはや幻のポケモンらしからぬ不名誉な呼ばれ方が一部で話題となった。
「キミだけのミュウを蚊にしよう!」「最強の蚊」
なおあくタイプなどむしタイプ以外での(同行NPCのみの)ソロ攻略者も存在している。
各地方でもめったに見れず幻のポケモンであることから劇場版、特別編に登場する。
幻とはいえミュウは一匹だけではなく『ミュウツーの逆襲』『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』のミュウはそれぞれ別のミュウである。担当声優は『ミュウツーの逆襲』のみ山寺宏一、その他作品はこおろぎさとみ。
『ミュウツーの逆襲』のミュウは自分のコピーすなわち「ミュウツー」を察知しニューアイランドにやってきた。コピーである自分達の方が優れていると主張するミュウツーに対して、体でぶつかり合えばコピーより本物が強いと主張した。ニューアイランドにやって来た理由は「コピーであるミュウツーを縄張りから消しにきた」と生き物としては当然なことだった。また最初は台詞があり、ミュウツーに「所詮お前はコピーにすぎない」と言葉責めするシーンもあったらしい。
『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』ではよくオルドラン城にイタズラしに遊びにくるらしい。普段は世界のはじまりの樹に住んでいる。
特別編の『戦慄のミラージュポケモン』ではデータ化されたミラージュポケモンの中で唯一心を持っており「ミュウ」そのものであった。
ちなみに人間には姿を見せないがポケモンたちは何回かミュウを普通に目撃しているということを「コロタン」のずかんでニャースが語っている。
掲示板
721 ななしのよっしん
2024/11/04(月) 17:54:15 ID: 8nWBTobum4
その辺の初代特有の図鑑説明はほぼなかったことになってるがミュウの設定は最近の作品でも語られ続けているので
722 ななしのよっしん
2024/11/25(月) 18:01:23 ID: +Dd7glaENp
少なくとも10億年前から現代の姿に近いポケモンがいたのが明らかになったし、ミュウからの分岐はそこから更に10億年くらいは遡りそう
723 ななしのよっしん
2024/11/27(水) 00:37:21 ID: ahx3gXTz8q
ポケモン図鑑は博士が仮設立てたり
そうなんじゃね?っていう説明してるだけで事実とは異なっている場合があるよ
カイオーガとグラードンが争ったという話も人間が勝手に作った伝承だったり実際は戦っていない
ミュウの図鑑説明もよく見ると
そう考える研究者が数多く居るとか
そういう濁したことしか書いていない
アルセウスも伝承を図鑑に乗っけてるだけで存在が確定したらミュウが祖先理論も覆る
実際はアルセウスがシンオウ神話ポケモン想像した後に色んな遺伝子に変身できる変幻自在なカスタマイズ性が高いポケモンの元を作り出したとかそんな感じなんだろうかね?
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最終更新:2024/12/02(月) 02:00
最終更新:2024/12/02(月) 02:00
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