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この項目は、『まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』のネタバレ成分を多く含んでいます。 続きを読みたい方はスクロールをしてください。 |
偽街の子供達とは、『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』に登場するキャラクターである。
魔女文字による表記は「
」(ラテン文字転写:clara dolls、カナ表記:クララドールズ)。
偽街の子供達。その役割は泣き屋。
葬列を盛り上げるために涙の芝居をする着せ替え少女人形、やって来た人形どもは
イバリ、ネクラ、ウソツキ、レイケツ、ワガママ、ワルクチ、ノロマ、
ヤキモチ、ナマケ、ミエ、オクビョウ、マヌケ、ヒガミ、ガンコ、
最後のアイはまだ来ない。
「色から生まれ空にはあらず、此岸の淵こそ我らが舞台」
そのちからは魔法少女にも劣らない。(『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』特典の魔女図鑑より)
『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』で、見滝原市内に出てくるキャラクター。
その正体は、くるみ割りの魔女Homulilly(魔法少女まどか☆マギカ)の使い魔の一種で、14+1人で構成される。ドイツ語を話し、声優もネイティブを使っている。
偽街の子供達。その役割は泣き屋。葬列を盛り上げるために涙の芝居をする着せ替え少女人形。
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~劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語BD完全生産限定版ブックレットより
その役割は「泣き屋」である。泣き屋(泣き女)とは、東アジア地域を中心として世界各地に古来より存在する実在の職業(日本では廃れたが、中国や朝鮮半島には残っている)。葬儀などの際に遺族の代わりに(大げさに)泣きじゃくることで、場の雰囲気を強調する役目がある。また、悪霊祓や魂呼ばいの役割もあるとされる。劇場公開版の劇中で彼女たちがその役割を見せることはなかったが、漫画版及びBDの修正版では葬儀の参列者として泣く姿が確認できる。
Homulillyの使い魔には、ナイトメア(魔法少女まどか☆マギカ)、歯(LILIA)、虫歯の騎兵(LUISELOTTE)、キグルミ鳥(LIESE)、ブリキの兵隊(LOTTE)、などのバリエーションがあるが、その中でも偽街の子供達は魔女結界の内部を設営を行うなど、他の使い魔とは別格の存在である様子。
この他、物語後半のHomulillyの自殺を阻止しようとする円環組との戦いにおいても、兵士型の使い魔が手こずっているAnthonyの集団に少人数で突撃して、まるで特別仕様の機体が量産型の機体を相手に無双するような状態で多数を蹴散らしている。さらに、紹介文にある通り二人がかりではあるが、美樹さやかを突き飛ばすなど、高い戦闘力も持っているらしい。
とは言うものの、まどか☆マギカシリーズにおける使い魔たちの、主人の魔女が本当に欲しいものは持ってこない、無能または利己的であるため役目を果たせない、基本的に「役立たずな存在」という性質は、この偽街の子供達も例外ではない。主人のHomulillyは本心では自殺を望んでいないが、この使い魔たちは主人を無理やりギロチン台へ連れていく役目を担っている。また自殺を阻止しようとする円環組との戦いにおいても、偽街の子供達が蹴散らしたのは一部の相手だけで、指揮官的な存在である美樹さやかと百江なぎさにはダメージを与えておらず、ほとんど戦局には寄与していない(厳密には、美樹さやかには一撃を与えたのだが、さやかは特に傷を負った様子もなくケロリとしていて、指揮・戦闘には全く支障が無い様子であった)。言うなれば、「一部が個人的な武勲を挙げただけで、戦いそのものは完全敗北」な状態であり、主人を自殺させるという役目も果たせていない。
一方で、ノロマの解説文からするとデキソコナイな魔女の言うことも他の使い魔よりは聴き入れる様子である(他が石頭なだけかもしれないが)。何よりも彼女たちは結界の造営に際し、魔女に親しい人物の誘拐を行っている。そして、意図的に紛れ込んできたとはいえ、その中に魔女が真の意味で求めていたあの方がいた訳である。散々デキソコナイだの細切れにするだの散々こき下ろしているが、実はツンデレ型の忠臣なのかもしれない。
映画本編では、他のくるみ割りの魔女の使い魔同様再改変後の世界でも存在が確認されている。悪魔の周りを走り回ったり、杏子に林檎をねだったりと相変わらず自由ではあるが、レイケツの説明文によると悪魔に対しては従順らしい。もっとも、主人に思いっきりトマトを投げつけているあたり、単に指示通りに動くだけの都合の良い存在でもない様子だが・・・。
ともかく、改変後の世界でも悪魔の手先として行動している様子で、今後続編があれば魔法少女たちとの対立展開は容易に想像できる。劇中で見せた、針らしき武器を用いて活躍する姿を期待しようではないか。
劇場公開直後は、クレジットにおいて偽街の子供達と表記されるのみで、くるみ割りの魔女の使い魔であるという確定情報がなかった。このため、使い魔なのかそれ以外の外来の存在なのかという議論が起こった。
その後、魔女図鑑の配布によって使い魔であることは確定したが、今度はアイという15番目のドールズの存在が判明した。このアイは、劇中ではパッケージに入った人形として登場し、動く姿が全く描かれなかった。服はマユの塔で目覚めたほむら(通称喪服ほむら)と同一であり、更に悪魔となった際の「愛よ」というセリフから、このドールはほむら自身を表すという見方が強まった。実際、BDブックレットのアイの説明には悪魔であることが仄めかされており、アイ=ほむらであることは間違いないと言える。
すると、あらゆる負の感情や性格の名を冠した他のドールズについても違う見方ができる。ブックレットにおける彼女たちの説明は、その多くがこれまでのほむらの台詞の改変や、その言動に対する皮肉である。また、過剰なまでの魔女に対する侮蔑は、自己嫌悪に苛まれ続けてきたほむらの心境と合致する。更に、通常の使い魔とは異なり魔法少女と同等の力を持つことから、彼女たちは一種のほむらの分身のようなものではないかとも考えられている。この考察に関しては、それぞれが単純にほむらの感情(人格)を表すとか、繰り返したループにおける自分自身であるなど様々な説がある。
いずれにせよ、使い魔としては明らかに異質な存在である彼女たちは、 魔女やその後訪れる悪魔と深い関わりのある存在であることは確かである。彼女たちの実態が何であるかというのも、今後の続編の展開においては見逃せないところである。
封切り直後は、クレジットの偽街の子供達という情報以外無いに等しかったが、トマト投げの様子などから自然とドSキャラとして扱われる様になった。サディズムの矛先は言うまでもなくほむらであり、ダークオーブさえも汚れそうな言葉責めを受けるというシチュエーションが見られた。
魔女図鑑配布によって使い魔であることが確定したが、この使い魔という設定からほむらの娘というネタも発生した。この場合はやんちゃな14姉妹を育てるシングルマザーとしての苦労話が軸となり、前述の言葉責めと相成ってヘタレ悪魔ネタに組み込まれる形となった。
そしてブックレットによって個性付けがなされた現在、彼女たちの個別の魅力についても掘り下げられることが期待される。また、BDにおいて1stTake版の悪魔ボイスが公開されたことにより、今までのヘタレネタを払拭したカリスマデビほむの描写も増えることが期待されるため、その"従順"な手下としての彼女たちの活躍も期待したい。
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最終更新:2025/04/28(月) 03:00
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