国際決済銀行とは、各国の中央銀行を株主とする銀行である。BIS規制についても当記事にて説明する。
Bank for International Settlements、略称はBIS。
ここで決まるルールがBIS規制である。
元々は第一次世界大戦で敗戦したドイツの賠償金を強制取立て支払いを取り扱う機関として設立された組織。その後、大きく役割を変え各国の中央銀行を株主とする銀行となっている。事実上の世界の中央銀行の組合、事務局のような扱いになっている。日本銀行は1994年9月以降、理事会メンバーである(日本銀行総裁がBIS理事)。
本部がスイスのバーゼルにあることからバーゼル、もしくはBISと呼ばれる。世界の主要中央銀行の総裁たちが隔月でバーゼルに集まり、金融システム安定の為の会議をしている他、6月あるいは7月に中央銀行総裁が年次総会をしている。
このバーゼルで金融の安定化の為の合意として成立したものがバーゼル合意、いわゆるBIS規制である。中央銀行たちが自ら決めたルールである関係上、このバーゼル規制が世界における銀行金融の基礎ルールとなっている。なお、破ったからといって法的な罰則はないが、当然破った銀行の属する中央銀行と国家の信用は落ちることを覚悟しなければいけない。
1988年に公表された最初のもの。
国際的に活動している銀行は8%の自己資本を保有することを定めている。
一般的にはバブル景気の崩壊後に日本の銀行が貸し剥がしを行った原因といわれる。
2004年に公表されたもの。
自己資本比率告示を決めたもの。
発言力の強い日本の金融機関の意見が強く通ったことから、各国の国債に関してAA以上の評価の国家の債権はノーリスクの自己資本として認めるという内容が通っている。
現在、主要先進国のほぼずべてで国債に資金が流入しやすくなっている遠因とされている。
バーゼルⅡの改訂版
2019年度末までに、総リスク資産の内、7%を普通株式など質の高い自己資本で保有することを求めている。
現在、子細を審議中
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最終更新:2025/04/23(水) 12:00
最終更新:2025/04/23(水) 11:00
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