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力士 単語

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力士りきしとは、相撲を生業とする者の事である。

概要

元々相撲神前で行われる行事であり、相撲取りは神から特別な力(神通力)を授けられた士(サムライ)であるという意味で「力士」と呼ばれる。神の依り代である力士の四股は邪気を払い、土俵入りは五穀豊を呼び、また力士に抱かれた赤ん坊は心身共に健康に育つと言われる。

今の時代に相撲プロとなるためには日本相撲協会に所属する他にいため必然的に力士=大相撲力士となる。日本相撲協会に所属する力士の契約個人事業主との契約ではなく雇用契約の形を取っている。協会内で正式に「力士」と呼ばれるのは十両以上(関取)であり、幕下以下は正確には「力士養成員」と呼ばれる。力士養成員は給与ではなく場所毎に手当てが付く扱いとなる。

制度とは別に協会内でも物言いが付いた場合の競技の説明や、相撲中継での解説等ではまとめて力士と呼ぶため一般的には日本相撲協会に所属する相撲取り=力士と考えて良い。

力士になるためには

先述の通り現代では力士=大相撲力士なのでいずれかの相撲部屋に所属しなければならない。相撲部屋は概ね中学卒業後から入門を受け付けているが時代の流れもありこうした「叩き上げ」は少なくなっている。入門を考えている場合は両方と相談し、相撲部屋に通うなどしてよく見極めるべきだろう。

日本相撲協会に力士養成員として登録されるためには新子検に合格する必要がある。新子検の受検資格は「中学卒業し、23歳未満の者」とされているが後述する幕下付出が認められた者は25歳未満となる。第一検は体格と内臓の検のみとなるがこの条件に満たない者は第二検を受ける事となり、こちらは体格の条件が身長167cm以上、体重67kg以上に緩和されると共に身体力が考慮される。検に合格すれば晴れて「番付外」の力士となり前相撲で初土俵となる。

学生相撲アマチュア相撲等で優勝した者は優勝後1年以内に限り幕下付出が認められ幕下15枚または幕下10枚で初土俵を踏む。近年では幕下付出でなくても高校大学相撲を経験した力士の方が出世がい傾向があり、また在学時に交流を持った相撲部屋入門するケースが多い。

付出が認められる大会

以上のいずれかの大会で優勝すればその後1年間幕下15枚で付出となることが認められる。全日相撲選手権大会とその他いずれかの大会の2大会以上で優勝すれば幕下10枚付出となる。年齢は25歳まで。このうち高校生が出場できるのは全日相撲選手権大会のみなので、高校生幕下15枚付出が限界。なお、高校生アマチュア横綱となったのは1983年の久啓太(元前頭筆頭 久)が一の事例。
また、2015年から三段付出という、三段最下位の100で付出となる制度が新設された。条件は上記大会でベスト8に入ることで、年齢制限は同じ。

力士の体形

先述の新子検の条件は入門のための最低条件であり、幕内へ出世する頃には均体重が160kg前後にもなることは言うまでもない。ただ、力士の場合体重の増加=単純に太るという訳ではなく、稽古などにより筋肉が付くことによる体重の増加による物も大きい。力士の稽古は相当な運動強度であり、脂肪の付きにくい体質の力士の場合「稽古をすると痩せてしまうのでちゃんこを人より多く食べないといけなくて辛かった」といったエピソードもよく聞かれる。

幕内力士の体脂肪率は30%台前半くらいであるが、その大半は皮下脂肪であり、内臓脂肪に至っては普通の体の成人男性とほぼ同じと、その脂肪量は見たよりもかなり低い数値 であることが伺える。一方で除脂肪体重は最大で110kg前後にものぼり、類稀なるパワーに裏打ちされた数値であると言えるだろう。

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