凌とは、東アジアの人名である。
人名
日本語、中国語圏の名前、中国語圏の姓である。
姓
凌姓はもともとは姫姓で、氷室の官が凌姓を名乗ったという。
名前
日本語では、りょう、などと読む。
漢字として
- 意味
- 氷室、氷、蔵氷、厚い氷、激しい、混雑、(夌・淩と通じて)しのぐ、(水が)乗り越える、おかす、(陵と通用して)のぼる、(㥄と通じて)恐れる、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十一〕の本字は𣎎で「仌、出づるなり」とある。仌は氷。また〔詩経・豳風・七月〕から「𣎎陰(りょうあん)に納る」を引用する。𣎎陰(凌陰)は氷室のこと。凌は〔説文〕に𣎎の異体字として載っている。
- 字形
- 凌は〔説文〕に形声で声符は夌とある。古代の蔵氷の儀から陵の省略が声符とする説もある。
- 音訓
- 音読みはリョウ(漢音)、音読みは、ひむろ、しのぐ、こえる。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。1990年に人名用漢字に採用された。
- 語彙
- 凌陰・凌雨・凌雲・凌煙・凌架・凌駕・凌寒・凌虐・凌江・凌室・凌霄・凌霄花・凌辱・凌人・凌遅・凌波・凌侮・凌風・凌蔑・凌慢・凌乱・凌轢
異体字
- 𣎎は、〔説文〕の本字。〔説文〕に形声で声符は朕とある。ただ朕(ヨウ)だと音が合わない。朕はもともと𦩎という字で、舟に物を入れて贈るという字。𣎎は氷を贈るという意とされる。
- 𠗲は、〔集韻〕にある異体字。
他漢字の書き換え
- 凌→陵
- 「凌」が常用漢字外である為に書き換えられる場合が在る
関連項目