佐々木蔵之介とは (ササキクラノスケとは) [単語記事]

佐々木蔵之介とは、日本の俳優である。

概要

1968年 2月4日生まれ。ケイファクトリー所属。本名：佐々木　秀明(-ひであき)。
身長 182 cm、体重74kg。「ラクダ顔」とも喩えられる、面長の顔が特徴。

主な出演作は「ハンチョウ～神南署安積班～」シリーズ(TBS)、「オードリー」(NHK)、映画「20世紀少年」3部作、「超高速！参勤交代」シリーズなど。演劇ユニット「Team申」主宰。

近年では主演としての出演も多いが、もともとは脇役としての活躍が多い役者である。「オードリー」出演以降、演劇の脇を固める名脇役として数々の話題作に出演している。_{ただし実写版名探偵コナンのジン役は黒歴史である。}

実家が酒造である為、酒豪であり、酒に強い。

刑事役などクールな役どころが多くあまりバラエティには出ないため意外と知らない人もいるが、素の姿はバリバリ関西弁でツッコミもボケも行けるお兄さんといった雰囲気だったりする。

あと、ひょっとしたら「Wiiの間」であなたのお茶の間に遊びに来たことがあるかも知れない。

独身俳優最後の砦などというあだ名が存在し、本人にもバレ認知されている。西島秀俊や阿部寛、堺雅人など「なかなか結婚しない3、40代以上の素敵な男性俳優」という女性たちの憧れが続々と結婚してしまったが、50歳を越えた今も独身であることから最後の希望などと信仰？を集めている。ちなみに結婚願望はめちゃくちゃあるらしい。
そして2021年 10月30日、53歳にして一般女性との結婚を発表。最後の砦も遂に陥落することとなった。

経歴

京都市出身で、洛中に唯一残る蔵元「佐々木酒造」の次男として生まれる。

洛南高等学校卒業後、家業を継ぐ為に東京農業大学農学部に進学するも中退。後に神戸大学農学部に入学し、バイオテクノロジーや酒米を研究した。
また、在学中の1990年、劇団「惑星ピスタチオ」の旗揚げに参加し、1998年に退団するまでの全ての舞台に出演し、看板俳優として活躍。
余談だが、洛南高等学校は世界遺産として知られる東寺(救王護国寺)の境内にある学校として知られている。

神戸大学卒業後、大手広告代理店「大広」に入社。大阪本社に営業職として勤務し、劇団活動と両立していたが、2年半後に退社。ちなみに同期入社にますだおかだ・増田英彦がいる。

大学時代からの劇団活動や、広告代理店への就職は、人前に立つ事に慣れる為や、販売戦略などを身につける為など、全て家業継承を動機とした行動であったが、芝居への熱意大きくなっていったことで、家族の猛反対を押し切って俳優へと転身。2000年のNHK 連続テレビ小説「オードリー」で脚光を浴びるようになり、この頃には家族からも俳優として認められるようになった。
その後2006年に「間宮兄弟」で映画初主演。2008年に「ギラギラ」で連続ドラマ初主演を果たす。

2014年には「風林火山」で共演した四代目市川猿之助に誘われスーパー歌舞伎に出演。歌舞伎役者ではない俳優が歌舞伎に出演したことで話題になった。

実家「佐々木酒造」にまつわるエピソード

「蔵之介」の芸名は実父が名付けたものである。大学時代に演劇サークルの先輩から、新人公演で使う芸名を訊かれて迷っていたところ、野球中継を一緒に見ていた父親が命名したもので、実家の職業と、播磨国赤穂藩の筆頭家老・大石内蔵助の名前を掛けたものである。

先述の「オードリー」に出演した頃、俳優として認められた証として「オードリー」という銘の日本酒が販売された。その後、同名の主演作放映を記念して純米酒「ハンチョウ」も生み出され、放送時期の期間限定で販売される。
実家からは「次なんてやつに出るの？」と訊かれたこともあったそう。便乗商法乙商魂逞しい一家である。

ちなみに実家は弟である三男が継いでいる。公式 HPや公式ツイッター、様々なメディアなどで「一番上の兄は絶対継がないと宣言して建築の道に行ってしまい、当初継ぐはずだった二番目の兄は大学で酒造を学んでいたのにある日突然俳優になるなどと言い出し家を飛び出し、仕方なく末っ子の自分が嫌々継ぐ羽目になった。今は兄の名前を出すとみんな分かってくれるのが嬉しいやら複雑な気持ちになる」と何度も愚痴を言われている。