京成上野駅とは、東京都台東区上野公園にある京成本線の駅である。
1933年12月10日に開業した、京成電鉄を代表するターミナル駅である。開業当時は上野公園駅という駅名であったが、1953年5月1日に現在の駅名に改称された。
旅客向け案内では「上野」を使用することが多い。
京成電気軌道(当時の社名)は元々押上駅をターミナル駅としていたが、市電に乗り継がなければ都心に出られない不便さから、国に何度も浅草への延伸を陳情していた。ところが、免許取得においてライバルの東武鉄道に出し抜かれたのみならず、京成電車疑獄事件という事件まで引き起こしてしまう。これにより、浅草への延伸は絶望的な状況となった。[1]
諦めきれない京成は、今度は筑波高速度電気鉄道という、上野駅から筑波山までの免許を所有する会社に目をつける。東武への買収交渉が不調に終わった間隙を突き、京成は一気に交渉をまとめた(1930年10月21日に吸収合併)。
まず手始めに、京成立石駅と京成高砂駅の間に新線への分岐駅となる青砥駅を1928年11月1日に開業させた。1931年12月19日に日暮里駅まで一気に開業させたが、そこから先は御料地を通るため御前会議で許可を得なければならず、桜の木の根を傷つけないように地表からわずか2.5m下に非開削のトンネルを掘るという難工事を強いられることとなったものの、困難を乗り越えて開業を成し遂げた。
同時に途中駅として博物館動物園駅と寛永寺坂駅が開業したが、前者は1997年4月1日に休止の後、2004年4月1日に廃止、後者は戦後まもなくの1947年8月21日に休止された後、1953年2月23日に廃止されている。
開業当時から現在と同じ島式ホーム2面4線ではあるものの、4両編成までにしか対応しなかったため、何度かの改良工事が行われている。特に1973年には、成田空港への輸送を見越して6月16日から12月16日までの半年間の営業休止を断行した。この時は営業ホームを1面2線に縮小するという暫定開業であったが、1976年7月14日にようやく現在の形で全面開業を果たした。
これにより10両編成の発着が可能となったが、現在の京成の最長編成はスカイライナーの8両編成である。
JRの駅とは地上での乗り換えだが(一応地下通路でつながってはいるが)、東京メトロの駅へは地下通路で乗り換えできる。
ラッシュ時間帯は種別による振り分けは無いが、日中時間帯では、1番線が特急、2番線がスカイライナー、3番線がシティライナーと普通列車、4番線が普通列車に使用される。
次は日暮里駅です。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/24(月) 11:00
最終更新:2025/03/24(月) 10:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。