三軍とは、
日本プロ野球では、各球団、おおよそ65~70名(上限70名)の支配下登録選手と、支配下登録に含まれない育成選手を保有している。一軍の試合に出られるのは支配下登録選手のみだが、70名弱の選手が全て常時一軍の試合に出られるわけではなく、一軍の公式戦に出場するためには「出場選手」として一軍登録される必要がある(2019年シーズンでは上限29人)。
この一軍の枠から漏れた残りの選手は二軍(ファーム)所属として、東の7球団によるイースタン・リーグと、西の5球団によるウエスタン・リーグからなるファーム公式戦に出場し、一軍昇格のチャンスを待つことになる。育成選手も、二軍の公式戦には出場可能(ただし1試合につき最大5人)。
単純計算で二軍には常時40人前後の支配下登録選手と、さらに育成選手がいることになるが、二軍の公式戦の試合数は一軍よりも少ない。練習試合やアマチュアとの交流試合もあるとはいえ、育成選手制度導入以降、特に育成選手が多く所属する球団では、二軍の試合数だけでは選手全員に充分な実戦経験の機会を与えられないことが問題になった。
その問題を解決するために、一部の球団が導入しているのが、二軍の下にもうひとつチームを作る三軍制である。ただし三軍制は費用がかかるので、(選手の数、練習する球場などがいるため)裕福なチームか育成に力を入れているチームしか採用していない。2020年現在、三軍制を導入しているのは12球団のうち、読売ジャイアンツ、広島東洋カープ、福岡ソフトバンクホークス、埼玉西武ライオンズの4球団のみ。ようは野球の強さも金次第
読売ジャイアンツ(2011年~2012年、一度廃止したが2016年から復活)と福岡ソフトバンクホークス(2011年から)は、高卒の若手や育成選手などまだ二軍未満の実力の選手たちによるチームとして、独立リーグ(巨人は主にBCリーグ、ソフトバンクは主に四国アイランドリーグ)や大学・社会人チームとの交流試合を行ったり、韓国や台湾に遠征して現地のチームと試合をしたりしている。そのため、試合を見に行くことも可能。なお、三軍のリーグは存在しないため、三軍の試合は全て非公式戦であり、三軍の成績も公式記録としては残らない。
広島東洋カープ(2011年から)は怪我人のリハビリチーム、埼玉西武ライオンズ(2020年から)は若手や育成選手の基礎練習・身体作りのための区分という位置づけで、特に三軍としての試合などは行っていない。どちらも将来的には巨人やソフトバンクのような三軍にしたいという構想はあるらしい。
ソフトバンクが2011年以降6度の日本一と三軍制で結果を出したためか、西武に続いて2021年からはオリックス・バファローズも三軍制を導入する予定。
野球のものはない。
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最終更新:2025/04/26(土) 11:00
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