地球戦隊 | ||||
ファイブマン | ||||
とは、シリーズ史上初のメンバー全員が「兄弟(兄妹)」そして「教師」である東映製作のスーパー戦隊シリーズ第14作である。
前番組「高速戦隊ターボレンジャー」の視聴率が枠移動のせいで急落し、その低迷を引きずったまま放送開始に至った本番組も苦戦を強いられた。シリーズ作の中でも不遇を囲っているが、メンバー間の家族の絆や歌う敵幹部、そして熱いストーリーや終盤の盛り上がりから根強いファンを持つ作品である。
※1990年3月2日~1991年2月8日の間、テレビ朝日系列で毎週金曜日17:30~17:55に放送。全48話。
スーパー戦隊シリーズ | |
第1作 | 秘密戦隊ゴレンジャー |
第2作 | ジャッカー電撃隊 |
第3作 | バトルフィーバーJ |
第4作 | 電子戦隊デンジマン |
第5作 | 太陽戦隊サンバルカン |
第6作 | 大戦隊ゴーグルV |
第7作 | 科学戦隊ダイナマン |
第8作 | 超電子バイオマン |
第9作 | 電撃戦隊チェンジマン |
第10作 | 超新星フラッシュマン |
第11作 | 光戦隊マスクマン |
第12作 | 超獣戦隊ライブマン |
第13作 | 高速戦隊ターボレンジャー |
第14作 | 地球戦隊ファイブマン |
第15作 | 鳥人戦隊ジェットマン |
銀河系には、命の宿る星がたくさんあった。
だが・・・
それらの星が次々と滅んでいくという謎の現象が起きた。
そんな星のひとつ辺境惑星シドンに、死の星を生き返らせようと開拓に取り組む地球人の一家が在った。
8年前から死に絶えた惑星の復興を研究していた星川博士夫妻は、五人の子供に恵まれ、惑星シドンに星川緑化試験農場を作り、8年かけてシドンの花を咲かせる事に成功した。
しかし、シドン星を砂漠の星に変えた銀帝軍ゾーンが星川博士一家を強襲し、星川博士夫妻は、お手伝いロボットのアーサーG6に子供達を託してシドン星を脱出させた。
ニュータウン小学校で教師をしている星川博士の5人の子供達は、星川博士が残した科学技術を元に20年かけて準備していた装備を用いて「地球戦隊ファイブマン」に変身し、1000個目の目標として地球を滅ぼそうとする銀帝軍ゾーンと戦うのだった。
銀河皇帝メドーを頂点に、銀河戦艦バルガイヤーを駆る銀帝軍ゾーンの「ガロア艦長」らが繰り出す銀河闘士達や銀河戦隊ギンガマンらを倒し続けたファイブマンに対して、銀帝軍ゾーンの伝説の英雄である「歌う初代艦長シュバリエ」が合流して激闘が加速する中、20年前に行方不明となっていた両親が生きている事を星川兄妹は知る。
自分達で戦闘用に改造した「ファイブロボ」の弟ロボにあたる「スターファイブ」も合流し、兄弟ロボは合体して「スーパーファイブロボ」となった。
そして銀河皇帝メドーを傀儡としていた真のボスの姿をバルガイヤーが露にすると戦いは加速し、次々と倒されていく銀帝軍ゾーンの幹部達を尻目に銀河超獣化したバルガイヤーに対し、手も足も出ないファイブマンだったが、星川博士の通信をヒントに、ニュータウン小学校の子供達と共に育てたシドンの花を使ってバルガイヤーを弱体化させ、「ガロア艦長」もろとも滅ぼした。
そして・・・
「高速戦隊ターボレンジャー」に続くスーパー戦隊シリーズ14作目であり、長期シリーズの宿命であるマンネリ化が問題視されていた時期だった為、
といった史上初の試みを盛り込む事となった。
これまでにありそうでなかった「メンバー全員が兄弟(兄妹)」でサポートロボが親代わりになって20年
育てたと言う設定により、(基地の中ではあったが)星川兄妹が家族で仲良く食事するシーンや、家計や家族間の悩み、そして第一話で行方不明になった両親の記憶を有する者とそうでない者の差などが描かれ、「メンバー全員が教師」と言う設定では、小学生とのやりとりが描かれた。
※兄弟戦隊は、本作の後に「救急戦隊ゴーゴーファイブ」「魔法戦隊マジレンジャー」でも描かれている。
名乗りについても、シリーズ初の「自分の名前」を名乗ってから「変身後の名前」を名乗る形式をとり(最初から固定されていたわけではない)、敵とすでに邂逅そして因縁があった事から正体を明かし、教鞭をとる小学校の生徒達や関係者にも正体を明かしていると言う「ヒーローの正体は不明」「ヒーローの正体は隠す」と言うこれまでのお約束を破る試みが行われている。
また、巨大ロボが元々戦闘用ではなかった事もあり、操縦する上で戦闘服の着用が義務付けられておらず、素顔のままで操縦する事もあり、本作における最大の功労者である(番組編成的に)救世主となった初代艦長シュバリエとの戦いでは、シュバリエの歌声を利用した音波攻撃に対抗する為に、スーツを着ていない星川兄妹が巨大ロボに乗った状態で主題歌を歌ったことがある。
他にも、「光戦隊マスクマン」以来のダブルヒロインを採用した為、星川兄妹の女性陣が缶詰にされたり、敵の側女にされたりといったピンチシーンが描かれた。
キャストについては、「超獣戦隊ライブマン」や「高速戦隊ターボレンジャー」のアイドル路線をとりやめ、劇団出身者や倉田プロのアクションの出来る俳優らが抜擢され、スタッフの面では、特撮監督が矢島信男から佛田洋に交代した。(戦隊シリーズで多くの脚本を担当した曽田博久は本作が戦隊シリーズ最終作となった)
しかしこれだけの新機軸を打ち出しても、地球戦隊ファイブマンは「シリーズのマンネリ化」を打破する事に困窮した・・・
バトルフィーバーJに始まる戦隊シリーズは土曜18時台での放送を続けていたが、前番組高速戦隊ターボレンジャーの放送途中に金曜17:30に移動させられてしまった。子供たちが新しい放送時間を認知する前に裏番組として「らんま1/2」が移動してきてしまい、ターボレンジャーの視聴率は急落してしまう。
そしてその後を引き継いだ地球戦隊ファイブマンであったが、一度離れた子供たちは簡単には戻ってこず、結果的に的はずれなテコ入れを繰り返し、さらに視聴率が低下するという最悪の事態となる。
当時のスタッフも認めている通り、本作の制作時期はスーパー戦隊シリーズがマンネリ化しており、スタッフ内にもマンネリ感が漂っていたと言われている。
マンネリ化による迷走は、そもそも「地球戦隊ファイブマン」という「五人の戦隊だからファイブマンはないだろう」と思えて仕方の無いとってつけたような印象を植え付けにくいタイトルにも現れており、「兄弟戦隊」という点も「小学校教師」という設定と上手く噛み合っていたとは言えなかった。初期こそ家族らしいやりとりを強調していたものの、回を重ねるごとにどちらかと言えば兄弟のうちの一人を各話の主役に据えた学校関連のエピソードを行うことが増えていき、「家族の絆」というメインテーマは次第に薄くなっていった。
当初は主役中の主役であるファイブレッドとの因縁設定をもった敵の筆頭幹部であるガロア艦長が、元々敵側がエイリアンの混成軍団と言う事もあって回を重ね敗北を重ねるごとに権威が失墜してしまう。
それだけならまだしも、中盤以降テコ入れとしてコメディを重視した作風が増えていったために、ついには第26話「九州だョン」における『さかさまデー』によって、戦闘員にこきつかわれ怪人に土下座するというカリスマブレイクまで行われ、掃除係にまでおちぶれるというコミカルな展開まで描かれてしまい、更には最終話におけるあんまりな最期も相まって、一部からはスーパー戦隊シリーズの筆頭幹部の中でも他の追随を許さない情けなさとまで言われてしまう。
また第23話よりテコ入れとして、メイン視聴層の子供向けに「5くん人形」と言うパペットを作中に登場させてみたものの、余りに幼年層に向けた内容過ぎた事や、本編へ流れを悪くするだけだった事から空砲に終わった。
平均視聴率は4%台と当時としては低い数字で、更に裏番組が「らんま1/2熱闘編」だったこともあって、視聴率面では第26話「九州だョン」の段階で1.8%まで下降し、シリーズ最低視聴率記録を更新してしまった。
※最低視聴率記録は、後に「激走戦隊カーレンジャー」にて暴走戦隊ゾクレンジャーにより更新された。
玩具面でも苦戦したと言われ、特に男性メンバーと女性メンバーの変身アイテムを別々にした事から女性用の変身アイテム「Vチェンジャーコンパクト」の売れ行きがイマイチであったという。加えて年末商戦の目玉であった基地ロボ「マックスマグマ」に至っては売り上げ不振で大量の在庫を出してしまうと言う状況となった。
この「マックスマグマ」は必殺技のポーズをとることが出来ないなどプレイバリューのイマイチさも指摘される一方で、バブル崩壊後の放送当時に¥16800と高額な商品だったことがメインターゲットから受け入れられなかったと言われている。前年「高速戦隊ターボレンジャー」の基地ロボ「ターボビルダー」が好調な売れ行きを示したのとは対照的だが、この「ターボビルダー」も¥12000と高額な商品であったため、実際は単なる価格面の問題だけではなく、2年立て続けに発売される同じような幅1m弱にも及ぶ大型な玩具の購入を児童の親から敬遠された、という見方もある。現に、翌年「鳥人戦隊ジェットマン」では基地ロボは発売されず小型の3号ロボ「テトラボーイ」の発売に留まり、更に翌年の「恐竜戦隊ジュウレンジャー」の大型玩具「キングブラキオン」も、¥9800と「マックスマグマ」と比べ大幅に価格を抑えている。
また本作の放送当時は裏番組だけでなく、同時期の特撮番組においても戦隊シリーズ同様、時間帯の変更などでそれまで低迷していたメタルヒーローシリーズが、この1990年には「特警ウインスペクター」の好調で大きく盛り返していた年でもあった為に、その人気に一定の支持層が奪われていったことも原因として挙げられる。実際当時バンダイの玩具担当者だった野中剛は、アイテム数が少ないにも関わらず、「ウインスペクター」の関連商品の総売り上げは「ファイブマン」と並んでいたと述べている。
…と、このように視聴率・商業面両面において数々の迷走により打つ手はないかと思われたファイブマンだったが、後半のあるキャラクターの登場をきっかけに、視聴率が回復する事となった。
「歌でヒーローになる歴戦の勇士」という分かりやすさや、それまでのコメディ路線を一蹴するようなハードなかっこよさを持つキャラクターで、ファイブマンをとことん追い詰める手強いキャラクターとして描かれた。彼の登場は結果として停滞していた番組の雰囲気の救世主となり、スーパーファイブロボの頭部と左腕がもげて倒される、極めつけには(一時的にとはいえ)シュバリエに倒されたレッドが殉職してしまう、第32話『学、死す!』などといった、掟破りの衝撃的なエピソードが並んだ。ハードな展開は盛り上がりを加速させ、そういった状況から自然と生まれるように、スーパー戦隊らしい熱いストーリーと「家族の絆」というメインテーマの強調に貢献したと言えよう。
実際にシュバリエ初登場の第28話以降の視聴率は約8%台と倍増しており、第31話に至っては同じ放送枠のスーパー戦隊シリーズで最高となる13%を記録する等、後半以降は劇的な回復を遂げることに成功した。
スタートではつまずいたものの、中盤からはテコ入れの一部によって人気を回復した「地球戦隊ファイブマン」であったが、これによりマンネリ化による問題点があぶり出される形となったスーパー戦隊シリーズは、翌年次回作である「鳥人戦隊ジェットマン」でメインスタッフの大幅な入れ替えを行い、雨宮慶太や井上敏樹ら新しいスタッフを採用して、更に高年齢層も意識した意欲的な作品作りを行う事となった。
低迷していた負の要素が多い為かDVD化も直近の作品の中では一番後回しにされる等、スーパー戦隊シリーズでも一番の不遇を囲っているとも言われる「地球戦隊ファイブマン」だが、スーパー戦隊シリーズでも屈指の出来の主題歌や、中盤から後半にかけても熱い内容には「もっと評価されるべき」存在とする隠れた名作だとも言える。
シドン星で惑星復興の為に尽力していた星川博士一家が、銀帝軍ゾーンによる攻撃をうけた際に、アーサーG6と共に地球に帰還した星川家の五人の兄妹が「地球戦隊ファイブマン」である。
銀帝軍ゾーンの地球攻撃を予期していた星川兄妹は、アーサーG6が親代わりとなって育てられながら、20年の時の経過の間に惑星開発用のマシンを戦闘用に改造し、銀帝軍ゾーンとタ戦う装備を用意していた。
そして星川兄妹がニュータウン小学校で教鞭をとる生活を送る中、地球に襲来した銀帝軍ゾーンに対して、五人は「地球戦隊ファイブマン」となった。
ファイブマンの標準装備 |
Vチェンジャーブレス/Vチェンジャーコンパクト |
ファイブラスター/Vパワーグリップ/Vサーベル |
ファイブテクター |
ホークアロー |
と、スーパー戦隊初のらしい「本名→コードネーム」順に名乗りを行う(毎回行っているわけではない)。
また、星川兄妹五人は全員「ニュータウン小学校」の教師となっているが、
点については、現代の日本とは異なる教育制度なのだと空気を読もう。
「星川学」 演:藤敏也 | |
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「ファイブレッド」 演:新堀和男 | |
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※放送当時「星川学」兄さんの人気は高く、白衣を着るだけと言う簡単なコスプレ要素もあって、学兄さんのコスプレが大量発生したイベントがあったりしたらしい。
「星川健」 演:信達谷圭 | |
「ファイブブルー」 演:石垣広文 | |
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※ファイブブルーに変身する星川健を演じた「信達谷圭」は、「しんだちや・けい」と読み、ウルトラシリーズにも出演経験がある。
「星川文矢」 演:小林良平 | |
「ファイブブラック」 演:大藤直樹 | |
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※双子の星川文矢と星川レミを演じた小林良平と早瀬恵子は、地球戦隊ファイブマンでの競演が縁で、放送終了後に結婚して子供を設けている。同一戦隊メンバー同士での結婚はこれが唯一の例であるが、後に離婚している。ただし近年は宮澤寿梨(ギンガピンク・サヤ)のインスタグラムにて、藤敏也(星川学)と共に再会している様子も見られる為、確執があるという訳ではない模様。
「星川数美」 演:宮田かずこ | |
「ファイブピンク」 演:蜂須賀昭二 | |
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※ファイブピンクは、スーパー戦隊シリーズ初めての「イエロー」より順番が前の「ピンク」である。
「星川レミ」 演:早瀬恵子 | |
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「ファイブイエロー」 演:蜂須賀祐一 | |
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※早瀬恵子は、「咲田めぐみ」へ改名後に「忍者戦隊カクレンジャー」で「花のくの一組」を演じ、その後「成嶋涼」に改名した。
ファイブマンの必殺技は、全員の固有技を次々と繰り出すというある意味オリジナリティの無い「ブラザーアタック」、アーサーG6が変形する「アースカノン」、そしてテコ入れ用のフォーメーションアタック系の技「スーパーファイブボール」 とあり、アースカノンを除けばやっつけ感が強く、番組作りに「迷走」したファイブマンらしいと言える。
ブラザーアタック |
アースカノン |
スーパーファイブボール |
「合体!トリプルジョイント!」 |
ファイブマンの1号ロボ「ファイブロボ」は、星川博士により設計・開発された兄弟ロボのうちの「お兄ちゃん」にあたるロボットである。
ファイブロボ | |||||
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全長:25.5m | |||||
重量:83t | |||||
最高速:マッハ4 | |||||
全長:22.9m | |||||
重量:147t | |||||
最高速:420km/h | |||||
全長:12.3m | |||||
重量:38t | |||||
最高速:700km/h | |||||
全長:34.1m | |||||
重量:268t | |||||
最高速:390km/h |
ファイブロボは、スーパー戦隊シリーズでも屈指の小型の1号ロボで、外観も目立った突起物や飾りの無いシンプルなデザインとなっている。その為、スーパー戦隊シリーズの1号ロボでもダントツの見た目のインパクトの薄さを誇るロボットだと言える。また頭部デザインも地味で、ある意味「スターファイブ」の方がまだ主役ロボっぽい顔をしている。
余談になるが後年「ガオレンジャーVSスーパー戦隊」の歴代レッドマシンによる総攻撃時のBGMはファイブロボのテーマソングである「五つの心でファイブロボ」だった。
「変形!スターラウンド!」 |
ファイブマンの2号ロボ「スターファイブ」は、シドン星の戦いから奇跡的に生き残った星川博士が、地球に帰還する為に設計・開発したロボットであり、同じ父親から生まれた兄弟ロボットの弟くんと言える。
スターキャリア/スターファイブ | |||||
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お兄ちゃんがもっていない「名前のある必殺技」を持っている弟ロボだが、こちらもまた基本的に地味なシルエットをしているが、頭部がお兄ちゃんよりも幾分主役ロボっぽいマスクフェイスになっている。
「合体!スーパーブラザージョイント!」 |
ファイブロボが分離したスターファイブと合体した姿が「スーパーファイブロボ」である。
とりあえず・・・「ブラザージョイント!」って言葉に卑猥さを感じる駄目な子にはスーパーベクトルパンチです。
スーパーファイブロボ | |||||
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玩具では、巨大な高下駄状の足と、足に二段の高下駄を履いた事により、全長の半分以上もある長い脚に目を引くが、番組中では調整されている為、巨大ロボが合体した姿なのに、とてもすっきりとしたシルエットをしている。
「合体!マックスクロス!」 |
本来ならファイブロボのお兄ちゃんとも言えるロボットがファイブマンの不良債権ピザ巨大ロボが「マックスマグマ」である。「マッスグマ」ではない。
マグマベース | ||||
マックスマグマ | ||||
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バブル崩壊が始まった頃に、ファイブブルーとファイブピンクの中の人による実演ビデオ付きで16800円と言う高額アイテムとして登場したが、シルエットは寸胴のピザロボで、ダイヤモンドマックスの発射態勢すらとれないというプレイバリューの低さと、そのあまりの巨大さから敬遠されたのか売れ残って値崩れを起こし、不良債権な基地ロボとなってしまった。顔はハンサムなんだけどね。
「アーサーG6」 CV:松本梨香 演:田邊智恵
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「星川博士(ほしかわはかせ)」 演:三ツ木清隆
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「星川緑(ほしかわ・みどり)」 演:石井めぐみ |
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「宇宙の暴れウルフ・グンサー」 演:日下秀昭
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「イーヤ」/「トーヤ」 |
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「百合子」 演:中村容子 |
その他、最終回の重要アイテムとなるシドンの花を星川学と共に咲かせ、銀帝軍ゾーンから守り抜いたニュータウン小学校の生徒達がいる。
銀河戦艦バルガイヤーとエイリアン軍団を率いて999個の星(シドン星のその一つ)を滅ぼし、1000個目のターゲットとして地球に来襲した、銀河皇帝メドー率いる悪の軍団が「銀帝軍ゾーン」である。
※バルガイヤー艦内では、「ドルエン」と言う独自通貨が流通しており、日本円に換算すると1ドルエン=約100円となる。
「バルゴール」と言う二連装のビーム砲を装備した円盤を配備しており、円盤形態で飛行する他、円盤下部から6本の脚を出して回転させながら地上をホバリング移動する戦車形態にもなる。ちなみに1機の値段は5万ドルエン(500万円)である。安!
そして、銀帝軍ゾーンを語る上でかかせないのが「さかさまデー」の存在である。
20年に一度訪れる「さかさまデー」では、1日だけ銀河皇帝メドー以外の地位が完全に逆転し、それまで悪役カースト制度の底辺であった戦闘員バツラー兵が最上位となり、銀河闘士→幹部→艦長の順に地位が低くなるというものである。
作中でも20年に一度の「さかさまデー」があり、ガロア艦長については、バツラー兵にファイブマンを倒さないと処刑するとまで脅され、ファイブマンに挑んであぶなくなると銀河闘士に土下座すると言う最悪の一日となり、ガロア艦長のカリスマを崩壊させてネタキャラ化させたエピソードとなった。
「銀河皇帝メドー」 CV:金野恵子 演:松井千佳 |
「初代艦長シュバリエ 」 演:植村喜八郎
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銀河戦隊ギンガマン |
「ソーラ/ダークソーラ」 演:水野美紀
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「ニコニコ大百科は常時さかさまデーだ!」
戦闘員 |
バツラー兵 |
怪人 |
銀河闘士
合身銀河闘士 |
幹部 |
「銀河剣士ビリオン」 演:山下伸二
「銀河博士ドルドラ」 演:西初恵
「銀河の牙ザザ」 演:渡辺元子
「銀河商人ドンゴロス」 CV:神山卓三/加藤治 演:竹内康博 |
最下級の汚物艦長 |
「ガロア艦長」 演:石川武
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巨大化獣ゴルリン |
黒ゴルリン |
ビッグガロアン |
銀帝軍ゾーンの旗艦である巨大戦艦が「銀河戦艦バルガイヤー」である。
銀河皇帝メドーや配下の宇宙人達を乗せて999個の星を滅ぼしてきており、地球に来襲後は北極に着陸して銀帝軍ゾーンの地球を滅ぼす拠点となった。内部は、ビリオンやエイリアンの溜まり場である酒場や全て洋式のトイレ等の設備があり、作中で天井裏まで詳細な描写がされている。またバルガイヤー自身は「自己の意思」を持っている。
・・・実は・・・
銀帝軍ゾーンの真の支配者であり、銀河皇帝メドーは、バルガイヤーの求愛から逃れようとして事故死した少女の幻影だった。(バルガイヤーの内部に遺骸が棺に納められていた)
その目的は滅ぼした星のエキスを1000個吸収して神となる事であり、少女メドーの幻影を利用して銀帝軍ゾーンに所属する宇宙人達を最後まで欺き続けていたのである。
物語終盤には、地球戦隊ファイブマンとの戦いに苦戦する幹部に自らの存在を暴露し、銀河博士ドルドラを発狂させたり、シュバリエにファイブマンを倒すように仕向けておきながら、実は、歴戦の戦いで殺戮を繰り返して数多くの血を浴びているシュバリエが戦死した際に、その「最高極上の死のエキス」となった体を使って銀河超獣バルガイヤーへと脱皮するのが目的だったりと、腹黒にも程がある姿を見せる。
ファイブレッドとの戦いに敗れたシュバリエの遺体を取り込んで進化した銀河超獣バルガイヤーの戦闘力は、鉄壁のマグマベースを完全に破壊し、スーパーファイブロボですら手も足もでない状態だったが、星川学がニュータウン小学校の小学生達と育て、生徒達が守りぬいたシドンの花によりメドーの遺体が浄化され魂が解放されると弱体化し、スーパーファイブロボの攻撃をうけて、守銭奴魂により逃げ遅れたドンゴロスやメドーの棺に挟まって出られないガロア艦長を道連れに爆発した。
※シドンの花が弱点であることについては、一度滅ぼした惑星が復活した証が出現することにより、星を滅ぼしたことがリセットされて力を失ったとする説がある。
「5くん人形」 CV:平辻朝子・太地琴恵・高坂真琴・桑原たけし |
「ガロアどん」 CV:梅津秀行・逸見慶子(24話のみ) |
メインターゲットである児童層へのアピールを狙ってのテコ入れと思われる5くん人形だったが、本編との落差が激しく、突然現れる事で進行が妨げられる等評判は芳しくなかった為、第35話以降登場しなくなり、地球戦隊ファイブマンの迷走要素の一つとなってしまった。
※シュバリエの登場で盛り返さなかったらどうなっていたことやら・・・
星川家 |
スーツアクター |
銀帝軍ゾーン |
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星川学 | 演:藤敏也 | ファイブレッド | 演:新堀和男 | 銀河皇帝メドー | 演:松井千佳 |
星川健 | 演:信達谷圭 | ファイブブルー | 演:石垣広文 | CV:金野恵子 | |
星川文矢 | 演:小林良平 | ファイブブラック | 演:大藤直樹 | ガロア艦長 | 演:石川武 |
星川数美 | 演:宮田かずこ | ファイブピンク | 演:蜂須賀昭二 | 銀河剣士ビリオン | 演:山下伸二 |
星川レミ | 演:早瀬恵子 | ファイブイエロー | 演:蜂須賀祐一 | 銀河博士ドルドラ | 演:西初恵 |
アーサーG6 | CV:松本梨香 | アーサーG6 | 演:田邊智恵 | 銀河の牙ザザ | 演:渡辺元子 |
星川博士 | 演:三ツ木清隆 | ファイブロボ | 演:日下秀昭 | 銀河商人ドンゴロス | CV:神山卓三(1~4話) |
星川緑 | 演:石井めぐみ | スターファイブ | 演:石垣広文 | CV:加藤治(5話~) | |
グンサー | 演:日下秀昭 | スーパーファイブロボ | 演:日下秀昭 | 演:竹内康博 | |
5くん人形 | CV:平辻朝子 | ガロアどん | CV:梅津秀行 | 初代艦長シュバリエ | 演:植村喜八郎 |
CV:太地琴恵 | CV:逸見慶子(24話) | ソーラ | 演:水野美紀 | ||
CV:高坂真琴 | ナレーション | 声:小野田英一 | 銀河戦艦バルガイヤー | CV:加藤精三 | |
CV:桑原たけし | 銀河超獣バルガイヤー |
原作 | 八手三郎 | プロデューサー | 宇都宮恭三(テレビ朝日)、鈴木武幸(東映) |
監督 | 長石多可男、蓑輪雅夫、新井清、東條昭平 | 脚本 | 曽田博久、渡辺麻実、藤井邦夫、井上敏樹 |
アクション監督 | 竹田道弘 | 音楽 | 吉田明彦 |
撮影 | いのくままさお | 造型 | 前沢範、レインボー造型企画 |
特撮監督 | 佛田洋(特撮研究所) | キャラクターデザイン | 大畑晃一、篠原保 |
連載 | テレビマガジン、てれびくん、テレビランド | 製作 | テレビ朝日、東映、東映エージエンシー |
曲名 | 歌 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | |
OP | 「地球戦隊ファイブマン」 | 鈴木けんじ | 売野雅勇 | 小杉保夫 | 山本健司 |
ED | 「ファイブマン、愛のテーマ」 | 鈴木けんじ | 売野雅勇 | 小杉保夫 | 松下一也 |
No. | 放映日 | サブタイトル | 敵(銀河闘士等) | 敵(ゴルリン) | 監督 | 脚本 |
1 | 1990.03.02 | 五兄弟戦士 | ガメルギン | 長石多可男 | 曽田博久 | |
2 | 1990.03.09 | 父の仇!母の仇 | ガメルギン | ゴルリン1号 | 長石多可男 | 曽田博久 |
3 | 1990.03.16 | 挑戦!銀河の虎 | トラルギン | ゴルリン2号 | 蓑輪雅夫 | 曽田博久 |
4 | 1990.03.23 | 地球を酔わせろ | ゾウルギン | ゴルリン3号 | 蓑輪雅夫 | 曽田博久 |
5 | 1990.03.30 | みなしご銀河卵 | コンドルギン | ゴルリン4号 | 新井 清 | 曽田博久 |
6 | 1990.04.06 | 働き者は嫌いだ | エノキラーギン | ゴルリン5号 | 新井 清 | 渡辺麻美 |
7 | 1990.04.13 | 45mの小学生 | サイラギン | ゴルリン6号 | 長石多可男 | 曽田博久 |
8 | 1990.04.20 | 輝け!一粒の命 | オオカミルギン | ゴルリン7号 | 長石多可男 | 藤井邦夫 |
9 | 1990.04.27 | 登場ギンガマン | ガガーギン 銀河戦隊ギンガマン |
ゴルリン8号 | 東條昭平 | 曽田博久 |
10 | 1990.05.04 | 俺の血を吸え! | カブトギン | ゴルリン9号 | 東條昭平 | 井上敏樹 |
11 | 1990.05.11 | あぶない宝さがし | モグラルギン | ゴルリン10号 | 蓑輪雅夫 | 藤井邦夫 |
12 | 1990.05.18 | アーサー超変型 | デンキウナギン | 蓑輪雅夫 | 曽田博久 | |
13 | 1990.05.25 | ドレミファイト | トドルギン | ゴルリン11号 | 長石多可男 | 曽田博久 |
14 | 1990.06.01 | 可愛いウソつき | コウモルギン | ゴルリン12号 | 長石多可男 | 曽田博久 |
15 | 1990.06.08 | レッドが二人!! | シドンデモン | ゴルリン13号 | 東條昭平 | 曽田博久 |
16 | 1990.06.15 | 腹ぺこヒーロー | ゴキラーギン | ゴルリン14号 | 東條昭平 | 渡辺麻美 |
17 | 1990.06.22 | 文矢の交際宣言 | クモルギン | ゴルリン15号 | 長石多可男 | 藤井邦夫 |
18 | 1990.06.29 | お金貯めます!! | ブタルギン | ゴルリン16号 | 長石多可男 | 井上敏樹 |
19 | 1990.07.06 | 赤いけんかロボ | サイラギン | 蓑輪雅夫 | 曽田博久 | |
20 | 1990.07.13 | 燃える兄弟ロボ | バールギン | 蓑輪雅夫 | 曽田博久 | |
21 | 1990.07.20 | 跳び箱3人組 | アメーバルギン | ゴルリン17号 | 長石多可男 | 曽田博久 |
22 | 1990.07.27 | 光る美青年 | クイーンキラー | ゴルリン18号 | 長石多可男 | 渡辺麻美 |
23 | 1990.08.03 | 5くん人形 | カイジュルギン | ゴルリン19号 | 東條昭平 | 曽田博久 |
24 | 1990.08.10 | のろ亀忍者 | バツラギン | ゴルリン20号 | 東條昭平 | 曽田博久 |
25 | 1990.08.17 | 友情の桜島 | ライオギン 銀河戦隊ギンガマン |
ゴルリン21号 | 長石多可男 | 曽田博久 |
26 | 1990.08.24 | 九州だョン | コガネギン | ゴルリン22号 | 長石多可男 | 曽田博久 |
27 | 1990.08.31 | 眠れば死ぬ | カマキラーギン | ゴルリン23号 | 東條昭平 | 井上敏樹 |
28 | 1990.09.07 | 地獄の合唱 | コオロギン 銀河戦隊ギンガマン |
蓑輪雅夫 | 曽田博久 | |
29 | 1990.09.14 | 合身VS合体 | カニアリギン 銀河戦隊ギンガマン |
ゴルリン24号 | 蓑輪雅夫 | 曽田博久 |
30 | 1990.09.21 | 黒ゴルリン | イカタマギン | ゴルリン25号 | 東條昭平 | 曽田博久 |
31 | 1990.09.28 | あぶない母 | タヌキツネギン | ゴルリン26号 | 東條昭平 | 曽田博久 |
32 | 1990.10.05 | 学、死す! | ワニカエルギン | ゴルリン27号 | 長石多可男 | 井上敏樹 |
33 | 1990.10.12 | 必殺裏返し | ゴリワシギン | 黒ゴルリン ゴルリン28号 |
長石多可男 | 曽田博久 |
34 | 1990.10.19 | 人間カン詰 | サメジゴクギン 銀河戦隊ギンガマン |
ゴルリン29号 | 蓑輪雅夫 | 曽田博久 |
35 | 1990.10.26 | 学の秘密 | ヒョウコブラルギン 銀河戦隊ギンガマン |
ゴルリン30号 | 蓑輪雅夫 | 藤井邦夫 |
36 | 1990.11.02 | 双子大作戦 | サソリナマズギン 銀河戦隊ギンガマン |
ゴルリン31号 | 東條昭平 | 渡辺麻美 |
37 | 1990.11.09 | 人間大砲 | サザエマジロギン 銀河戦隊ギンガマン |
ゴルリン32号 | 東條昭平 | 曽田博久 |
38 | 1990.11.16 | 偽兄弟先生 | アンモナイトン 銀河戦隊ギンガマン |
長石多可男 | 井上敏樹 | |
39 | 1990.11.23 | 愛を下さい | ソーラ ダークソーラ |
長石多可男 | 渡辺麻美 | |
40 | 1990.11.30 | 少年真神剣 | サーベルギン サーベルビリオン |
蓑輪雅夫 | 渡辺麻美 | |
41 | 1990.12.07 | 怖いデート | カメレザルギン 銀河戦隊ギンガマン |
ゴルリン33号 | 蓑輪雅夫 | 藤井邦夫 |
42 | 1990.12.14 | カンフー魂 | ヒルアゲハギン | ゴルリン34号 | 東條昭平 | 曽田博久 |
43 | 1990.12.21 | テレビの恋 | テラノTVギン 銀河戦隊ギンガマン |
ゴルリン35号 | 東條昭平 | 曽田博久 |
44 | 199101.11 | 死闘ロボ戦 | ビッグガロアン 銀河戦隊ギンガマン |
ゴルリン36号 | 長石多可男 | 曽田博久 |
45 | 199101.18 | 敵基地突入 | イワカセキギン 銀河戦隊ギンガマン |
長石多可男 | 曽田博久 | |
46 | 199101.25 | 父母の行方 | バラドルギン | ゴルリン37号 | 長石多可男 | 曽田博久 |
47 | 1991.02.01 | 超獣大脱皮 | 銀河戦隊ギンガマン 銀河超獣バルガイヤー |
黒ゴルリン | 東條昭平 | 曽田博久 |
48 | 1991.02.08 | 星への旅立ち | 銀河超獣ガイヤー | 東條昭平 | 曽田博久 |
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掲示板
252 ななしのよっしん
2025/01/19(日) 14:58:24 ID: spJPkmf4we
>>251
そういや今回の炎上よりずっと前からヤバめのインフルエンサーになってる戦隊OBがいたのすっかり忘れてたわ…
こうやって他にやらかしてる人達が相対的に株上がってるのひどい
253 ななしのよっしん
2025/01/21(火) 21:44:23 ID: udhSe4RITy
ファイブマンは打ち切り検討とかマックスマグマとか当時の歴代最低視聴率出した九州の金玉とか悪い部分はあるけど
宣伝内容の無料公開の1話と2話ら歴代作品の中でも堂々と出せる良内容の始まりだから
他作品を蔑む事もなくただファイブマンを宜しく的な宣伝で良かったのに
254 ななしのよっしん
2025/01/21(火) 21:50:01 ID: YJ6nMRGZN+
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最終更新:2025/03/26(水) 10:00
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