京極サツキ

京極サツキとは、スマホゲーム『ブルーアーカイブ』に登場する人物である。CV:櫻井浩美

概要

忘れているようだけど、
シャーレの先生を味方にしたいのなら
確実な方法があると思うのだけど？

キヴォトスにおいて三大学園に数えられるゲヘナ学園の3年生で、学園の運営を取り仕切る万魔殿(パンデモニウム・ソサエティー)の議員兼情報部長。大きくはだけた胸、蠱惑的な表情、ガーターベルトが走った絶対領域など、妖艶なお姉さんの雰囲気を醸し出す。議長のマコトとは幼馴染の間柄だったりする。

2024年11月16日に実装が発表、そして11月20日の復刻版「陽ひらく彼女たちの小夜曲」で実装された。

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https://twitter.com/Blue_ArchiveJP/status/1857622054851445099

人物像

ゆったりとしていてマイペースな性格を持つお姉さん。本当に女子高生か？虫や怖いものが大の苦手。万魔殿メンバーの立ち絵の中では唯一軍帽をかぶっていない特徴がある。ただし公的な場面ではきちんとかぶっていた。身長は172cm。今までゲヘナで最も長身だった牛牧ジュリ（170cm）を抜き、最長身記録を更新した。

一方でNKウルトラ計画なる怪しげな催眠術に傾倒しているオカルティストで、様々な催眠術を会得している。だが大仰な名前の割に使うのは五円玉に糸を通しただけの古典的な装置だったりする(本人曰く科学らしい)。新しい技術も積極的に取り入れており、情報部に催眠アプリこと「ぐるぐるアプリ」を開発させた事もある。色んな人物に対して万魔殿に忠誠を誓いたくなる催眠をかけて回るも、何らかの問題があるのか、今のところマコト以外に掛かった例は無い。それでもめげずに時折波長を変更して完成を目指している模様。イブキがサツキの真似をしてコインを振り振りし始めたのを見て「将来はNKウルトラ計画を担うこと間違いなしだわ！」と勝手に後継者にしている。

メモリアルロビーや家具「万魔殿のデスク」で見せる特殊モーションには、自分に催眠が掛かる演出がある。彼女曰く「被験者にも頑張ってもらわないと催眠効果が得られないのよ！」との事。催眠を信じているからこそ自分にも掛かるのだろう。

変な催眠術を使う点以外は驚くほど常識人。催眠に掛かったマコトが己の権力を用いて万魔殿と風紀委員会を解散しようとした時、混沌を好むチアキは高笑いしたのに対し、サツキは「……あのままだと平和を実現する前に、ゲヘナが跡形も無くなるわよ？」と危機感を抱き、最終章「あまねく奇跡の始発点」では有権者を重要視しているとしてゲヘナ生徒の避難誘導に努めていた。ただしマコトの悪ノリにはよく乗っかる。2年生の元宮チアキとは非常に仲が良く、3rd PVではチアキと相合傘をしている他、5th PVではチアキと百鬼夜行を観光している姿が描写されている。

好む贈り物はチアキ同様書籍類。趣味が合うからこそ仲が良いのだろうか。

また、チアキやイロハと違って風紀委員会との仲が悪い上(実際最終章にて催眠術をオカルトとけなしたアコと口論になり、更には風紀委員会への協力も拒否している)、連邦生徒会で行われた緊急対策会議では思いっきり居眠りしているなど不真面目な部分が見え隠れする。一方、絆ストーリーにおいて風紀委員会とは別に不仲ではないとサツキ本人が語っており、いまいち風紀委員会に対する感情が読めない。

今まで万魔殿での立ち位置が不明瞭だったが実装発表の際に情報部長である事が判明。台詞から察するに最終章の時点ではまだ議員に過ぎず、部長に就任したのはその後と思われる。万魔殿では議員を各地に忍ばせて情報収集を行っており、「エデン条約編」ではトリニティ総合学園でも詳しく把握出来ていなかったアリウス分校との接触に成功、最終章では百鬼夜行で交わされた通信をゲヘナ自治区内で傍受し、度々拠点を変えて逃げ続ける温泉開発部のアジトを正確に特定するなど、他の学園と比較しても非常に高い情報収集能力を誇る。

絆ストーリーによると正規の手続きを踏まずに部長となったらしい。また「万魔殿の情報部は、歴史の表舞台から消えてしまった前生徒会の情報部からノウハウを引き継いでいるのよ」と語り、万魔殿より前に生徒会があった事、「エデン条約編」や最終章で見せた高い情報収集能力などは前生徒会から引き継いだ事が示唆されている。

劇中の活躍

初登場は2021年3月19日配信の2nd PV。ゲヘナの飛行船から他の万魔殿のメンバーとともに降り立ったイメージスチルがあり、その右から2番目にサツキがいたためビジュアル自体は早々に明かされていた。

「エデン条約編」にて行われた正義実現委員会と万魔殿の会談で、羽川ハスミの巨乳に気圧されたマコトが、サツキを呼んで来るよう命じる形で名前が語られた。イロハ曰くサツキを以ってしてもハスミには勝てないらしい。

最終章「あまねく奇跡の始発点」序盤の、三大学園の生徒会を招集した緊急対策会議ではまさかの居眠り。寝たふりをしているマコトと違いヘイローが消えているので本当に昼寝していた模様。次はゲヘナ防衛戦に登場。戦闘の裏で、万魔殿にとって重要な有権者こと生徒の避難誘導を行っていたのだという。当初天雨アコはサツキの言う事を信用していなかったものの、救急医学部の氷室セナが「サツキ議員と万魔殿の方々が、市民を避難所に誘導してくれました。おかげで避難誘導の時間短縮に繋がっています」と証言したため、本当に避難誘導を行っていたようだ。その過程で催眠術を用いてキララやエリカを誘導しようとしたが、彼女らは全く掛かっておらず、催眠を心から信じているサツキが面白そうだからついて行っただけだった。この時、アコが催眠術を「オカルト」と言った事でサツキが「私のNKウルトラ計画は、オカルトではなく科学よ！はぁ、これだから素人は困るのよ！」「ま、今のあなた達には理解できないでしょうけどね、アハッ…‥！」と激昂。風紀委員会への協力を拒否し、アコに万魔殿に忠誠を誓いたくなる催眠を試みるも案の定効かなかった。

本格的な登場はイベント「陽ひらく彼女たちの小夜曲」。シャーレの先生を味方に引き入れるため「私のNKウルトラ計画の力を使えば……」「説得なんてしなくても、味方に引き入れられるわ！」と自信満々に、万魔殿に忠誠を誓いたくなる催眠と……ついでに近くに新しく出来たスイーツ店でプリンを買ってきたくなる催眠を掛ける。結果はお察し。

続いて風紀委員会の面々に忠誠を誓わせるための催眠をマコトに依頼され、チューニングの末にNKウルトラ計画の改良版を完成させる。今までのように「万魔殿に対して忠誠を誓わせる」のではなく「リーダーに対する愛と尊敬心を増幅させる」ものに変更。試しにイロハに掛けようとしたところ、何故かマコトが掛かってしまい、綺麗な貴族と化してしまった。何気にサツキの催眠が効いた初のシーンである。

毎年恒例のゲヘナパーティーには他の万魔殿メンバーとともに参加した。

イベント「にぎにぎとゆきゆきて」では観光目的で百鬼夜行に来訪。肝試しコースを万魔殿メンバーと楽しんでいた時、魑魅一座が化けた迫真のお化け仮装と出くわし、そのまま気絶してしまう。何とか立ち上がるも「うぅっ！こいつら！私の催眠術で倒せないのかしら！」と狼狽えていた。その後、あまりの恐怖に泣きじゃくるイブキを落ち着かせるため幽霊の仮装は祭りの一環だとし、「うん、お祭りなら仕方ないね……！私の催眠術が通じないのも！」と語った。

性能

レアリティ:☆3、役割:SPECIAL、クラス:アタッカー、ポジション:BACK、攻撃タイプ:爆発/防御タイプ重装甲、地形適性は市街地:B、屋外:S、屋内:D。なおサツキがSPECIALになってしまった事で万魔殿だけでパーティーを組むのは不可能になった(編成枠が多い制約解除決戦では可能)。今までは、屋外適性があるSPECIALの爆発単体アタッカーは静山マシロしかいなかったが、サツキの参戦でようやく2人に増加。このためよくマシロと比較される。簡単に言えば火力面はサツキ、命中率はマシロに軍配が上がる。

• EXスキル「つよくな～るつよくな～る」
  EXスキル使用時、防御貫通値を7秒間増加させるとともに、敵1人に対して攻撃力分のダメージを与える。EXスキル使用中にコストを追加で支払うと1コストごとにダメージが35％増加。本来の消費コストは3だが、最大3コストまで追加消費可能(最大まで貯めた場合は消費コスト6になる)。ある程度コスト消費を操作出来るので小回りが利く。発動ムービーでは、万魔殿のモブ議員に強くなったと思わせる催眠術を掛けて突撃させようとするが、当の本人たちには掛かっておらず、とりあえず突撃しているような描写がなされている。なお万魔殿のモブが3D化したのは今回が初。
  　
• ノーマルスキル「情報収集」
  35秒ごとに敵1人の会心ダメージ抵抗率を減少。効果時間は25秒なのでクールタイムは10秒ほど。ちなみに最大までスキルレベルを上げても効果時間は延伸されない。戦術対抗戦向けのスキルと思われる
  　
• パッシブスキル「NKウルトラ計画」
  会心ダメージ率を増加。固有武器☆2まで強化すると更に会心ダメージと会心ダメージ率が増加する。
  　
• サブスキル「万魔殿に忠誠を誓いなさい」
  味方の攻撃力を増加。シンプルイズベスト。

余談

立ち絵の差し替え

サツキの旧立ち絵は登場前から既に完成していたが、その絵は一度も使われる事無く、最終章で初登場した時点で現在の新立ち絵に変更。このため最初期のイメージスチルと比較して顔つきが異なる。

基本的なデザインは踏襲しているものの全体の塗り、前髪、胸の露出度、服装、ポーズなどが変わった。

他キャラとの関係

メインストーリーに登場した際、サツキの台詞の中にイブキへの言及が一切無かったため、一部ユーザーの間で「万魔殿の中では珍しくイブキに対して特別な感情を抱いていないのでは？」と考察された時があった。しかし「陽ひらく彼女たちの小夜曲」において普通にイブキを愛でている事が判明。彼女もまたイブキ大好きクラブ万魔殿の一員な訳である。

陸八魔アルに似た髪の色をしている事から一時期アルのお姉さん説が出ていた。「にぎにぎとゆきゆきて」で名字が京極と分かるまで陸八魔サツキと呼称される事もあったという。

NKウルトラ計画の元ネタ

サツキが推し進めるNKウルトラ計画とは、現実世界でアメリカが極秘に行っていた洗脳実験MKウルトラ計画(Project MK-ULTRA)が由来。

終戦直後の1945年に策定されたペーパークリップ作戦をベースに、冷戦時代の1950年代初頭から1960年代末にかけてCIAやアメリカ軍が、「マインドコントロールの効果を立証するための実験」と称して、化学的なものから生物的な手段、果ては放射能物質を用いてアメリカ及びカナダの国民を被検体にした。当然倫理的にも道徳的にも完全にアウトである。しかし、計画自体が金食い虫の割に成果が全く出なかったため1972年に無駄の烙印を押され、翌年に関連資料の破棄が行われた。このうち破棄を免れて僅かに残った数枚の資料が1975年にアメリカ連邦議会で初公開されて一般人にも知れ渡った。

研究そのものはアメリカ主導だが、第二次世界大戦終結直後に抱え込んだ元ナチスドイツの科学者も参加していた。

関連静画

関連項目

• ブルーアーカイブ
• ブルーアーカイブのキャラクター一覧