この世に生きる全ての人間は、それぞれ独自の考え方、感じ方、信念、価値観を持っている。その為、一つの物事や作品に関しても人によって評価や好みが別れるというのはしごく当然の事だろう。にも関わらず、自分の価値観が絶対であると信じて人にそれを押し付けようとする者はネットでも現実世界でも後を絶たない。
「あんなことしてるあいつはキチガイだ」
「この漫画はつまらない」
一度はどこかで言われた、或は言ってしまった事があるだろう。しかし、先に述べた通り人にはそれぞれの感じ方があり、それは他人に迷惑をかけない限りは最大限尊重されなければならないものである。
多様性を失ったコミュニティは衰退をするのが必定である。もし他人が自分と違う意見や趣向を持っていて、どうしてもそれが許せないとしても「人それぞれ」の言葉を胸に寛容な心でそれを認める努力をしてみよう。
しかし一方で「人それぞれ」という言葉はコミュニケーションにおいて相手にマイナスの印象を与える場合もある。「人それぞれ」google検索結果
例えばこんな会話
A「俺ってアレに対してこう思うんだよね」
B「ふ〜ん……まぁ人それぞれだよね」
A「うん、そうなんだけどさ……」
B「うん、人それぞれ」
A「…………」
要するに「人それぞれ」はその言葉だけで会話を終わらせてしまうのだ。あんまり多用すると、場合によっては相手をイラつかせてしまうことも充分にありうる。
もっと言うと「人それぞれ」という言葉は議論を破壊するという効果を持つ。もし貴方が議論をしたくない、議論を切り上げたいと思っているのならこれを述べてそれで終わらせればよい。しかし真面目に議論をしている時に「人それぞれ」といってしまうのは一種の思考停止であり、その意見で望ましい結果が出るとは思えない。
「人それぞれ」というのは正しい。しかし「人それぞれ」はあくまで"前提"であって"結論"ではない事も同時に覚えておこう。
人それぞれに好きな動画を見よう。
人それぞれに好きな商品を買おう。
人それぞれ好きなコミュニティに入ろう。
掲示板
332 ななしのよっしん
2025/07/15(火) 05:34:28 ID: cGSr9gx1Mt
オーキドの ことば… … こういう ものにはつかいどきが あるのじゃ!
嗜好がひとそれぞれという事はもう紛れもない事実だからそれはそれでいい
しかしながらこれは線引が難しいのだけどそれを理由に相手を害してはならない
ただ社会を営むうえで個人の嗜好はともかく合意すべきだし法や倫理、規範を守らないといけない。嗜好と無責任とは別物
友達や1:1など小さな集団で対等である場合や個人、つまりパーソナルスペースでは人それぞれなんて当たり前だしそれでいい
しかし社会的な役割や物事の場合は相対主義だけ収集がつかなくなるので例えば法律などを拠り所に現時点でのある種の理想主義的な側面(法律や制度も絶対ではないが、現時点ではこれが最も“まし”であり、共通の枠組み)が必要になる
つまり、公共性が発生した時点で「共通の基準」が求められる
「人それぞれ」は真実だが、万能ではない
333 ななしのよっしん
2025/07/20(日) 12:58:01 ID: AMAd9w+1Hi
>>330
倫理や思想に基づく徳治社会と違って市場競争や経済法に基づく市場社会は、もともと倫理的に断罪されやすい
そこでは思想家や誠実な人よりも卑怯者のほうが儲けやすく影響力を持ちやすいわけだから
不動産とかの商業について「千三つ」「千三つ屋」という熟語があるほど(1000回商売しても本当のことは3つ程度)
そして市場社会ではおおよそ経済法の範囲内で市場競争が売り物の種類と優劣を増やすので、文化感情的に自分が嫌いなものでも儲かるなら経済感情的に好かれる
文化感情的に自分が好きなものでも儲からないなら経済感情的に嫌われる
「多様性が好き」だと言うやつは倫理的に矛盾してたり卑怯だが、市場多様性でビジネスチャンスが増えるので経済的には合理的
こうして《違法でない卑怯者》がビジネスチャンスとともに様々に増えて影響力を増している
334 ななしのよっしん
2025/07/20(日) 13:37:38 ID: BZTgNnaiis
偉そうな記事やな
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最終更新:2025/09/23(火) 05:00
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