モルディッギアン 単語

モルディッギアン

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モルディッギアン(Mordiggian)とは、クラーク・アシュトン・スミス創造した神性である。

概要

クトゥルー神話ゲームによって、クトゥルー神話に取り込まれ今日では古きものの一柱として知られている。

かなる未来、既存の陸地が全て沈み代わって浮上した地球最後の大陸ティークのズル=バ=サイ墓地の神。仮面を被った食屍鬼の神官がつかえている。

形はなく、その度毎に姿を変える。死者に関しては自分の取り分であるが、少しでも命のある者に対しては権利を要しようとしない。従って、死体を持ち出そうとでもしない限り、墓地の内部で遭遇しても、副葬品を盗んで持ち出している最中でも安全である。その点では正で謹厳実直な神である。

クトゥルー神話に取り込まれてからは現代の地球にも現れるようになっているらしい。

未来のゾティークではストイックで正しい神だが、現代の地球ではそうでもなく、日本人の書いた作品でこの神が自らの欲望の為に生きている女たちを利用して・・・というものもある。


モルディッギアンは少数の人間食屍鬼(Ghouls)に崇拝され、死の徴である。年老いた食屍鬼たちは恐れ、仲間死体げることでその神をなだめていたという。しかしそれは現実世界ではなくドリームランドの話である。別名〈納堂の神〉。

ズル=バ=サイルで崇拝されていたときにはすべての死者をげモルディッギアンを慰撫するという。モルディッギアンの神官はフードつきの紫色ローブを身にまとい頭蓋仮面を被るという。

モルディッギアン崇拝のなかで最も禁忌であるとされているのは死者を甦らせることであり、自分の取り分を横取りされたと感じたモルディッギアンや崇拝者によって愚行を行なったものは惨殺されることだろう。

「納堂神教団」はモルディッギアンの教団の一つであり『食屍鬼写本』にはモルディッギアンとその教団の詳細が書かれているといわれている。

食屍鬼写本』は読んだ人を食屍鬼にしてしまう人皮の魔道書である。食屍鬼と仲良くなりたい人がいるのならば必読書だといえることだろう。

ときにシャーラッシュ=ホー(Shaurash-Ho)と同一視されるその神はラテン語の「Mortician」(死者に関する)からきているかもしれないといわれている。

また〈葬儀屋の神〉キノトグリス(Cynothoglys)とも同一視されるモルディッギアンはまさに食屍鬼の神なのかもしれない。


登場作品:『The Charnel God』- Clark Ashton Smith

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