伊藤果(いとう はたす)とは、将棋棋士である。1950年9月16日生まれ。京都府京都市出身。高柳敏夫名誉九段門下。棋士番号118。
棋界きっての詰将棋愛好家である。実娘の伊藤明日香は弟子(女流棋士)で、史上初の父娘棋士。他の弟子には、将棋ニコ生でお馴染みの竹部さゆりや、堀口一史座、及川拓馬、上田初美、野田澤彩乃らがいる。
1975年に24歳で四段昇段(プロデビュー)。1979年度に12連勝を記録し将棋大賞の連勝賞を受賞。1981年度には新人王戦、NHK杯で準優勝。
2001年にフリークラスに陥落し、2011年、引退。竜王戦1組通算2期。
若手の頃の活躍の原動力となったのが“風車”(かざぐるま。ただし、ふうしゃと呼ぶ棋士もいる)という独特の戦法である。この戦法は、飛車を最下段中央に配置し、戦況に応じて飛車を右に左に転回させることから、風向に委ねられる風車に例えたものである。自分から攻めることはほとんど考えない、受けに特化した戦法である。
指し回しが難しく、他の棋士には広まらなかったことから、伊藤しか指さないマイナー戦法であった。
棋界きっての詰将棋愛好家であり、塚田賞受賞回数は棋士史上最多。プロ棋士引退時には「やっと好きな詰将棋に打ち込める」と発言するほどで、現在もTwitterで自作詰将棋を定期的に公開している。
また、詰将棋関係の棋書も非常に多いが、終盤力を鍛えたい人にはオススメしない。なぜなら、伊藤の作風は実戦的なものとは遠くかけ離れたパズル的なもので、
など、「手筋? なにそれおいしいの?」と言わんとばかりに感覚が尋常でないため、詰将棋ファンの間からは敬意を込めて“変態”と呼ばれている。
また、この詰将棋が縁で、『新・必殺仕置人』に伊藤宗看役として、煙詰(元ネタは伊藤看寿「将棋図巧」99番)を本人出演で披露したこともある。
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最終更新:2025/04/17(木) 05:00
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